・ディトリッシュ ディトリッシュ:……ごきげんよう、殿下。  初めてお会いした、 あの『剣の誓約の儀』の時に比べ、  ずっとおとなっぽくなられましたね。  その……。 ずっと、おきれいになられました。 >ありがとう、うれしいわ。 ディトリッシュ:薔薇のように美しいその顔を、 いつまでも見て……。  ……いえ、なんでもありません。 >気のせいよ。 ディトリッシュ(怒り顔):そんなことはありません!  ……し、失礼しました。 私としたことが、いきなり大声を 張り上げたりして……。  どうも最近、貴女の前だと、 調子が狂ってしまうような……。 >恋をすると、おとなになるのよ。 ディトリッシュ:……そうですか、好きな方が。  殿下に好いていただかれるとは、 その方も果報者ですね。  殿下が幸せになれますように、 応援いたしましょう。  ……あのう。 ところで、そのお相手は……。  ……いえ、なんでもありません。 なんでもありませんよ。 ディトリッシュ:ん……ああ、もうこんな時間ですか。  貴女といると、時間が経つのが 早く感じられるようだ。  では、失礼します。 ……よろしければ、また呼んでください。 ディトリッシュ:今日はよく晴れていて、 気持ちがいいですね。 >そうね、気持ちいいわ。 ディトリッシュ:この前、郊外のルルス平原を 馬で駆けてみました。  走っているうちに、愛馬ゴドルフィンと 一体となり、まるで自分が風に  なったような感覚を覚えました。  貴女が王女などでなければ、どこへでも 自由にお連れすることができたのに。  そう、風になって……。 >いつまでも、こんな日が続けばいいのに。 ディトリッシュ:お言葉ですが、私は、 そうは思いません。  雨の日もあるし、時には雪も降る。  だから晴れの日に価値を 見出せるのではないでしょうか。  失わなければ、失う危険がなければ、 ものの大切さなんてわからない。  私は、そう信じています。 >吸血鬼でもそう思うの? ディトリッシュ:……いえ、実は、いまだに太陽は苦手です。  我が身に染み付いた育ち故か、 それとも、血の呪い故か。  他の人がありがたがっているというのに、  自分だけ恩恵に与れないというのは、 どうにもさみしい気分ですね。 ディトリッシュ:今日はとても楽しかったですよ。  また、気が向いたらお呼びください。 それでは失礼します。 ディトリッシュ:ごきげんよう、殿下。  この城は、実に活気にあふれていますね。 人々の顔を見ればわかります。  皆、殿下のために働けるのが 楽しくて仕方ないという表情をしている。 >うれしいことですわ。 ディトリッシュ:家は、主の心を象徴するといいます。  この城が輝いて見えるのは、 殿下の心が輝いているからなのでしょう。 >あなたは楽しい? ディトリッシュ:ええ、このように活気あふれる城に 勤めることができて、  とてもうれしく思います。  この城には、貴女もいらっしゃることだし。 >マンハイムはどうだったの? ディトリッシュ:そうですね、陰鬱としていて、 生命の活気を感じさせぬ世界でした。  マンハイムの大半の住人である 『闇の者』は、その呼称の通り、  夜に活動する種族が多いのです。  故に、夜にならないと、 人気はほとんどありません。  また、二百年前における、騎士王と黒貴族の 戦い以来、ターブルロンドの『闇の者』の  数は、減少の一途をたどっています。 マンハイムも例外ではありません。  このままでは、あと百年もすれば、 マンハイムは死の世界と化すでしょう。 ディトリッシュ:お招きいただき光栄です。  今日はどのような話をいたしましょう……。 ディトリッシュ:殿下……いけない。  あなたの顔、あなたの姿を見ていると、 私は……ッ! ディトリッシュ:フィーリア……殿下……。  ……申し訳ありません。少々、 気分がすぐれないのです。  失礼とは存じますが、 部屋に戻らせていただいても よろしいでしょうか。 >あなたが頼りなの。 体は大事にね。 フィーリア:あなたが頼りなの。体は大事にね。 ディトリッシュ:申し訳ありません。 ……失礼します。 >この前から変よ、どうしたの? (→2回目へ) ディトリッシュ:いえ、たいしたことではございません。 ……失礼します。 ディトリッシュ:グッ……!  ……ッハァッ! ハァッ……!  あの人の顔を見ているだけで…… 気が狂ってしまいそうになる。    何なのだ、この感情は……。  ……喉が、渇く。 ※2回目。選択肢が変わる(私の血〜を選ばない場合、そこで会話終了。1回目に戻ってループする?) ディトリッシュ:フィーリア……殿下……。  ……申し訳ありません。少々、 気分がすぐれないのです。  失礼とは存じますが、 部屋に戻らせていただいても よろしいでしょうか。 >ご自愛なさい。(→1回目へ戻る) フィーリア:あなたが頼りなの。体は大事にね。 ディトリッシュ:申し訳ありません。 ……失礼します。 >この前から変よ、どうしたの? >……私の血が欲しいのね。 フィーリア:……私の血が欲しいのね。 ディトリッシュ:殿下、しかし、その……。  ……本当にいいのですね。 わかりました。では、指を……。 ヴィンフリート:あまり……良い傾向ではないな。 エクレール:あら、なぜ? ヴィンフリート:プライベートに干渉したくはないが、 殿下は公人でもある。  その行いは、他者から評価されるのだ。  ディトリッシュ殿との関係は、 あまり正常なものではないぞ。 エクレール:姫様は、おやさしい御方。  雨の中で仔猫が捨てられていれば、 拾わずにおれない方ですわ。  ディトリッシュ殿と、姫様の問題です。 放っておきましょう。  第一、また指の先を、 ちょろっと傷つけるだけでしょう。  ……ちょろっとだけですよね!? ヴィンフリート:だと、いいのだが……。 ディトリッシュ:……ありがとうございます。  一度ならず二度までも、貴女の血を いただいてしまうことになるとは。  なぜここまでよくしてくださるのか、 私には、一向に理解できない。  ……私のような者のために。  いくら感謝してもしきれない。 私は……。 ディトリッシュ:……ごきげんよう、殿下。  やはりダメです。貴女が側にいるだけで、 どうにかなってしまいそうだ。  私の部屋に戻らせてください。 貴女を……壊してしまわないうちに。 >わかったわ。 ディトリッシュ:申し訳ありません。……失礼します。 >私のことが嫌いなの? ディトリッシュ:絶対にそんな事はありません。 だからこそ、私は……。  >わかったわ、行きなさい。 ディトリッシュ:申し訳ありません。……失礼します。    >血をあげる。 ディトリッシュ:いけません、殿下。  これ以上、殿下のお体に 負担をかけるわけには……。  ああ……。 ……でも、貴女と、 少しでも長くいられるなら。 >血が欲しいのね。 ディトリッシュ:いけません、殿下。  これ以上、殿下のお体に 負担をかけるわけには……。  ああ……。 ……でも、貴女と、 少しでも長くいられるなら。 ※以下はこれ ディトリッシュ:殿下……いけない。  あなたの顔、あなたの姿を見ていると、 私は……ッ! ※黒貴族関連イベント終了後 ディトリッシュ:……ごきげんよう、殿下。 エクレール:黒貴族を倒してから、 すっかり大人気の『英雄』に  なりましたわね。 老若男女、ディトリッシュ殿の 噂で持ちきりですわ。  宮廷の女官の中でも、 ファンが急増中みたい。 >ふーん。(以下3つ全て共通) >妬けるわね。 >さすが私のディトリッシュ。 ディトリッシュ:…………。 エクレール:……聞いてます? ずいぶんと顔色が……。  前からでしたっけ。 ディトリッシュ:……すみません。  >調子が悪いなら、休んでていいわよ。 ディトリッシュ:申し訳ありません。 ……失礼します。  >また、血が欲しくなったのね。 エクレール:また……。 はいはい、お邪魔なエクレールさんは  引っ込んでいればいいんですね? ディトリッシュ:黄金色の滝のようなブロンド、 深い海のような瞳……。  父のような、純血の吸血鬼は、 他者を魅了する邪眼を持つそうです。  しかし私は、逆に、貴女に 魅入られてしまった……。