・アストラッド フィーリア:私をつれて、遠くへ逃げて! アストラッド:フィーリア、何を言い出すんだ! エクレール:……ま、やっぱりこうなりますか。 国の面倒と、アストラッド殿の面倒、  両方見るのはちょっと重荷ですものね。 ヴィンフリート:……。 アストラッド:君は、女王になれる人なんだよ!  その気になれば、豪華な食事も、 きれいな服も、望むがままなのに!  それを、捨てるなんて、いけない。 オレのためなんかに、 ……絶対にいけない! >あなた無しでは、幸せになれない! アストラッド:フィーリア……。  オレも……オレも、 君と会えない間、 ちっとも幸せじゃなかった!  オレたち、愛しあいたいだけなのに!  なんでこんな悲しい思いを しなければならないんだ!  ……わかった、幸せになろう、フィーリア。  オレ、世渡り下手みたいだから、 いい暮らしはきっと、  させてあげられないけれど……。 君を幸せには、してみせる!  逃げよう。伯父上の居ないところへ。  追っ手だって、 オレが全部蹴散らしてみせる。  世界は広いんだ、 きっと幸せに暮らせるところがあるさ! >どんなものより、あなたが大事なの! アストラッド:フィーリア……。 オレもだ、オレもだよ!  くそっ、伯父上が、 伯父上の恩がなんだっていうんだ。  オレはこの世の誰より、 フィーリアが大好きだ!  ……わかった、逃げようフィーリア。  オレ、まだ、 伯父上のことは裏切れないけれど……。  伯父上の居ない場所へ、 逃げるくらいは出来る。  追っ手がかかったって、蹴散らしてみせるさ。 そのための、騎士の力なんだから!