※ユークレースを雇用していて、ギィの登場前 ユークレース:……。 そこの樹上に居られる騎士よ。  降りていらしてはどうですか? ??:ほう、さすが天才と呼ばれた男。 今の殺気に気が付くとはな。 ユークレース:なんの御用ですか。 私はあなたを、存じていませんが。 ??:騎士と騎士が道中であいまみえれば、 やるべきことは一つ。 ユークレース:……決闘を? ??:それも悪くはない。 だが、ただの殺し合いをこそ、 私は望んでいる。  ……おぬしもそうであろう。  人の目がある決闘では、 おぬしの天賦の才は発揮できまい。 ユークレース:わかりました、死にたいのですね。 ではお望みどおりに。 ??:それでよい……。 ユークレース:はぁ……はぁ……。 ??:ぐぅ……。  フム……勝負はつかず、か。 これ以上やりあっても無様なだけだ。 ユークレース:そうですね、勝負は、次の機会に。  ……あなたの、名は? ??:いまは、私の名を知る者は、おらん。  だが、おぬしにだけは、教えておこう。 天賦の才のユークレースよ。  ……我が名はギィ。 いつかまた、会おう。 ユークレース:……ギィ……ですか。