※剣の誓約 王女 宰相 黒貴族 棄権 ディクトール:まさかこの私が、小娘相手に、 挫折を味わう羽目になるとはな。  だが私を下した手腕は、見事だった。  私は今こそ、貴方を王と認め、 この剣を捧げよう。  変わることなき忠誠と、永遠の親愛を!  ディクトール:うう……ならん……。 体が思うように動かん……!  黒貴族め……! たとえこの剣は奪われようと、 我が心は屈せぬと知れ……! ディクトール: ヘルゼーエン:ふふ……さすがは騎士王の子孫。  この闇の王たる私を、 屈服させるとはな。  いいだろう、私の剣をくれてやる。  騎士王でさえやり遂げられなかった、 この勝利に酔うがいい。 ヘルゼーエン: ヘルゼーエン: シルヴェストル:……姫様、良くがんばられましたな。  無論、我が剣は、姫様の為に。  変わることなき忠誠と、 永遠の親愛を! シルヴェストル:……姫様、申し訳ありません。  この国の未来を思えば、 こうするしかありませなんだ。  我が王ディクトールよ!  あなたに変わることなき忠誠と、 永遠の親愛を誓おう! シルヴェストル:たとえ力でねじ伏せられたとはいえ、  従うと決めた以上、従うのが騎士。 姫様、申し訳ありませぬ。  黒貴族……。否、我が王ヘルゼーエンよ!  あなたに変わることなき忠誠と、 永遠の親愛を誓おう! シルヴェストル:この一年で、良くわかりました。  姫様、あなたは王には向きませぬ。  ですが無論、 他のものを王と擁くこともありえません。  もはや……こうするしか! シルヴェストルは、自らの剣を手折った。 忠誠を誓うに足るものは無いという 意思表示であった。 (以下、ウィーギンティ以外全員同じ) クレメンス:殿下。一年間の試練を通し、  あなたこそが我が王であると 確信いたしました。  あなたに剣を捧げます!  そして変わることなき忠誠と、 永遠の親愛を誓いましょう! クレメンス:殿下、残念ながら、 この国の未来をあなたに任せることは、  出来かねるようですね。  我が王ディクトールよ! あなたに変わることなき忠誠と、  永遠の親愛を誓いましょう! クレメンス:強き王に護られればこそ、 人は生きられるのだと悟りました。  たとえこの選択が、人の道に外れても。 黒貴族……。否、我が王ヘルゼーエンよ!  あなたに変わることなき忠誠と、 永遠の親愛を誓います! クレメンス:この試練で、殿下の器は知れました。  あなたを王にすれば、国が滅びます。 とはいえ、それは他の候補も同じこと。  ならばもはやこの国は、 なるようにしかならぬのでしょう。 ロドヴィック:王女殿下。 貴女の領地経営手腕、 よく観察させてもらった。  貴女とは価値観が共有できそうだ。 私たちは良き政治のパートナー、  そして、良き主従となれるだろう。  貴女に剣を捧げよう! 変わることなき忠誠と、 永遠の親愛をここに誓う! ロドヴィック:王女殿下、残念ながら、 貴女とは物事の価値を共有しかねる。  むしろ我が同士は宰相殿のようだ。  ディクトール公、あなたに剣を捧げよう!  変わることなき忠誠と、 永遠の親愛をここに誓う! ロドヴィック:古来、闇の者達と人とは共にあった。  全面的な共存は叶わずとも、 時の王として擁くことは一つの道だ。  闇が王ヘルゼーエンよ! 貴公に忠誠と、親愛を誓おう。  貴公が王の座にある限り。 ロドヴィック:この一年、候補者達の動向を、 良く観察させていただきました。  残念ながら、誰にも同調しかねますな。 サンミリオンは棄権します。  誰かが王になるなら良し、さもなくば、 独自の道を行くとしましょう。 ヴェンツェル:レディ、いえ、フィーリア殿下。  私はあなたの努力を、 この一年ずっと見てきました。  その勇気は、まさに勇者。 あなたこそ、私の王に相応しい!  我が剣は、あなたのもとに! そして変わることなき忠誠と、 永遠の親愛を! ヴェンツェル:レディ、あなたのことは敬愛しているが、  王に抱くとなると話は別だ。 ことは民の安全にかかわるからね。  この国を蛮族たちから護りきるには、 宰相殿のような優れた政治家が必要だ。  ……私としては、不本意だが。  宰相、いやディクトール公! 我が剣はあなたに捧げる!  その知恵で人々を護ってくれ! ヴェンツェル:……レディ、申し訳ありません。  このヴェンツェル、悪の力に屈しました。 おお我が民はどうなるのか……。  黒貴族よ、騎士の約束に従い、 お前に剣を捧げる……。  ただ良き王になれと、祈るのみだ。 ヴェンツェル:私はこの一年、汗だくになって考えた。  どうすれば我が民が、幸せに、 蛮族におびえることなく暮らせるのか。  ……悪いがあなた達には頼れない。 私は私の手で、ロクス・ウィリデスを護る。  王は、他の領主たちが決めればよい。 リュシアン:殿下、僕、決めました。 殿下についていきます。  王としての殿下は、信じられます。 エプヴァンタイユの剣は殿下のもとに!  変わることなき忠誠と、 永遠の親愛を! リュシアン:殿下、まともな統治者なら、まつりごとを  子供に任せようなんて、思いません。 それは僕であっても同じことです。  ディクトール公、僕の剣はあなたに。  その対価として僕と僕の民を、 世界の荒波から護ってください。 リュシアン:……僕にとっては、相手が誰でも、  味方になりえないという意味では同じです。 だから強い王を選びます。  黒貴族ヘルゼーエン。あなたにこの剣を。  その対価として僕と僕の民を、 護ってください。 リュシアン:この一年、心のどこかで期待していました。  でも結局、無駄だったようです。 あなたたちの誰も、信じられません。  もし僕と僕の民が滅びるにしても、 それは僕の責任において行いたい。 だから……。 オベルジーヌ:ええ、わかっています、私のお人形さん。  美しいものは、美しい座にあってこそ、 より美しく見えるのです。  我が剣をお姫様に捧げましょう。  おお! 変わることなき忠誠と、 永遠の愛を、あなたに! オベルジーヌ(取引):ふん……わかっているとも。  聖騎士の血を引くものとして、 約束は違えまい。  我が剣を、やり手のお姫様に捧げよう。  変わることなき忠誠と、 永遠の愛を、あなたに! オベルジーヌ:ふふふ……私のお人形さん。 君には玉座は似合わない。  私の横に座っていればいいのだよ。  宰相殿! 我が剣は君に捧げよう! ……約束は果たせよ? オベルジーヌ:ふっ、この美しき国の王となるのは、 最も美しきものと、決まっている。  そうだろう、皆様がた? さあ、黒貴族殿、我が剣を受け取られよ!  そのおぞましき美しさこそ、 我が王となるに相応しい! オベルジーヌ:おお、諸君。不合格だ、不合格だよ!  諸君のうちで誰一人、私の美意識を 満足させてくれる者はないではないか。 アデライード:お疲れ様でした。 殿下はこの一年で、  見事王としての実力を証明しましたわ。  私の剣は、あなたのもとに! 変わることなき忠誠と、 永遠の友情を! アデライード(イベントクリア):……私の剣は、既に捧げております。  ですがそれを改めて、 公にするといたしましょう。  私の剣は、フィーリア殿下と共に! 変わることなき忠誠と、 永遠の友情を! アデライード:殿下、これからは、ゆっくりと、 平穏なときを楽しんでください。  殿下の資質は、王には向きません。 まだ若く美しいあなたですもの、  王になどならずとも、幸せになる道が、 いくらでもあるはずですわ。  宰相殿、私の剣は、あなたに捧げます。 もし叶うならば、フィーリア殿下には、  幸せな余生を差し上げてくださいな。 アデライード:所詮この世は、強き者の想い次第。  騎士王に護られていた今までが、 奇跡であっただけのこと……。  隣国の脅威にさらされている レメディオスにとって、王とは、  強きものこそ望ましいのです。  黒貴族ヘルゼーエンよ。あなたこそ、 この混迷の時代の王として相応しい方。  どうか我が剣を受け取りたまえ。 アデライード:とても残念だけど、私の良心は、 候補者達の考えと共存できません。  剣を捧げることは出来ないわ。  夫の愛したレメディオスは、 私がこの手で護ります。  愚かな王に潰されるよりましです。 ※高難易度だと、イベントクリアでも通常の台詞になる? 「友達でしょ」を選ぶとこっち? エピドート:……姫君よ、驚かされたぞ。  まさかこの我輩の考えを変えさせるほど、 優れた資質の持ち主だったとは。  姫君が王になるならば、 従っても良いわ。 我が剣、喜んで捧げよう。  先は短いが、この命ある限り、 変わることなき忠誠と、親愛を、 姫君に……。 エピドート(悲しみ顔):ほっほっほ。 やはり姫君には、王は無理じゃの。  我輩の考えは変わらぬよ。 さあディクトール。 我輩の剣をくれてやろう。  せいぜい王としてくたびれるのだな。 エピドート:……く、く、く。 もうどうでもいいわい、どうでも。  どうせ老い先短い命じゃ。  黒貴族よ、我輩の剣をくれてやろう。 この国を治めるも、滅ぼすも、  お前の好きにするがよい! エピドート:やれやれ、皆、熱くなりおって。 なにがそんなに楽しいやら。  王の座など、楽しいものでもあるまいに。  そんなに王座争いが楽しければ、 ずっとやっておるが良いわ。  我輩は遠慮させてもらうがな! バスティアン:う〜ん、フィーリア。ボクが間違ってたよ。  フィーリアはとってもいいコだ。 ボクのことも気にかけてくれるしね。  フィーリアのやることなら、 ボク、なんだって大目に見ちゃうよ!  だ・か・ら。 ボクの剣は、フィーリアに捧げるゾ!  変わることなきちゅうせいと、 えーえんのしんあいを誓うよ! バスティアン:うふふふふ、フィーリア、ダメダメだよ。  やっぱり叔父さんのほうが、 信用できるもん。  もちろん僕の剣は、叔父さんに! 今までどおりの忠誠と、 親愛をちかうよ〜ん! バスティアン:……あわ、あわわわ……。  や、やっぱり闇の者は怖いゾ。 人間は、勝てないんだあ!  黒貴族さま、黒貴族さま! この剣は差し上げますので、 どーかボクの命だけは! バスティアン:う、うーんうーん。 誰を選べばいいのか、良くわからないゾ。  負けるほうについて、恨まれるのも嫌だし。  ……よ、よーし、こうなったら! リベルは誰にもつかないゾ!  王様が決まったなら、忠誠は誓うけどね! ウィーギンティ:フィーリア姫、あなたの行い、 一年間見させていただきました。  あなたの行いは、評価に値します。  そこで私ウィーギンティは、 あなたを王として推しましょう。  この国のしきたりに従い、 領主としての剣を、あなたに捧げます。  良き王となってください。 ウィーギンティ:フィーリア姫、残念ながら我々は、 あなたの行動と価値観に、  良い評価を与えることが出来ません。  宰相ディクトール殿の政策こそ、 協会が望む政府のそれに近い。  ゆえに私は、宰相殿を支持します。 ウィーギンティ:ターブルロンドの人々よ。  我々協会は、あなた方の中より、 為政者が現れることを望んでいました。  ですが、我々が望む資質を備えた方は、 あなた方の中には存在していない。  ゆえに我々協会は、あなた方の誰も、 王として推薦はできません。 ウィーギンティの手の中で、 彼が持っていた剣は粉々に砕け散った。