※リベルの炎狼を47ターンまで放置 衛兵:バスティアン様、 山を荒らしまわっていた炎狼が、  姿を消したようです。 バスティアン:ほら、ボクが言ったとおりだろ。  ほっといても、問題なかったじゃないか。 衛兵:その……、 山に住む民衆達に、被害が……。 バスティアン:そんなの気にしない気にしない。  じゃ、ボクは政務に戻るよ〜。 衛兵:はぁ……。 ゲルツェン兵:ハイル・ケーニクライヒ!  報告いたします、将軍閣下!  リベルの魔獣、ヴォルフファイアーは、 自然消滅した模様です。  どうやらターブルロンドには、 かの魔獣と戦う力さえ、  なくなったものと思われます。 全権将軍:騎士王国とうたわれたかの国も、 なんと落ちぶれたことよ。  一年間はと静観していたが、 これはその一年間すら保つまい。  もしグリューネベルクからリベルが、 クロウカシスや黒貴族の手に落ちれば、  我らゲルツェンの危機となる……。 ゲルツェン兵:それでは、国王陛下の指示どおり……。 全権将軍:進軍はまだ行わぬ。  時を誤れば、瀕死のターブルロンドに 止めを刺すことになりかねぬ。  今、かの国に死なれては、 わが国も困るのだ。 死なず生きずで居てもらいたい。  西方国境軍、全てに命令を出せ。  我が命令が下るまで、 一切の挑発行為を禁じるとな。 ※条件不明 宰相とバスティアンが王女派? 〜アルジャン〜 バスティアン:叔父さん! いつまであんな、馬の骨を飼っているの?  あんなおばかな騎士は、 叔父さんの跡継ぎにはふさわしくないよ!  実際には、血のつながりもないわけだしさ! ディクトール:ふむ。跡継ぎか。 確かに実子がない私が資産を遺すには、  養子の形で跡継ぎを迎えるしかないな。  ところで我が血に連なる甥っ子よ。 おばかな跡継ぎとは、誰のことだね。 バスティアン:ごまかしちゃイヤだよ! アストラッドさ、ア・ス・ト! ディクトール:奴が私の跡継ぎ? ハハハ! ハハハハ!  それはお前の心配のしすぎだ! アストラッド:おじさん! それじゃ、行ってきます! バスティアン:ア〜ストラッド卿!? なんだ、どこへ逃げる!? アストラッド:あっ、バスティアンのおじさん! お久しぶり!  あははっ! 相変わらず、いい触り心地ですね! バスティアン:うふふふ、ぽよんぽよん。  ……そーじゃない! 王の試練の最中だっていうのに、  お前はどこに行こうというんだ! アストラッド:もちろん、遍歴の旅です。 バスティアン:へんれきぃ!?  きみ、資産も領地も肩書きも、 叔父さんにもらってるだろ!? アストラッド:そうですね。  でも騎士と生まれたからには、 一度は遍歴の旅をしてみないと。  だからいままで頂いたものは、 一切合財……っていうんでしたっけ?  全部まとめてお返しして、旅に出るんです。  叔父上も快く認めてくださいました。 ディクトール:止めても止まらんものを止めようとする程、  無為なことはないからな。 まあそういうわけだ、バスティアン。  私がアストラッドを跡継ぎにしたくても、 こやつのほうにその気がないらしい。 バスティアン:うぐぐ、なんて贅沢な!  叔父さんが差し伸べた手を、 跳ね除けるなんてぇ! アストラッド:バスおじさん、オレ、 難しい例えされてもわかんないよ。 バスティアン:どこも難しくないゾ! アストラッド:ああ、でも旅先じゃ、 バスおじさんのおなかで遊べないのが、  ちょっとさびしいなあ。 バスティアン:うふふふ、ぽよんぽよん。 ……やめんかー! アストラッド:あはは! それじゃ、今度こそ行ってきます。 ディクトール:ああ、さっさと行け。  もしも辛かったら、いつでも帰って来い。  この世の中は、お前が考えているほど、 暖かでも清らかでもないのだから。 アストラッド:大丈夫、大丈夫! ディクトール:……行ったか。 ディクトール:阿呆め。 なぜ好き好んで、苦労の多い道を行くのか。 バスティアン:叔父さん、もしかして、 がっかりしてるの?  気を落とさないで。 叔父さんにはまだ、ボクがいるじゃないか。 ディクトール:……ところで、バスティアン。  リベルとゲルツェンとの国境における、 防御体制はどうなっている?  従事する人数を増やすことなく、 効率の向上を行うことで、防御力を増せ……  と言っておいたはずだが。 バスティアン:ううう……。  叔父さんはもうちょっと、 感傷に浸ってたほうがいいと思うよぅ。 ディクトール:聞こえていないのか、バスティアン。  国境の体制はどうなったのかと聞いている。 バスティアン:ごめんなさい叔父さーん。 すっかり忘れてましたぁ! ディクトール:やれやれ困った甥だ。  これでアストラッドより、 出来が良いつもりでいるのだからな。 ※リベル革命後 ヴィンフリート:殿下、リベルを探索していた騎士が、  このようなものを見つけたようです。 エクレール:……あら、その手紙。  シルヴェストルおじさまの、 署名入りではないですか。 ヴィンフリート:バスティアン殿にあてた信書です。  無駄な贅沢をやめ、質素に生きよと。 ……そう諭した手紙です。  まつりごとには疎い父ですが、 リベルで高まっていた革命の機運を、  感じ取っていたのでしょうね。  バスティアン殿がこの書に、 少しでも目を通していたなら……。  あんなことにはならなかったでしょうに。 エクレール:……世の中って、 そういうことばっかりですわよ。  仕方ありませんわ。 贈物 『将軍の一筆』 を手に入れた!