フレデリカ:よ、今法王の使者として大司教が来ているのだ
女王陛下と何の話をしているのか…
もしかして捨ておけないことかもしれない
わたくしたちも確かめに行くぞ!
:自分もですか… わかりました、行きましょう
イグナティウス:…どういうことですかな? 明確なご返答をうかがいたい
クリスティナ4世:……
イグナティウス:法王様はお怒りじゃ… もはや、謝って済むことではない…
友好関係を保ちたければ1日も早く誠意を見せていただきたい…
わしの申すことはおわかりですな?
クリスティナ4世:はい、お約束します…
:どうなさったのですか、陛下?
クリスティナ4世:法王様への貢ぎ物を乗せた船が海賊に襲われたのです…
それがフェンリルの指図だと発覚して… だからあんなに反対したのに…
フレデリカ、 すぐ海賊討伐に向かってください
あたくしも参ります!
カテリーナ2世:その必要はないわ、クリスティナ
資源の乏しいフェンリルをここまでにしたのはすべて海賊あってのこと
その貢献者を自らの手で討つなど…
クリスティナ4世:しかし、法王様はたいそうご立腹です!
カテリーナ2世:法王… それが何なの?
法王の戦力など少しも恐れる必要はないわ
クリスティナ4世:お母さん… 正気で言ってるの!?
カテリーナ2世:もちろんよ、法王の命令に従ったところで利益などないわ
ねぇフレデリカ?
フレデリカ:法王など、わたくしの槍をもってすれば…
クリスティナ4世:フレデリカ、あなたまでっ!
カテリーナ2世:フレデリカは海賊との関係を
あなたよりずっと前から知っているの
クリスティナ4世:……
カテリーナ2世:わかったら、海賊を倒そうなんて二度と言わないことね…
法王なんて放っておけばいいのよ
クリスティナ4世:…みんな、出ていって
あたくしは海賊を倒します あなたたちの理解が得られなくても…
お母様、あなたに逆らってでも!
カテリーナ2世:ま、待ちなさい クリスティナ
海賊は…ホーキンスはフェンリルにとってなくてはならない存在なのよ!
彼らを倒したりしたら、フェンリルの経済は1日たりとも立ちゆかなくなる…
考え直すのです、クリスティナ!
クリスティナ4世:あたくしに内緒だったじゃないの…
あたくしは今すぐ出陣します みなも早く出て行きなさい
これは女王の命令です!
カテリーナ2世:クリスティナ… あなたに内緒だったことは謝るわ
だけど、今あなたがやろうとしてることは
国民から豊かな生活を奪うことなのよ それでも行くの?
クリスティナ4世:この手を汚して得た豊かさなんて…
あたくしは絶対に認めない!
カテリーナ2世:なぜ現実的に考えようとしないの…
きれいごとだけでは国民を守れないのよ
フレデリカ、 わたしはつらく悲しい命令を出さなくてはなりません
クリスティナを捕らえるのです!(20000Gを受け取った)
国民の暮らしを維持していくためなら相手が女王とて遠慮はいりません
さぁ、今すぐ準備をしてきなさい!
フレデリカ:やむを得ぬのだ… わかってくれ、
カテリーナ2世:こんな戦いはこれっきりにしたいわ…
準備は整った?
(はい)
カテリーナ2世:わたしも向かいます!
(いいえ)
カテリーナ2世:急いで! 海賊が倒されたら…
クリスティナ4世:お母様!
どうしてもホーキンスを討つのをじゃまするおつもりですか!
カテリーナ2世:我が国の経済を維持するためには彼らの力が必要なのです!
我が国が大陸を統一する上で彼らは多大な貢献を果たしてきたのです…
彼らを討たせるわけにはいきません!
クリスティナ4世:お母様…
カテリーナ2世:…………
フレデリカ! ! 女王を捕らえなさい!
フレデリカ:はっ!
クリスティナ4世:…………
仕方がありません… お母様を… 前女王カテリーナを捕らえるのです!
オスカル:はい! お任せください!
! この際だ… いちいちうるさい貴様にも消えてもらうぞ!
アントニオ:母娘対決もやむなしってか…
アナスタシア:どうして… どうしてこんなことになっちゃうのよ!
どうして仲間同士で戦わなきゃならないの!
せっかく平和になったと思ったのに!
任務:女王打倒
勝利条件:クリスティナ4世の撃破
敗北条件:の死亡
敵編成:氷霧騎士団9中隊・フェンリル王国1中隊
(主人公を狙って動き、樹氷騎士団よりも氷雪騎士団を優先して攻撃してくる)
オスカル
ジュリア
クリスティナ4世
友軍:樹氷騎士団4中隊・海賊団3中隊
フレデリカ
グスタフ
カテリーナ2世
ホーキンス
(1ターン目の友軍行動開始時)
フレデリカ:ホーキンス! おまえたちには関係のない戦いだ!
安全なところへ避難しているがよかろう!
ホーキンス:俺たちだって女王様なんかと戦いたかねぇ!
ここはお言葉に甘えさせてもらおう!(海賊団3中隊が撤退)
(2ターン目開始時)
クリスティナ4世:お母様!
カテリーナ2世:クリスティナ… 兵を退きなさい!
ホーキンスを討つことはこのわたしが許しません!
クリスティナ4世:あたくしはフェンリルを異端者の国に
するつもりはありません!
法王様のお怒りを買っては国中の民が不幸になります!
カテリーナ2世:もはや法王にそれほどの権力はありません…
恐れることなどないはずです…
クリスティナ4世:権力が問題なのではありません!
民は信仰を支えに生きているのです…
その支えを奪うことなどあたくしにはできません!
(3ターン目自軍行動終了時)
クリスティナ4世:…………
お母様… あたくしは間違っているのでしょうか…
でも女王として あたくしは自分の信じる道を進みたいのです!
アナスタシア:あたしは戦うわ… こんな戦いはもうこれっきりにするのよ!
リューク:やっぱり戦なんて何がきっかけで起こるかわからねぇよ!
ルイーザ:大陸が統一されたっていうのに… まだ戦わなければいけないの?
アントニオ:親子で争うのは人間くらいなもんか…
こんな世の中じゃダメだよな
ギルフォード:いまだ乱世終わらずか…
フレデリカ:女王陛下に逆らうことをお許しください…
グスタフ:たしかにホーキンスはフェンリルをずっと支えてきたのだ…
そう簡単に切り捨てることはできない…
カテリーナ2世さまにとっては特にな…
カテリーナ2世(攻撃を受けたとき):あなたたちに何がわかるのです!
かつてのこの国の貧しさを知らない者には
海賊がどれだけの富をもたらしてくれたかわかるはずもないわ!
フェンリルが貧しかったとき法王が何をしてくれたと言うの!
何もしてはくれなかったわ!
カテリーナ2世(攻撃するとき):わたしを助けてくれたものたちを
今になって見捨てることはできません!
オスカル:には負けられない… いくぞ!
ジュリア:いくら団長のためとはいえ女王様と戦うなんて…
でも…今さら退けないよね!
◆対オスカル
>
オスカル:… 俺にとって貴様はじゃまでしかない!
この機会にフェンリルから消えてもらうぞ!
:オスカル… 君は自分の都合だけで戦っているのか?
他の人たちは立場こそ違え フェンリルのことを思って戦っているのに…
>アナスタシア
アナスタシア:なぜ女王様を止められなかったの!
母娘で戦うなんてひどすぎる!
>リューク
オスカル:俺は…ソフィアさまのために手柄を立ててみせる!
リューク:てめぇはいつも女のことばっかりだな!
そんなんじゃいずれ命を落とすぜ!
>アントニオ
アントニオ:あんたソフィアさまのことが好きなんだろ…
思い切って告白しちまえよ
オスカル:貴様には関係ない!
アントニオ:おいおい… そんなんじゃ何も変わらないぜ…
オスカル:うるさい! 貴様に…何がわかると言うんだ!
>オスカル撃破
オスカル:くっ…め… 覚えていろ!
(ジュリアが戦場に残っている場合)
ジュリア:団長が退却したの…? 仕方がないわね…
あとはわたしが女王様をお守りしないと…
>ジュリア撃破
ジュリア:きゃあ! てっ…撤退よ!
>フレデリカが敗北
グスタフ:フレデリカ… あとは私に任せろ…
フレデリカ:無念… だがやむを得まい…撤退だ!
カテリーナ2世:フレデリカが撤退したの?
なかなかやるわね… クリスティナ…
>グスタフが敗北
フレデリカ:グスタフ! 大丈夫?
グスタフ:ゴホッ… 大したことはない…くっ…
フレデリカ:今のうちに撤退して! あとはわたくしがなんとかするわ!
グスタフ:私が残っておってはじゃまになるしな…
そのかわりおまえも必ず無事に帰ってくるのだぞ…
フレデリカ:ええ… もちろんよ…
グスタフ:うむ… では私は撤退しよう…
(フレデリカが撤退している場合)
グスタフ:フレデリカ…すまん 私はここまでのようだ…
どの… あとはよろしく頼む…
>カテリーナ2世が敗北
(グスタフが撤退している場合)
フレデリカ:カテリーナさま!
カテリーナ2世:フレデリカ… あとはあなたに任せます…
クリスティナのこと… よろしく頼みますよ…
フレデリカ:はい…
(フレデリカ・グスタフが撤退している場合)
:カテリーナさま!
カテリーナ2世:… あとはあなたに任せます…
クリスティナのこと… よろしく頼みますよ…
:はい…
◆対クリスティナ4世
>
クリスティナ4世:…
あなたはあたくしのやり方を理解してくれていると思っていたのに…
残念です…
:…………
クリスティナ4世:しかしあたくしもフェンリルの女王…
自分の信念を曲げることはできません!
>アナスタシア
アナスタシア:女王様! 母娘で戦うなんてもうやめてください!
これ以上戦いを続けてもフェンリルの民が悲しむだけです!
クリスティナ4世:法王のお怒りを買えば民はもっと苦むでしょう…
それを防ぐためにもホーキンスは討たなければなりません!
>ルイーザ
ルイーザ:陛下… 表舞台では清廉な顔をして裏で海賊を操るというのは
卑怯に思えるかもしれません…
しかしそうしなければフェンリルの民の暮らしは
ずっと貧しいままだったのです…
クリスティナ4世:だからといって海賊と手を結んでいいはずはありません!
>ギルフォード
ギルフォード:女王陛下… 陛下はご母堂様が女王時代に
どれだけ苦労なされたかご存じないのでしょう…
ご母堂様がなぜ海賊に頼らねばならなかったのか…
お考えになったことがありますかな?
クリスティナ4世:前女王がどうあれ今の女王はあたくしです
あたくしはあたくしのやり方でフェンリルを導いてみせます!
>クリスティナ4世撃破
クリスティナ4世:どうやら… ここまでのようですね…
捕らえられるのはわたくしだけでよいでしょう…
生き残った者はお逃げなさい…
(ジュリアが戦場に残っている場合)
ジュリア:わたしたちはこれから いったいどこへ行けばいいのかしら…
(オスカル・ジュリア以外の敵軍中隊が残っている場合)
中隊長:くっ…やむをえん… 撤退だ!
(カテリーナ2世が戦場に残っている場合)
カテリーナ2世:クリスティナ…
クリスティナ4世:お母様…
カテリーナ2世:城へ戻りましょう… そこで言い分を聞きます…
… 帰還の準備を…
:はっ!
(カテリーナ2世・フレデリカ・グスタフが撤退している場合)
クリスティナ4世:…
:女王陛下…
お妃様が城でお待ちです… 我々と一緒に…おいでください…
クリスティナ4世:わかりました…
>エンディング
カテリーナ2世:クリスティナ… どうしても考えは変わらないのね
クリスティナ4世:あたくしは女王である以上法王様に逆らう命令は出せません
あたくしに女王の資格がないと言うのなら退位させてください…
カテリーナ2世:よく言いました… あなたには退位してもらうわね
あなたの跡はソフィアに継がせるわ…
クリスティナ4世:この結果が本当に国民のためになるのか…
いずれわかる時が来ますわ
カテリーナ2世:いつの日か、きっとあの子もわかってくれるわ…
フレデリカ:ソフィアさまの即位の日取りは…?
カテリーナ2世:その前に1つ決めておきたいことがあるの…
、ソフィアと結婚しなさい
:!?
カテリーナ2世:あの子はあなたのことを気に入っているようだし…
いいですね?
あの子の味方となってくれる人物が近くにいてほしいのです
フレデリカ:平民出身で王家に連なる身分になるとは
フェンリルの歴史上例がない大変な名誉…
:……
カテリーナ2世:フレデリカ、ソフィアを呼んできて
あの子にも話しておかないと
フレデリカ:かしこまりました
:カテリーナさま、今日までともに戦ってきた仲間たちを
ねぎらいに行きたいのですが
カテリーナ2世:あら、ソフィアと顔を合わすのが恥ずかしいのかしら?
…冗談よ、行ってらっしゃい でも、すぐ戻ってくるのよ
:アナスタシア、ここで待っていたのか
今度こそ、本当の平和がやってきたようだ
アナスタシア:ええ、みんなの表情を見ていればわかるわ
みんなとても楽しそうだもの
ねぇ、広場へ行きましょうよ 祭典の準備が進んでいるわ
:ああ、行ってみよう
ルイーザ:あらっ、あなたたちもここの様子を見に来たの?
:ああ、まぁ…
アナスタシア: 女王様は一体どうなっちゃったの?
:女王様は退位され、代わって妹のソフィアさまが女王に即位された
アナスタシア:ほんとに! すごいじゃない!
ルイーザ:あなた自身には何かご褒美はなかったの?
:それが、ソフィアさまと… いや、何でもない
ルイーザ:そう… 褒美のために戦ったんじゃないからね
では、わたしは市内を巡回してきます
アナスタシア:巡回? もう平和になったんだからゆっくり休めばいいのに
ルイーザ:こんなところで油を売ってたって仕方がないでしょ…
アナスタシア:ルイーザ、あまり喜んでないみたい…
あたしたちが評価されなかったからかな…
:いや… ルイーザは、この国のことを誰よりも真剣に考えているんだ
今度、ルイーザを騎士に推薦しよう
アナスタシア:それがいいわ! ルイーザも喜ぶわよ、きっと
:別にルイーザを喜ばせようというんじゃない
それがこの国のためになるからだ
リューク:街でちょっとやっかいなことを耳にしたぜ…
俺たちが海賊を逃がしてるのを見たってヤツがいるそうだ…
街中そのうわさで持ちきりだ
そこへ女王様の交代の知らせが… こりゃ大騒ぎになるぜ
アナスタシア:そうか… 女王様が交代した理由は知らされてないからね
ギルフォード:よ… おまえならこの国を守っていけよう
がんばるのだぞ それから、おまえたちも…
わしは、この街を離れることにした… わしのすべきことは終わった
どこかでゆっくり余生を過ごすつもりじゃ
アナスタシア:もう会えないの?
ギルフォード:どこにいようとおまえたちの活躍を祈っておる
さらばじゃ…
アナスタシア:戦いが終ったのはうれしいけど
もう、みんなで一緒にはいられないのね
リューク:そういえばルイーザはどうしたんだ?
アナスタシア:街の中を見回りに行ったわ…
リューク:相変わらずだな…
でも、俺もヒマだし 手伝ってきてやろうかな?
アントニオ:よぅ、お2人さん 早速デートかい?
アナスタシア:もう、アントニオったら…
ねえアントニオはもう知ってる? ソフィアさまが次の女王に選ばれたんだよ
アントニオ:へぇ、そうかい… でも俺の好みは、前の女王さんの方だ
あの人も女王でなくなりゃただの女性…
きっと今ごろ寂しがってるぜ ねらうなら今か…
待てよ… 前女王様とつき合うのってなんか窮屈そうだな…
やっぱり俺にはふつうの娘さんの方が合ってるかな?
アナスタシア:行っちゃった…
さ、あたしたちもお城へ戻ろう! 新女王様がを待ってるわよ!
:アナスタシア…
カテリーナ2世:ソフィア、最近元気がないわね どこか具合でも悪いの?
ソフィア:ううん、そうじゃないの
お母さんはお姉ちゃんのこと心配じゃないの?
カテリーナ2世:あの子のことは言わないで…
仕方がなかったのよ… いなかったと思って忘れてちょうだい
ねぇ、ソフィア と結婚してちょうだい
ソフィア:と? でも… には恋人がいるんじゃないの…?
カテリーナ2世:彼は承知している話よ
2人が結婚すればこの国の未来も明るいわ
ソフィアを新女王としたフェンリルはカテリーナの意のままに動き、
ついには法王領を奪うまでになった。
新しいフェンリルは海賊の黙認を続け、かつての貧国時代など
なかったかのように商業国として発展する…
アントニオ:なあ、たまには2人っきりで飲もうぜ
そこに立ってるだけじゃなくてさ
コンスタンシア:何を言うのよ ここでお客を待つのがわたしの仕事よ
それに…あなたと2人で飲むのはスリルがありすぎるわ
また今度にしましょうね
アントニオ:争いはなくなったってのにこのガードの堅さときたら…
相変わらずだな
今日もアントニオは、新たな出会いを求めて街をさまよっている。
さすがのプレイボーイも、最近の若い女の子たちにはお手上げとか…?
ルイーザ:えーと、どれにしようかしら…
武器屋:お姉さん、もう世の中は平和だってのに
どうして武器を探してるんだい?
ルイーザ:まぁ… 万が一に備えてというところかしらね
武器屋:へぇ…
ルイーザにとって、戦乱は過去のものではなかった。
隙さえあれば、また別の誰かが平和を乱すに違いないと
どこかで感じ取っていたのである…
師範:おまえも熱心なことだな
街はすっかり平和になったのに毎日鍛えに来るなんて
リューク:平和だからってなまけてると身体もなまっちまうからな
師範:そんなに強くなってどうするのだ?
トーナメントにでも出るのか?
リューク:いざというときのためだ… この先だって何があることやら…
師範:この先…?
大陸が統一されたとはいえこの平和はつかの間のものだ、
心の内でリュークは感じていた。
傭兵時代に培われた勘で、キナ臭さを感じ取っていたのである…
司祭:これはギルフォードさま! お久しぶりでございますね
さまとともに戦っておられると聞きましたが…
ギルフォード:いや… 実はお暇をいただいてきたところなのじゃ
それで… 教会で教える魔法についても封印したいと思っておる
法王様にお伝えくださらぬか
司祭:魔力の存在がのちの面倒を引き起こすとお考えなのですね…
わかりました… お伝えいたします
ギルフォード:余計な力というものはわざわいの元じゃ…
ギルフォードの姿が確認されたのは、これが最後となった。
息子と同じ過ちを犯す者が再び現れぬよう、魔法そのものをこの世から葬り、
自らも姿を消したのである…
アナスタシア:待ってよ!
:アナスタシア… 今日は忙しいからまたにしてくれ
アナスタシア:いつもそればっかり… いつになったら会えるの?
:…しばらく会えないかもしれない
アナスタシア:そんなに忙しいの?
:実は… ソフィア様と結婚することにしたんだ…
アナスタシアは騎士団を離れ、とは別々に暮らしていた。
しかし、とソフィアの結婚を知った後、彼女はいつの間にか
姿を消したという。
女王を妻に持ち、国一番の有力者のだったが、
その心は重く沈んでいた…