・ウィレム ウィレム:え、えーっと……。 本日はお城にお呼び頂き、  誠に恐悦至極に存じ……あれ?  も、申し訳ありません! 緊張の余り、考えておいた挨拶を 忘れてしまって……。  ……やっぱり僕って、騎士らしくありませんよね。  他のみんなからもよく言われるんです。  お前は騎士に向いていない。 百姓にでもなったらどうだ、って……。  でも確かに、自分でも そう思うときはあります。  僕にはなんの才能もありませんから。  ……ですけど、僕はどうしても、 姫様のお役に立ちたいんです! >お百姓さんも似合いそうですね。 ウィレム:ひ、姫様までそんな風に――。  ……そうですね。 僕も少し、真剣に考えてみたいと思います。  百姓の道を……。  それでは、お邪魔しました。 ――失礼します。 >ウィレムは立派な騎士ですよ。 ウィレム:ほ、本当ですか!?  嬉しいなぁ。 姫様にそう言って頂けると、 僕もなんだか自身が湧いてきます!  ありがとうございます! 今日は姫様とお話することができて、  本当に良かったぁ……。 >その気持ちだけで、十分ですよ。 ウィレム:ほ、本当ですか!?  嬉しいなぁ。 姫様にそう言って頂けると、 僕もなんだか自身が湧いてきます!  ……でも、ちょっと待てよ。  それはつまり、僕の気持ちは一人前だけども 騎士としての実力は全然足りない……  ってことですよね?  ……姫様、ごめんなさい。 姫様のためにも僕、もっと努力しますね。 ウィレム:姫様、聞いて下さい。 今日はとても良いことがあったのです。  街の子供たちが僕のことを見て、 「あ、騎士様だ!」って、  声をかけてくれたんです。  僕、いつも『騎士らしくない!』 って言われてたので、  それがとても嬉しかったんですよ。  これってつまり、僕もようやく 騎士らしくなってきたってことですよね。  これなら存分に、 姫様のお役に立てそうです! >いいえ、ウィレムはまだまだ半人前です。 >貴方は人々に慕われているのですね。 ウィレム:ええ。最近はよく、 街で声をかけて貰えるんです。  国を支えるのは民だって、 よく言ったりしますよね。  この国を治めるのは姫様です。  が……忙しい姫様に代わって、 僕たち騎士が、そういった人たちと  触れ合うのも大事なのかもしれませんね。  これからも姫様の名を汚さないよう、 騎士らしく振る舞い、人々との接点を  広めていきたいと思います。 >私はウィレムに期待していますよ。 ウィレム:お招きいただきありがとうございます!  実は先日、とても面白いことがあって、 お聞かせしたいなあと思ってたんです!