>ユークレース 華麗なる騎士の登場だ! 線の細さと裏腹に、技量には定評があるぞ!  かの騎士の名は、ユークレース! 病身ながら抜群の技を会得し操る、 彼を天才と呼ばずして何と表現しえようか!  夢幻の美技、ユークレースが入場だ! 天賦の才を持つ絶倫の武人でありながら、 病魔にその身を蝕まれる非業の騎士、  ユークレースの入場! ユークレース:では始めよう。 言っておくが手加減はしない、  手短に終えさせてもらう。 王女と親密?:姫。 あなたのために、私は、 闘い抜くことを誓います。 ユークレース(有利?):思いのほか体調がいい。体も軽い。  精神の好循環か? ……さあ、始めよう! ユークレース(不利?):こんなときに、胸が……。 鎮まれ、鎮まるんだッ。  くっ、もう、時間か……! 対ヘルゼーエン:永遠を生きるとはどういう気分です。 私の血を吸ってみますか?  フフ、戯れ言でした。さあ、始めましょう。 対ヴェンツェル:フフ……なんという皮肉でしょうか。  このような形で、兄弟の優劣を 判定されることになろうとは。 対リュシアン:死の淵にいる私が、未来ある少年を 手にかけようとしている。  ……私は、なんと罪深い人間なのだ。 対ヴァルター:『紅の獅子』、騎士の間でその名は、 一種のブランドとなっている……。  お手合わせでき光栄です。 対フェリクス:『ネコネコ騎士』……ですか。 ネコの暮らしに憧れたこともあったが、  生まれを嘆いても仕方がない……。 対ギィ:会いたかった……あの日から、 あなたのことを考えなかった日はない! ・ノーライア、抑えるんだ。 力を溜めて、一瞬に爆ぜるぞ。 ・我が技をお目にかけよう! ・そう、息を溜めるんだ。 落ち着け……そして見切る! ・早く終わらせるためにも…… 隙を生じさせるしかない。 行くぞッ、せい、はっ、せやあッ! ・その勢いを利用させてもらう! ・すうううう……むんっ! 行くぞッ、うおおおおおお! ・ノーライア、仕掛けるぞ。 誘いに乗せれば、私の勝ちだ。 ・行こうノーライア。 この局面は、勢いで押し切るぞ。 ・ノーライア、分かっているな。 一瞬でいい……仕掛けてきたその瞬間、  我が意のままに跳ねてくれッ。 ・ノーライア、私は技に賭ける。 なぜならこれらの技こそが、  私が生きてきた証そのものだから……! ・覚悟は認めてもいい、だが、 どうしようもないこともあるのだ……。 ・命を無駄にするなどと……。 真剣の決闘だ、間違いも起こりうるんだぞ。 ・おそらく私は万全ではないよ。 その今の私を相手にして、これなのか? ・考えが甘すぎる…… 無邪気すぎる。羨ましいほどだ。 ・うぐっ……がはっ、ごほっ! ち、血が喉に…… 息が……! 勝ち:この勝利を、我が敬愛する騎士王へと捧ぐ。 負け:負けたか。 天才などと呼ばれ、病を気にかけ、 ……侮りがあったのだろうな、私に。 負け:フッ。 病より早く死がもたらされるとは。 これでいい、のかもしれない。 ユークレースは少し血を吐き、 そのまま永遠に動かなくなった。