プロローグ


すべては”無”から始まった・・・

何もない世界に”光”(創造)が生まれ、
その光あるところに”闇”(破壊)は生まれ
光と闇は永遠の波を描き、
やがて、新たなる世界が生まれるのである
そして、その中で
”邪”(進化)は生まれたのである・・・
それらは”聖霊”と呼ばれ、
この世界の創造主となった。

やがて、新たなる世界は
蒼く美しい星”フォルテューン”と呼ばれ、
地上には生命が満ちあふれ
聖霊による一応の予定調和が完成したのである。
そして、聖霊たちはその世界の法則を
その世界に生きる者達にゆだねることにしたのである。
が、しかし”邪”の聖霊はその決定を不服とし、
全ての生命を我物としてその世界に君臨しようと
考えたのである。
だが、それに気づいた”光”と”闇”の聖霊は
”邪”の聖霊を再び”無”の世界へと追放し、
封印したのであった。

だが、”邪”の聖霊はすでに自らの”種”を
”フォルテューン”の中に残し、
その世界のバランス(進化)を保たせていた。
それ故に”邪の種”は取り除くことのできない物と
なったのである。
この”種”より生まれてくる”邪悪なる生命”を
淘汰するため”光”と”闇”の聖霊は
自の力を封印した”聖なる種”を地上に残した。
だが自らの力を封印した聖霊達の力は衰え、
やがて沈黙していった。

時は流れ・・・
”フォルテューン”は何事もなくその美しさを保っていた。
だが、その中には再び”邪の種”によって変わろうとする、
もう一つの姿が潜んでいたのである・・・