気が付けばターブルロンドには、 ○○以外の領主は、 いなくなっていた……。 (フィーリア:セリフなし) ディクトール:……愚か者どもめ。  身の程をわきまえずに争うから、 こういうことになるのだ。 ヘルゼーエン:……おやおや。 もうダンスの相手がいなくなってしまった。  少々やりすぎたかな。 シルヴェストル(※1へ):……なんと!?  ようやく調子が出てきたというに、 もはや相手がおらんとは! クレメンス:……ふふ。 計画通り……ですね。 ロドヴィック:チャンスを待てば、道は開ける。  ……待つことに関しては、 私に勝てるものは居なかったようだ。 ヴェンツェル(※1へ):むう!? 挑戦する相手がいないぞ?  どういうことだ! リュシアン:……みんな、居なくなってしまった。 ……ばかな人たち。 オベルジーヌ(※1へ):おお……私はなんと罪深いのだ。  みなの犠牲によって、勝ち残るなど。 ……これも美しさゆえの、苦しみか。 アデライード:無我夢中でやっていたら、 いつの間にかこんな事に……。 エピドート:むう、ちょっと部屋に篭っておったら、 えらい状態になっておるな。 若い者はせっかちでいかん。 バスティアン(※1へ):あれ〜〜? 他の人たちはどこにいったのかな?  おかしいな〜。 (48週目に達成した場合:(※2)へ) ウィーギンティ:これ以上『王の試練』を続行するのは、 無意味な事となりました。  我々協会は、唯一残ったあなたを、 『王の試練』の勝者として認めます。  国土は大きく傷つきましたが、 あなたの手腕であれば、 必ずや見事な復興を遂げるでしょう。  無論我々も協力を惜しみません。 良き王となってください。 全ては人の子らの未来のために。 かくして、ターブルロンドの新たな王は、 『剣の誓約』によってではなく、 生き残る事によって選ばれた形になった。 平民や騎士たちは、当初は戸惑ったものの、 やがては今までどおり、 王と共にある道を選ぶ。 十数年後にこの地方を襲った大規模な戦乱 においても、勝負強い王の存在は、 ターブルロンドに大きな恩恵をもたらした。 かくしてターブルロンドは、 新たな王とその後継者たちのもと、 さらなる発展を遂げていったのだった。 -Fin- 壁紙:各領主の通常勝利と同じもの (※1)シルヴェストル・ヴェンツェル・オベルジーヌ・バスティアンはこちらの展開になる? ウィーギンティ:『王の試練』は、 残念な結果となったようですね。  互いに潰し、滅ぼしあってしまうなど……。  この地の人々に、全てを任せたのは、 間違いだったようです。  さらに、最後の領主の様子から判断して、 かの者が導く未来は、我々協会の目指す未来  と大きく異なることは確実。  この結果をそのままにする事は、 我々協会には許されません。 ゆえに、介入を行いましょう。  全ては人の子らの未来のために。 新たな王の誕生を祝う、その式典で、 人々は見たという。 突如天空からまぶしい光が降り注ぎ、 それを浴びた者たちが、 煙のように消えていったのを。 騎士も……領主も……。 新しい王も……。 かつてターブルロンドを統治し、支配した、 騎士王と聖騎士の子孫達は、 こうしてこの世から消えた。 ターブルロンドの人々は、 自分達人間の手で国を営んでいく道を、 失い、奪われてしまったのだ。 だが、それを悲しむ者は少数だった。 国という社会の形成なくして生きられない、 弱く小さな人類にとって……。 より優れている統治者こそが、 望まれるものであったから。 たとえそれが、人であろうと、 なかろうと……。 -Fin- 壁紙:ウィーギンティ (※2)48週目に残り領主1名になった場合 ウィーギンティ:残った領主は、一人となりましたか。 協会員:たった一本残った剣を、自らに捧げる。 これではもはや、王の試練は茶番です。  試練を行う意味さえありません。  協会の教えを司る人よ。 いまこそターブルロンドに 介入を行うときかと。 ウィーギンティ:いえ、その必要はないでしょう。  王の試練の期間はもう終わり、 明日にも新たな王が決まります。  適者が生存し、王となるのです。 ならばもはや諸外国によって、 干渉を受ける事もないはず。  協会が介入する必要も、 今はなくなったということです。 協会員:なるほど、たしかにそうですね。  しかし、我々が干渉できなくなる、 この一瞬を狙って今の状況を 作り上げたのだとしたら……。  この王は、手ごわい王となりそうですね。 ウィーギンティ:それもまた、良いでしょう。 全ては人の子らの未来のために。 (完全勝利ver.へ続く)