※ウィーギンティと親しいとき自動発生 ウィーギンティ:フィーリア姫。 ……フィーリア姫。  この声は、司教ウィーギンティのものです。  いまからそちらに伺っても、 よろしいでしょうか。  我々協会は、あなたのお耳に、 ある情報をお届けしなければならない、  と判断しました。 >聞きましょう。来て下さい。 ウィーギンティ:夜分に大変、失礼いたします。  ですが、この件はどうしても、 報告しなければなりませんでした。  それは、以下のようなことです。  我々協会は、人類のために存在し、 私もまたその理念を体現する者である。  ということは、ご存じでしょうが……。  私には現在、あなた個人のために、 何かをして差し上げたいという、  特殊な感情が生じているのです。 >それは、好きということ? ウィーギンティ:お望みならば、そう考えてください。  ただ我々の持つ好意と、 人の子らの持つ好意では、  だいぶ違いがあるとは思います。 >……今度は何の罠? ウィーギンティ:そう思われることは、 我々の本意ではありません。  人類に捧げるべき我らの献身が、 今このときは、あなたのもとにある。  それは誤りの無い、事実です。 >なんでもしてくれるの? ウィーギンティ:我らの持ちうる知識と、 我らの操りうる技術。  その限りにおいては。  人類社会の為に振るいうる我らの力。 その全ての流れの道を、  今あなたに託しましょう。  この願いであなたが、人類社会に対し、 致命的な破壊を行うことは無い。  そのことはわかっています。  だからこそ。 我々協会は、私のこの感情を、 行動に変えることを許しました。  そう。そして。 ……今このときあなたが何を願うのか。  私と我々は、とても興味があるのです。  ……それは研究の一環でもあり……。 あなたを知りたい、 という要求でもある。  これはやはり、 人の子らの言葉で定義されている、  恋というものなのかも知れませんね。  さあ、フィーリア姫。 あなたは何を願うのでしょう?  >この国に永遠の平和を。 ウィーギンティ:……永遠。  いかに我々協会でも、 未来の保証を行うことは不可能です。  ですが、永遠の平和に、 限りなく近づく方法はあります。  フィーリア姫。 この国を、協会が治める国としてください。  協会は全力で、ここを守りましょう。  王の試練の結果にかかわらず、 この地を真に支配しているのは、  騎士王の血をひくあなた。  あなたのお許しがいただけるならば、 協会はすぐにでも、  行動に移りましょう。   >わかりました。(EDへ) ウィーギンティ:……私と我々協会は、 フィーリア姫の英断に、 敬意を表します。  全ては、あなたが望んだままに なるでしょう……。      >それはできません。 ウィーギンティ:そうですか。 それがあなたの望みなのですね。  私も、それには異論はありません。 あなたの国は、あなたのものです。  あなたの答えは私を戸惑わせ、 そして満ち足りた気持ちに  させてくれました。  ……では、これで失礼を。  >黒貴族を撃滅してください。 ウィーギンティ:あの闇の者の撃滅ですね。  わかりました。 殿下の望むがままに。  ……では、これで失礼を。 その夜、ターブルロンドの人々は、 北の空を覆いつくす金色の光を見た。 そして数日後、知ることになる。 マンハイムの黒曜城が、 跡形もなく姿を消したと。 ターブルロンドを脅かした闇の王、 黒貴族がどうなったのか。 人々にそれを知る術はなかったが……。 それより数十年の間、 ターブルロンドの人々は、 彼の声を聞くことはなかった。 (マンハイムが協会領に)  >協会の全ての知識を。 ウィーギンティ:我々の全ての知識……。  それを知りえた者は、 すなわち協会の者とならざるを得ません。  ……それでもよろしいのですか?   >わかりました。(EDへ) ウィーギンティ:……私と我々協会は、 フィーリア姫の英断に、 敬意を表します。  全ては、あなたが望んだままに なるでしょう……。   >それはできません。 ウィーギンティ:そうですか。 それがあなたの望みなのですね。  私も、それには異論はありません。 あなたの国は、あなたのものです。  あなたの答えは私を戸惑わせ、 そして満ち足りた気持ちに  させてくれました。  ……では、これで失礼を。  >あなたと同じ世界を見たい。 ウィーギンティ:我々の世界を……ですか。  それを見た者は、 すなわち協会の者とならざるを得ません。  ……それでもよろしいのですか?   >わかりました。(EDへ) ウィーギンティ:……私と我々協会は、 フィーリア姫の英断に、 敬意を表します。  全ては、あなたが望んだままに なるでしょう……。   >それはできません。 ウィーギンティ:そうですか。 それがあなたの望みなのですね。  私も、それには異論はありません。 あなたの国は、あなたのものです。  あなたの答えは私を戸惑わせ、 そして満ち足りた気持ちに  させてくれました。  ……では、これで失礼を。  >あなたの素顔を見たい。 ウィーギンティ:……残念ながら、それは禁忌です。  あなたにも私にも、 相応の覚悟が必要となりましょう。  ……ですが、わかりました。  もしもそれを望むのであれば。  王の試練が終わり、誓約の儀が始まる前に、 私をお呼びください。  あなたの願いは、 そこで果たされるでしょう。  ……では、これで失礼を。  >いまはなにも。 ウィーギンティ:……やはり、そうですか。  あなたはあなたに必要なものを、 すでにこの世界から得ている。  あなたの答えは私を戸惑わせ、 そして満ち足りた気持ちに  させてくれました。  ……では、これで失礼を。 >こんな夜中に失礼です。 ウィーギンティ:これは大変失礼をいたしました。  こちらの時は、そちらとは、 いささか異なっておりますゆえ。 (以下、聞きましょう。〜と同じ) >エクレール! ちょっと来て! ウィーギンティ:侍女殿に来ていただくのは困ります。  私と我々は、それを望みません。  >ならばあなたも来てはいけません。 ウィーギンティ:それがフィーリア姫の望みですね。  たしかに承りました。 ではそのようにいたします。 (ここで終わり)  >仕方ありません、好きになさい。 ウィーギンティ:わかりました。 では、必要なことをいたします。 (以下、聞きましょう。〜と同じ) ※条件不明、サンミリオンが中立? 衛兵:領主様、お仕事中失礼します。 協会の司教殿がお見えです。 ロドヴィック:協会? 胡散臭い秘密結社が、私の領地に用だと?  追い返せ。奴らとの話は、時間の無駄だ。 衛兵:ハッ! ロドヴィック:……ふむ……。  ……衛兵から聞かなかったか? 私は帰れといったのだ。 ウィーギンティ:……サンミリオン領主殿。 そこにおいでか? ロドヴィック:どうやっているのか知らんが、  他人の部屋に勝手に入ってきおって。  私はな、生身の連中と違って、 貴様らの手妻にまやかされはしないのだ。  端から居たと言っても、ごまかされんぞ。 ウィーギンティ:サンミリオン領主殿。 我々はこの地の責任者たるあなたに、  協会への増資を提案したい。 ロドヴィック:……えい。 やはり、貴様らには私が見えんし、  声も聞こえんのだな。  それとも、あえて無視しているのか? どうなんだ? ウィーギンティ:提案は、確かに伝えた。 それでは失礼する……。 ロドヴィック:チッ、消えおったか。 こうあっさり出たり消えたりされては、  亡霊の立場がないな。 ※黒貴族配下騎士によって領主が死亡 ウィーギンティ:協会の名と、定められた約束のもとに、  主をなくした領地の経営を代行する。  そこに座すものよ。去るべし。 ヘルゼーエン: ……ん、ああ。ずいぶんと遅かったな。  待ちくたびれて、眠ってしまった。 ウィーギンティ:あなただったか、闇の王。 ヘルゼーエン:久しいな。協会の御業を、 このターブルロンドで預かる者達よ。  貴様は何代目だ? ウィーギンティ:あなたとの最後の邂逅より 数えて4代。 のべて20代。 ヘルゼーエン:ふん、まったくもって、 あの時と変わらぬように見えるがな。  どのようにして、姿を継承している? 貴様らの技は忌々しいことこの上ないが、  その内容には興味がある。 ウィーギンティ:我々は、闇の者に、 いかなる技術も与えない。  去れ、闇の王。 ここはこれより、協会の地だ。 ヘルゼーエン:ああ、もちろんだ。 王の試練で定められたとおり、  この領地は引き渡そう。 ウィーギンティ:……それは驚くべきことだと考える。  自らの力で奪った地を、 これほど容易に手放すと言うのか? ヘルゼーエン:私は王候補として立ったのだぞ?  ならば、試練の約束は尊重しよう。 そうでなければ、楽しめないというもの。  なに、取り戻したくなったときには、 一息で取り戻すだけのことだ。  このように! ウィーギンティ:……。  これ以上、その力を振るうのならば、 協会はそれを、宣戦布告とみなす。 ヘルゼーエン:ふん、裾もそよがぬか。 あいかわらず、奇妙なまやかしを使う。  人間であれば、三度は灰になっておるものを。 ウィーギンティ:四つの力の偉大なるかな。 物は力に、力は物に。  協会の力は、人類のためにある。 闇の者達の好きにはさせない。 ヘルゼーエン:ふん、講釈はいらんぞ。私は帰る。  焦げた調度品に関しては、 後日代わりのものを贈ってよこそう。  安心しろ。 人間の剥製などではなく、 まともなものを選ばせるゆえ。 ウィーギンティ:心遣いを評価しよう。 ヘルゼーエン:ククク……。 しかし人間どもも、愚かなことよ。 ウィーギンティ:その言葉には、賛成できない。 ヘルゼーエン:愚かなのだよ。  我ら闇の恐怖から逃れ、 大地の災いから身を守るために、 協会を招きいれ……。  なにより恐ろしいものたちに、 内側から喰らわれてゆくのだからな。  協会の者どもよ。 貴様らこの十数年に、 いくつの国を乗っ取ってきた? ウィーギンティ:人々が望んだことだ。  今このとき、主なき領地を預かる役目を、 この国の人々から託されたように。  さらばだ、闇の王。 最後の戦いの日が、今ではないことを  あなたは見通しているはず。 ヘルゼーエン:さらばだ、協会の者達。 また近いうちに、会うことになるがな。 ウィーギンティ:……。  ……恐るべき力よ、闇の王。 やはり、今の人類の技では、  対抗できるものではないか。 ※ユークレースがロザーンジュで待機中、ウィーギンティに贈物を2回 ウィーギンティ:ユークレース。 王女の騎士となっていたのですか。 ユークレース:ああ、司教様! こんなところでお会いできるとは! ウィーギンティ:ユークレース。  そうですか、いまあなたは、 王女の警護を……。  体のほうは、大丈夫なのですか? ユークレース:まだ、シジェルの野には、 招かれてはおりません。 ウィーギンティ:そのまま、じっとして、 心の中で十ほど数えてください。 ユークレース:は……? いえ、わかりました。 そういたしましょう。 ……。 ウィーギンティ:やはり、病は進行していますね。  このままでは、あと一年もたぬでしょう。 ユークレース:……明日の朝目覚めぬことも、 覚悟はしております。 ウィーギンティ:……それは困りますね。  王女にとって、あなたはかけがえのない、 大切な守護者……。  ……わかりました。 この丸薬をお飲みなさい。 ユークレース:……司教様。 私は協会の秘法を借りてまで、  生きながらえようとは……。 ウィーギンティ:これは病を治すものではありません。  病の進行を抑えるだけのものです。  時が来れば、死は免れません。 ですがこれを服用すれば、その当日まで、  あなたの体をもたせる事ができるでしょう。 ユークレース:……それは、願ってもないもの。  ありがたく、いただきます。 ウィーギンティ:私はやるべきことがありますので、 これで……。  ユークレース。  あなたが病に自ら打ち勝つことを、 期待していますよ。 ユークレース:ええ……。 (※このイベントによって体力が◆◆になる。  1ターン目は待機でなく療養中でも良い  オベルジーヌとクレメンスをどちらも訪ねなくても死なない?) ※エヴァンジルがブラッドベリーにいる:1 ウィーギンティ:すべては人の子らの未来のために。  王女の騎士エヴァンジルよ、 我ら協会の館へようこそ。 エヴァンジル:司教殿、お会いできて光栄です。 まさか直接会ってくださるとは。 ウィーギンティ:フィーリア殿下より、 よしなに、との連絡がありましたから。  感謝でしたら、彼女に。 エヴァンジル:なんと、姫様が? ……ふむ、どこまで知っておられるのか。  何はともあれ、ありがたい。 実は司教殿。 今日は折り入ってお話が。 ウィーギンティ:いかなる言葉でも、聞きましょう。  力になれるかどうかは、別のことですが。 エヴァンジル:……これだから、協会の奴らは。  こほん……。 実は、王女のことではなく、 私の家族のことでね。 ウィーギンティ:結論から申しましょう。  協会の技術はその病人を、 快癒させることが可能です。 エヴァンジル:……おおっ! それなら……! ウィーギンティ:その方が、我ら協会の一員となるならば、  こちらから出向いてでも、 治療を行いましょう。 エヴァンジル:……やはり、協会員にならなければ、 だめなんだろうか。  他でも同じ事を言われたんだが。 ウィーギンティ:はい。その病を治す技術は、協会のもの。  いまだあなた方人類が、 自ら手にしているものではありません。  ゆえにその技術は、 人類の存亡の危機でない限り、  協会の内にとどめられねばなりません。 エヴァンジル:……嫌がるんだよなあ、病人が。 協会の仲間にはなりたくないと。  どうか、司教殿の一声で、 協会の決まりを曲げて、  タダで治してやってくれないかな。 ウィーギンティ:あなたは勘違いをしています。  協会員となっていただくのは、 対価というわけではないのです。  協会の一員でないものには、 あるべき技術しか、 用いられるべきではない。  尋常の薬を、調合させておきます。 それを持ち帰り、使うと良いでしょう。 エヴァンジル:あー……。 それは嬉しいんだけれど……。 ウィーギンティ:無論これは、こちらが勝手にすることです。  対価など、要求はいたしません。 エヴァンジル:はー……。それは助かるな。  ありがとう司教殿。 では遠慮なく、頂いて行くよ。 ウィーギンティ:傷薬は不要ですか? エヴァンジル:は? なんで傷薬が? ウィーギンティ:不要ならばよいのです。  それではまた近いうちに、 お会いいたしましょう。 ※エヴァンジルがブラッドベリーにいる:2 ウィーギンティ:すべては人の子らの未来のために。  王女の騎士エヴァンジルよ、 我ら協会の館へようこそ。 エヴァンジル:やあ司教さん、また来たよ。 ウィーギンティ:今日のご用件は? エヴァンジル:王女のすばらしさを、 司教さんに説きに。 ウィーギンティ:我々協会は、公正な審判。  協会への寄与を持ってのみの評価しか、 出来ないことになっています。 エヴァンジル:わかってるわかってるって。  だが話を聞くくらいいいだろ?  こんな男も女もないような場所にいちゃ、  若い女の子の話に飢えてるだろう……、 と思ってさ。  そんな仮面つけてるけど、 あんただって若い男なんだろ?  色々思うことはあるだろうよ。 ウィーギンティ:お心使いはありがたく思います。 ですが、無用のことです。 エヴァンジル:またまた、無理しちゃって。  こないだもらった薬が良く効いたから、 これは私からのサービスだよ。  遠慮せずに聞いてくれ。 なに、ここであったことを、  よそで言いふらしたりはしないよ。 ウィーギンティ:……なるほど、謝礼ですか。 そういうことでしたら。 エヴァンジル:よーし。素直になったな。  じゃあ聞かせてあげよう。 いかに我が姫が、美しく可憐であるか! ウィーギンティ:楽しみです。 ぜひ聞かせてください。 エヴァンジル:……というわけだ!  どうだ、瑞々しい美少女の姿が、 目に浮かぶような逸話だろう。 ウィーギンティ:ええ、本当に。 心が浮き立ちます。 エヴァンジル:喜んでもらえてよかった。 じゃあ、私はこれで引き上げるよ。  ああ、もしよければ、 来るべき日には、 フィーリア姫を王に推してほしい。  それじゃあ、また。 今夜はいい夢見るんだよ。 ウィーギンティ:……。  ふむ、人の好意を無にしない、 というのも、疲れるものですね。 ※エヴァンジルがブラッドベリーにいる:3 ウィーギンティ:すべては人の子らの未来のために。  王女の騎士エヴァンジルよ、 我ら協会の館へようこそ。 エヴァンジル:単刀直入に聞こう。 この手を治せるだろうか。 ウィーギンティ:……私の目には、あなたの手が、  ひび割れた鳥の翼のように見えます。 エヴァンジル:……どういうことだい? ウィーギンティ:取り返しはつきません。  あなたの手やがて、二度とものを握れぬ程、 破壊されてしまうでしょう。 エヴァンジル:……本当かよ、と言いたいが……。  協会の人間が言うなら、 本当なんだろうな……。 ウィーギンティ:今すぐ剣や槍を握るのをやめ、 細かい動きもやめるなら……。  手の破壊は、無限の未来まで、 先延ばしできるかもしれません。 エヴァンジル:つまり、手を使わなきゃいいってことか?  だが、それは無理だ。 俺は騎士なんだよ!  槍を握れなきゃ、どの道、 騎士としてはおしまいじゃないか。 ……くそっ!  なああんた! なにかこう、いい方法はないのか?  協会は、なんでも知ってるんだろ! ウィーギンティ:我らは全知にはあらず。 全知へ至るための技術を識るにすぎません。  ですが、その手を治すだけでしたら、 たやすいことです。 エヴァンジル:……! 本当か! ウィーギンティ:……世俗と決別し、 協会の一員となるのでしたら、  あなたの肉体はあるべき形に治るでしょう。 エヴァンジル:……それじゃ、意味ないだろー! ウィーギンティ:……喜ばなかったか。  先だっての好意に、 応えようと思っただけなのだが。