ディトリッシュ(制服):この宿舎ともお別れか。 オーロフ:相変わらず辛気くせぇ面してやがんな。 ディトリッシュ:おまえか。 ……世話になったな。 オーロフ:なに改まってんだ? 気持ち悪ィのは顔だけにしてくれ。 ディトリッシュ:私の役目は終わった。 この国にいても仕方ない。 オーロフ:……あー、そうか。姫さんか。  気を引くだけ引いといて、 『試練』が終わったらポイ、だもんな。 ディトリッシュ:はっきり言う奴だな。 オーロフ:あーあ、俺も宮廷にゃ飽きたよ。 どっか他の場所に行こうと思ってんだ。 ディトリッシュ:そうか。 オーロフ:どうだ、一緒に来ねーか? ディトリッシュ:……それも一興かもしれないな。 オーロフ:よし、そうと決まれば、善は急げだ。 支度しろ。 ディトリッシュ:フフ……。 オーロフ:なんだ、気味悪ィな。 ディトリッシュ:いや、少し楽しそうだな、と思っただけだ。  道連れのある旅などしたことが なかったのでな。 オーロフ:そういや、北国クロウカシスに、 『雪の魔女』が住む洞窟があってな。  そこには財宝が……。 ※最後にディトリッシュを選ぶ  オーロフとレミーは一度も雇用しなくても出てくる オーロフ:さすがディトリッシュ、 あいつはやる男だと思ったぜ。  あいつも闇の血で苦労しただろうから、 幸せになってほしいよなあ……。 リル:あー! もふもふのおおかみさん、 あんなところにいるー! オーロフ:うおっ、また見つかった!?  人間のガキってのは、 どんな嗅覚してるんだ! リイ:おおかみさ〜〜ん! さわらせて〜〜! オーロフ:もうカンベンしてくれ〜!  闇が幸せになるってのも、 こりゃ考えもんだ! レミー:……ふ。 まあそういう生き方もあるだろうさ。  僕たちは僕たちで、 気楽にこの世を楽しみ続けるかね。 カラス:……ガァ。 リイ:触らせてー! リル:リルが先に触るの! 私の方がお姉ちゃんなんだから! コーディ:みょみょー! オーロフ:…………。 ビアンカ:あらあら、すっかりなつかれて。 フォルカー:オーロフ君もまんざらではないようだがね。 オーロフ:放置すんじゃねえよ! どうすりゃいいんだ……! フォルカー:自分で考え給えよ!