ディクトール:……倉からつまらん物が出てきたな。  捨てるのも惜しい、 あてつけに姫にでもくれてやるか。 ヘルゼーエン:ふふふ……王女はだいぶ、 がんばっているようだな。  これは褒美をやらねばなるまい。 シルヴェストル:うむ、これはよいものだ。  ぜひとも姫様に差し上げよう。 クレメンス:試練も佳境……。  殿下のご機嫌伺い程度は、 しておくべきでしょうね……。 ロドヴィック:メセナ、賄賂というものが、 なぜ無くならぬか、わかるか?  それは、有効だからだ。 ゆえに私も、有効な手段を取る。  ……王女殿下のもとへ、 贈物の用意をせよ。 ヴェンツェル:おお、こんなによいものが手に入った!  これはレディにこそ相応しい! さっそく贈るとしよう! リュシアン:殿下はこんなものを通してでも、  気が付いてくれるだろうか。 僕の殿下に対する、友情と親愛を。 オベルジーヌ:殿下は少々、センスがよろしくないな。 私が選んだこれを身に着けて、 より美しくなってもらおう。 アデライード:……殿下も疲れているでしょうね。  私にできることはこうして、 贈物で心を慰めることだけ……。 エピドート:ああもう、また失敗じゃ!  こんなものは、王女にでもくれてやる! バスティアン:ふ〜、また宝物殿があふれちゃった。  いらないものはどうしよう……。  そうだ、最近仲がいい、 フィーリアにあげるとしよう! 特別に!