ラスロー:よ 皇帝陛下が我々をお呼びだ
 わしはてっきり祭典の打ち合わせかと思っていたが…
 そんな悠長な話ではないらしい ともかく、陛下のもとへ参ろう

フリードルム2世:そろったか… その方らに大事な話がある
 統一の祭典は中止… いや、延期とする
 その前に、やはりやらねばならぬことがあるのだ…
 大陸で唯一我が領土となっておらぬ土地 ウィッグ神教団の法王領を攻め取る!
ラスロー:お待ちください、皇帝陛下! それだけはなりませぬ!
 ウィッグ教は大陸全土の民衆にあつく信仰されている宗教ですぞ!
 これを攻撃したりしたら民衆のラーナに対する怒りが爆発すること
 間違いありませぬ
 何とぞ、そのような暴挙は思いとどまってください!
フリードルム2世:…… とうとう本性を現したか
 ラーナに深き忠誠を誓ったおまえゆえ 今までの行動は多めに見てきたが…
 ラスロー、おまえを宰相の任から解く ただ今よりオズワルドが宰相だ
 公の席で余に背いた罪は重いぞ… 自宅にて謹慎しておれ!
ラスロー:どうしてもご理解いただけぬか…

フリードルム2世:オズワルド、
 こたびはその方らが連れ立って出陣いたせ
 もはや世に逆らう者はおらん 2人が城を空けるとも危険はない
 では、準備を済ませてすぐ出発せよ 余自身も出陣するつもりだ
 (20000Gを受け取った)
マルガレーテ:オズワルド、… 最後の戦いに向かうのですね
 健闘を祈ってます
オズワルド:お任せください、マルガレーテさま!

オズワルド:ラスローよ、いつまでここにいるのだ
 自宅で謹慎するように言われたはずだぞ すぐに城を去れ
 わたしは戦闘準備を整えてくる 後ほど会おう

ラスロー:よ… おまえを見込んで頼みたいことがある
 ここではできぬ話だ… わしと一緒に酒場まで来てくれ
:どんな話でしょうか…?

ラスロー:よ、わしはもう皇帝の暴挙を許すことができぬ
 いや、わしが罷免されたことではない
 ウィッグ神教団を攻め取るということをだ
 そんなことをしたらラーナは確実に民衆を敵に回す…
 わしは最後の手段でこれを阻止する!
:最後の手段…
ラスロー:うむ、皇帝を暗殺しわしが大陸に新たな秩序を築く!
 味方してくれるな?
:わかりました そうするしかないのなら…
ラスロー:よし、ならば手はずを決めるぞ
 おまえは何食わぬ顔をして謁見の間へ出陣のあいさつに行け
 あとはわしに任せておけばよい 頼んだぞ!

マルガレーテ:ラーナの名に恥じぬ戦いをしてくるのですよ
オズワルド:わたしに遅れをとるなよ
フリードルム2世:支度はよいな?
(いいえ)
フリードルム2世:急げ、オズワルドはその方を待っておるぞ

(はい)
フリードルム2世:うむ、オズワルドと手柄を競ってこい!
オズワルド:どの、参るぞ!

フリードルム2世:どうした なぜ行かぬ?
 ラスロー… 謹慎しておれというのがわからんか!
ラスロー:油断しおったな… 思い上がったおろかな皇帝よ!
 オズワルドが出払ったこの城に残っておるのはわしとの私兵のみ…
 ウィッグ教を守るため、死んでもらうぞ!
フリードルム2世:、その方までラスローに荷担するか!
 おのれ、不忠者どもめ…
マルガレーテ:ラスロー! おまえという男は…
 、あなたはラスローにだまされているのです 目を覚ましなさい!
:マルガレーテさま、申しわけありません
 ですが、こうする以外ないのです!
ラスロー:今さら悔いても遅いぞ! あの世で神に詫びるがいい!

オズワルド:? どういうことだ?
 ! なぜわたしのあとに続かぬのだ!
:…………
ラスロー:はっはっはっは… わしが教えてやろう!
オズワルド:元宰相どの… これはいったいどういうことですかな?
ラスロー:くっ… 宰相職をわしからかすめとった男が…
 まあそれも今日までのこと…
 皇帝がどうしても法王との争いをやめぬというのでな…
 皇帝には死んでいただいた…
オズワルド:!! なに………
ラスロー:もわしのやり方に賛同してくれた…
 ゆえにおまえたちと行動をともにせぬのだ…
ミカエル:まことか? よ!
 貴様とて陛下のお引き立てがあればこそ騎士として振る舞うことが
 許されたのであろうが!
:…………
ラスロー:おまえたちもおとなしく降伏せよ!
 さもなければ… 皇女マルガレーテの命はない!
オズワルド:くっ…ラスローめ… マルガレーテさまを人質にとるとは…
ミカエル:ひきょうなヤツめ! 許せぬ!
ラスロー:ふっ… なんとでも言うがいい…
 は真にラーナのためを思ってわしへの協力を誓ってくれた…
 おまえたちも新しいラーナを築くためわしと力を合わせようではないか!
:…………
ミカエル:………… 皇帝殺しの男が何を言うか…
 全軍に告ぐ! あの男を血祭りにあげ陛下の魂を弔うのだ!
ジョセフィーヌ:かしこまりました!
オズワルド:………… いくぞ…ビスルクアス
ビスルクアス:はっ!
アナスタシア:… 本当にこれでいいの?
:…………
リューク:どちらにしてももう後戻りはできないんだ…
 前に進むしかないさ… いくぜ!


任務:軍事革命(ラーナ)
勝利条件:敵の全滅
敗北条件:の死亡

敵編成:雷光聖帝騎士団8中隊・雷鳴騎士団6中隊
オズワルド(MV18〜19)
ビスルクアス
ミカエル
ジョセフィーヌ

友軍:神聖ラーナ帝国3中隊
ラスロー


ラスロー:バカな騎士どもめ… なぜ国の将来を考えようとせんのだ!
 それともわしの考えが間違っているとでもいうのか!
 だが、刃向かってくる者には容赦はできぬ!
 よ オズワルドの相手を頼む ヤツをこの城に近づけてはならぬぞ!
:…………


アナスタシア:本当にこんなやり方でしか平和は取り戻せないのかしら?
リューク:相手が誰だろうとビビってらんねぇぜ… やってやる!
ルイーザ:この戦いの行方が、ラーナの そして大陸全体の将来を左右するのね…
 負けられはしないわ!
アントニオ:雷光聖帝騎士団に雷鳴騎士団か… きびしい戦いになりそうだぜ…
ギルフォード:…………
ビスルクアス:わたしをここまでにしてくださった皇帝陛下が…
 許さぬぞ! 貴様ら!
ミカエル:皇帝殺しに従うとは 貴様らそれでもラーナの人間か!
ジョセフィーヌ:なんとしてもマルガレーテさまを救出せねばなりませんね!


◆ラスローが敗北:
ラスロー:ふっ… 政治のわからぬ騎士どもが…
 … あとはおまえに任せる… 必ずヤツらを討ち果たせよ…
:…………


◆対ジョセフィーヌ

ジョセフィーヌ:あなたのような方がどうして
 ラスローの謀反に荷担するのですか?
:自分にはラスローどののやりかたの方が正しいように思えたんです!
ジョセフィーヌ:そうですか… 信念に基づいての行動というわけですね
 ならばわたしはわたしの信念に基づいてあなたを討つ… それだけです!

>ラスロー
ラスロー:ほう…おまえのような二流の騎士までが
 このわしに逆らおうというのか…
ジョセフィーヌ:たしかに騎士としてはまだまだ未熟者かもしれません…
 しかし あなたを討ちたいという気持ちは誰にも負けないつもりです!

>ジョセフィーヌ撃破
ジョセフィーヌ:すみません… わたしはここまでのようです…


◆対ミカエル

ミカエル:貴様ーっ! よくも皇帝陛下を!
:ミカエルさま… 民衆は平和を望んでいるのです…
 それなのに陛下はまた新たな戦いを起こそうとなされた…
 自分はそれを防ぎたかったのです…
ミカエル:問答無用! いくぞ! 

>ラスロー
ミカエル:ラスローよ! 己の罪は己の血でつぐなえ!
ラスロー:おまえごときにわしを倒せると思ったか!
 皇帝ともども、あの世へ送ってやるわ!

>ミカエル撃破
ミカエル:こ…この俺が… あんなヤツに負けるというのか!


◆対ビスルクアス
ビスルクアス:どの! なぜラスローに手を貸すのだ!
:ラーナが法王と戦うことはなんとしても避けたいんだ!
 もしそんなことになれば国内の信者が立ち上がって
 激しい内戦になることは目に見えている
ビスルクアス:どんな理屈をならべても皇帝殺しは正当化できんぞ!

>ラスロー
ビスルクアス:今のわたしがあるのもすべて陛下のご恩あってこそ…
 貴様だけは… 貴様だけは許しはせん!
ラスロー:ほう…おまえにそのような激情家の一面があったとは意外だな…
 しかし、そう熱くなっては自慢の頭脳に狂いが生じかねんぞ… 大丈夫か?
ビスルクアス:そんな口をきけるのもここまでだ ラスロー、覚悟しろ!

>ビスルクアス撃破
ビスルクアス:くっ…悔しいが… 力及ばなかったか…


◆対オズワルド

オズワルド:
 まずはここで貴殿を倒し 次は城のラスローを倒す…
:どうしても剣をおさめてはいただけないのですね…
オズワルド:無論だ…、それに1度貴殿とは戦ってみたくもあったのだ
 ここは一騎討ちで勝負をつけようではないか
(受ける)
 オズワルド:それでこそ陛下が見込まれた男だ…
 ではいくぞ! 

 :いつかこんな日が来るのではと恐れてはいたが…
 あのオズワルドさまと戦うことになるとは…

 オズワルド:なぜラスローに手を貸す!
 陛下を害してまでいったい何を求める!
 :オズワルドさま! ラーナの未来を賭けて…いざ勝負!
 
 >オズワルドのパワースラッシュ(両手剣TP5)
 オズワルド:ぬうぅ… パワースラッシュ!

 >の最後の一撃
 :これが… 最後の一撃…
  オズワルドさま! あなたを倒す!
 オズワルド:やる…さすがに陛下が見込まれただけのことはあるな…

 >オズワルドの最後の一撃
 オズワルド:悪く思うな…よ…
 すべての片をつけさせてもらう!

(断る)
 オズワルド:断るだと… ひきょう者め! 臆したか!
 :…………

>アナスタシア
アナスタシア:あたしたちが正しいのか それとも間違っているのか
 わからない…
 でもここで負けてしまったらそれを確かめることさえできないから…
 あたしは戦うわ…最後まで!
オズワルド:よい覚悟だな… ではわたしも力の限り相手をしよう… いくぞ!

>リューク
リューク:悪いがあんたはこの俺が倒すぜ!
 この戦いだけは負けられねぇんだ!
オズワルド:それは我らも同じ… 決して負けるわけにはいかん!

>ルイーザ
オズワルド:そなたは騎士に憧れていたのではなかったか?
 騎士にとって主殺しがどれほど罪なことかわからぬわけではあるまい…
ルイーザ:はい… よくわかっております…
 でも自分たちが汚名をかぶることよりも無益な戦いが続くことの方が
 もっとつらいのです…
 オズワルドさまならわかっていただけましょう…
オズワルド:………… しかし、わたしは騎士だ
 主を殺したものを見逃すわけにはいかん そなたを討たねばならぬ!

>アントニオ
アントニオ:マルガレーテさまはご無事だ… そうあせることはねぇぜ…
オズワルド:なに?
アントニオ:行くなら、この俺を倒してからにしないか?
オズワルド:ふっ… いいだろう…

>ギルフォード
オズワルド:あの大魔法使いが相手とはおもしろい
 久々に楽しい戦いができそうだな…
ギルフォード:…………  武人とは悲しきもの…
 あなたほどの人物でさえ 戦いの興奮に飲み込まれてしまうのか…

>ラスロー
オズワルド:元宰相どの…
 これほどの大事を引き起こすとはよほどの覚悟があってのこと…
 あえて非難はいたさぬ
ラスロー:ほう…
オズワルド:しかし、この手で貴様を倒さねばわたしの血がおさまらぬのだ!

>オズワルド撃破
オズワルド:くっ… しまった…
 かくなる上は天界にて陛下を…お守りせん……


>敵軍が全滅
:………… これで俺たちの勝利だ…
アナスタシア:本当に… 本当にこれでよかったのかな…
リューク:なんだか後味悪いぜ…
 昨日まで仲間だったヤツらと戦っちまったからかな…
(ラスローが戦場に残っている場合)
 ラスロー:… よくオズワルドたちを倒してくれたな…
  まずは城内へ戻られよ そして今後のことを話し合おうではないか…
 :…………


>エンディング
ラスロー:さま 今日からあなたが皇帝です
 どうぞ玉座ヘお進みください
:こうか…
イグナティウス:やりましたな、ラスローどの!
ラスロー:これはこれは、お早いお着きですな
イグナティウス:よ 貴兄と一戦交えたときは
 まこと憎らしい男と思ったが…
 貴兄の本心は別にあったのじゃな
ラスロー:そのことですが、大司教どの 彼について1つ頼みがあるのです
 彼が神聖皇帝となれるよう取り計らっていただけませぬか?
イグナティウス:の働きには法王様もいたくお喜びじゃ
 必ずや、よいお返事をしてもらえよう
 わしはすぐに戻らねばならんが 次に来るときは法王様より莫大な恩賞を
 預かってくることじゃろうて
 どのも楽しみに待っていなされ ではこれにて!

ラスロー:さて陛下、すぐ国務に取りかかりますぞ
 まず始めに、マルガレーテの処分ですが
 これは処刑か国外追放しかございませぬな?
:いや、城外追放でいいでしょう
 金や衣類も十分用意してあげてください
ラスロー:これはまた寛大な… もちろん、陛下のご意向に従いますが
:宰相どの… いやラスローどの
 その言葉づかいは、やめてください
 それに… なぜご自身が皇帝にならないのです?
ラスロー:ククク… わたくしは大物の陰で陰謀を巡らす方が
 性にあってましての
 陛下のように強い身体も持っておりませぬし…
 それより陛下 今後のウィッグ神教団との折衝をすべてわたくしに
 任せていただきたいのですが よろしいですかな?
:ああ、かまいませ… いや、かまわんぞ
 仲間たちに会いに行きたいのだが… かまわないか?
ラスロー:もちろんです… ただし… あまり遅くならないように


:アナスタシア、ここで待っていたのか
 今度こそ、本当の平和がやってきたようだ
アナスタシア:ええ、みんなの表情を見ていればわかるわ
 みんなとても楽しそうだもの
 ねぇ、広場へ行きましょうよ 祭典の準備が進んでいるわ
:ああ、行ってみよう

ルイーザ:あらっ、あなたたちもここの様子を見に来たの?
:そうだ、祭典の準備も再開しないと…
アナスタシア:でも皇帝はいないし 誰が指揮をとるの?
:実は自分が新しい皇帝になったのだ
アナスタシア:え? ほんとなの? が皇帝に?
:ああ、本当だ 突然こんなことになって戸惑ってるよ
ルイーザ:マルガレーテさまが城を追い出されてどうなるのかと思ってたけど
 が皇帝なんて…
 ねえ、ウィッグ神教団とはこれからどうしていくつもりなの?
:ウィッグ神教団のことはラスローにすべて任せている
 彼なら悪いようにはしないだろう
ルイーザ:そうなの…
 それじゃ、わたしは念のため辺りの見回りを続けるわ
アナスタシア:ルイーザはが皇帝になったのがうれしくないのかしら
:いや… ルイーザは、この国のことを誰よりも真剣に考えているんだ
 自分の最初の仕事として彼女を騎士に叙任しよう
アナスタシア:それがいいわ! ルイーザなら立派な騎士になれる!
リューク:もう街でうわさになってるぜ
 おまえが皇帝になったんだってな!
ギルフォード:よ… おまえならこの国を守っていけよう
 がんばるのだぞ それから、おまえたちも…
 わしは、この街を離れることにした… わしのすべきことは終わった
 どこかでゆっくり余生を過ごすつもりじゃ
アナスタシア:もう会えないの?
ギルフォード:どこにいようとおまえたちの活躍を祈っておる
 さらばじゃ…
アナスタシア:戦いが終ったのはうれしいけど
 もう、みんなで一緒にはいられないのね
リューク:そういえばルイーザはどうしたんだ?
アナスタシア:街の中を見回りに行ったわ…
リューク:相変わらずだな…
 でも、俺もヒマだし 手伝ってきてやろうかな?
アントニオ:よぅ、お2人さん 早速デートかい?
アナスタシア:もう、アントニオったら…
 ねえ、それより知ってる? が新しい皇帝になったのよ!
アントニオ:おいおい、冗談だろ
 騎士になっただけでも驚いたが 皇帝とはな…
 シュタインドルフも、今ごろあの世で腰抜かしてるぜ
 まぁ、俺は皇帝なんてごめんだがな
 自由に酒も飲めない女も口説けない… とても耐えられん
アナスタシア:そうか… もあたしに、かまってくれなくなるのか…
 そんなの寂しいな… は平気なの?
:いや、そんなことはないけど
 そうだ! そろそろ城に戻らないと…
アントニオ:まったく不器用な男だな
 さぁさぁ、元気だしな
 大丈夫、あいつも心の中じゃ おじょうちゃんのことを想っているさ

ラスロー:お待ちしておりました、法王様! さ… お進みください
クロトーネ7世:余がこの城へ足を運ぶことになるとは…
 先代の時には想像もできなかったが
イグナティウス:今日を境に、ラーナとウィッグ神教団は
 新しい歴史をつくるのですな
クロトーネ7世:ラスローよ、いろいろご苦労だったな
 これからは国のことも信仰のこともみな余とイグナティウスに任せておけ
 そちの口出しは無用ぞ
ラスロー:は… さ、さようでございますか…

ラーナと法王の対立は解け大陸に真の平和が訪れた。
法王はラーナへの政治介入を進め、ラスローはラーナの実権を
彼に奪われた形になったのである…

アントニオ:なあ、たまには2人っきりで飲もうぜ
 そこに立ってるだけじゃなくてさ
コンスタンシア:何を言うのよ ここでお客を待つのがわたしの仕事よ
 それに…あなたと2人で飲むのはスリルがありすぎるわ
 また今度にしましょうね
アントニオ:争いはなくなったってのにこのガードの堅さときたら…
 相変わらずだな

今日もアントニオは、新たな出会いを求めて街をさまよっている。
さすがのプレイボーイも、最近の若い女の子たちにはお手上げとか…?

ルイーザ:えーと、どれにしようかしら…
武器屋:お姉さん、もう世の中は平和だってのに
 どうして武器を探してるんだい?
ルイーザ:まぁ… 万が一に備えてというところかしらね
武器屋:へぇ…

ルイーザにとって、戦乱は過去のものではなかった。
隙さえあれば、また別の誰かが平和を乱すに違いないと
どこかで感じ取っていたのである…

師範:おまえも熱心なことだな
 街はすっかり平和になったのに毎日鍛えに来るなんて
リューク:平和だからってなまけてると身体もなまっちまうからな
師範:そんなに強くなってどうするのだ?
 トーナメントにでも出るのか?
リューク:いざというときのためだ… この先だって何があることやら…
師範:この先…?

大陸が統一されたとはいえこの平和はつかの間のものだ、
心の内でリュークは感じていた。
傭兵時代に培われた勘で、キナ臭さを感じ取っていたのである…

司祭:これはギルフォードさま! お久しぶりでございますね
 さまとともに戦っておられると聞きましたが…
ギルフォード:いや… 実はお暇をいただいてきたところなのじゃ
 それで… 教会で教える魔法についても封印したいと思っておる
 法王様にお伝えくださらぬか
司祭:魔力の存在がのちの面倒を引き起こすとお考えなのですね…
 わかりました… お伝えいたします
ギルフォード:余計な力というものはわざわいの元じゃ…

ギルフォードの姿が確認されたのは、これが最後となった。
息子と同じ過ちを犯す者が再び現れぬよう、魔法そのものをこの世から葬り、
自らも姿を消したのである…

アナスタシア:ちょっと待ってよ
:アナスタシア… もう城に着くよ…
 今日はちょっと忙しくて時間がないんだ またあとで…
アナスタシア:もうそればっかり… ちっとも会えないのね
:ごめん… この次に休日ができたらきっと遊びに行くから…
アナスタシア:もう… 昔みたいに自由じゃないのはわかってるけど…
 みんなで戦っていたころの方があたしは楽しかったな…

アナスタシアは騎士団を去り、街で暮らし始めた。
一方、は政務で忙しい毎日を送っている。
別々に暮らす2人に幸せが訪れるのは、まだ先のことのようである…