・エヴァンジル エヴァンジル:ごきげんよう、姫。  疾風の射手、獅子の心を持つ騎士、 あなたのエヴァンジルです。  私をこうして呼んでいただき、 誠に感激に堪えません。  歓談は、午後のひとときにうるおいを もたらします。菓子を食べるときに  添える、一杯の茶のように。  しかし茶ならなんでもいい、というわけではありません。  飲んで甘く、菓子とあわせておいしい。 そういうものでなければ。  まるで、あなたと私の関係に 思えませんか・ >おもしろい言い回しね。 エヴァンジル:同じ生きるなら、楽しく生きなければ。  万事、陽気にやらないとね。 >うぬぼれやさんね。 エヴァンジル:それが私の、数多い長所のひとつです。 >なにを言っているのか理解できないわ。 エヴァンジル:いまわからずとも構いません。  話していくうちに、手取り足取り 教えてあげましょう。 エヴァンジル:ごきげんよう、姫。  世界の果てまで愛を求める者、 あなたのエヴァンジルだよ。  本当はもっと、こうやってあなたと 遊び歩きたいのだけれど、  お互いいそがしい身だからなあ。 >私もあなたと遊びたいのだけれど。 エヴァンジル:身分違いのおつき合いは、 なかなか難しいものだね。  そうだ、私をあなたのお婿さんに してくれればいいんだな。  よし、そうと決まれば婚約しよう! ……近い将来に。 >いそがしい中、ご苦労様。 エヴァンジル:ああ、いや、あなたが呼んでくれるなら、  どんな用事も放り投げて駆けつけるよ。  私はあなたの騎士だからね。 >じゃあいまから、遊びにいきましょ。 エヴァンジル:あ、そ、そうだな。 いやダメだ。  姫を、私の遊び場になんて連れていったら、 執政官殿に絞め殺されてしまう。  それに、まあ、なんだ。 まずいんだよ。  ハハハ、ハハ……話を変えようか。 エヴァンジル:やあ、あなたのエヴァンジルだよ。  今日はどんなお話をしようか……。 エヴァンジル:上質のコクァール茶を飲みながら、  フィーリア姫との会話に花を咲かせる。 これ以上の喜びがどこにあるのだろう? エヴァンジル:お招きくださるこの時間を どれだけ心待ちにしていたか、  あなたには想像もつかないだろうね?