※イリヤのイベントを全てこなしていて、イリヤを呼ばない イリヤ:……やっと来たか。 そんな技術を使う割には、 遅いじゃあないか。 ウィーギンティ:我々の技術は、 移動の時を負にすることもできるし、  旅立つ前に旅立つことも出来る。  だが、約束したときの変更を、 事前に察知することはできない。 イリヤ:いつもながら、よくわからんな。 なにか意味あることを言ってるのか? ウィーギンティ:可能な限りの真実を。 なぜならば、グラニ王イリヤとはこの後、  長い時を共有しなければ ならないのだから……。 イリヤ:大げさな言い方するな。 ただ、あんたがグラニの協会の、  司教として派遣されるだけだろう?  まあ、あんな小国に、 あんな位の高い協会員が来てくれるのは、  光栄ではあるし、頼もしいが。 ウィーギンティ:私も、あなたの手助けを出来ることが、 光栄だと思っている。 従士(ハウゼン):若様! アルジャン行きの馬車が出ます! イリヤ:……よし、行こうか司教。 オレたちの国へ。  ……って。 自分だけ先に!  おいウィーギンティ! どうせなら、オレも一緒につれていけー! エリオット(制服):戴冠式のフィーリア様、 とってもきれいでしたね! イリヤ(私服):ああ。 協力した甲斐があったというものだ。 エリオット:イリヤ様はこれから、 どうなさるおつもりですか? イリヤ:国へ帰ろうと思う。 エリオット:えっ? イリヤ:殿下を見ていて、決心がついた。  オレも、オレ自身の力で 国を取り戻そうと思うんだ。  殿下にあってオレに欠けていたのは、  行動力だ。オレは、『不幸な境遇』に 甘えていたんだな。 エリオット:……行っちゃうんですか? イリヤ:な、なんだよ。 その、捨てられた仔犬みたいな目は。 エリオット:いえ……さみしくなるな、って。 イリヤ:まあ、話の続きを聞いてくれ。  ……殿下にあって、オレに欠けてるものが まだあるとすれば、それは優秀な部下だ。  政治を支える執政官のヴィンフリート、 精神面を支える侍女のエクレール、  そしてオレたちのような騎士。  だから……オレも部下が欲しい。 その……おまえのように優秀な騎士がな。 エリオット:それって……! イリヤ:来るのか、来ないのか! エリオット:うーんと、うーんと。 お手当て次第でしょうか。 イリヤ:え!? エリオット:うふふ、冗談ですよ!  さあ、連れていってください、 あなたの国へ!