媚薬

意味:恋、情欲

スカピン:あ、あの〜。 すいません。 やってますか?
>(^^
スカピン:いや……。 その……。 ええと……ですねえ。
 ちょ、 ちょっと探しているものが ありまして……。

>(>_<
スカピン:わ。 す、すす、すみません……。 営業中じゃなかったんですか。
 もうしわけない。 じつは、その……どうしても 手にいれたいものがありまして。

 え〜と。
 ここは、魔女のお店ですよね?
 つまり、魔法の薬とか、 おまじないの道具とか、 そういうものもあるでしょうか?
 え〜と。
 たとえば、その……
 『ほれ薬』、とか。
 つ、つまり……
 飲むと、飲ませた相手のことを 好きになってしまう、 というような薬……
 とか…… そんなものは……
 はははははははははははは……。
 そんなもの、ないですよね?
 いや、すみません。 ヘンなこと聞いちゃって。 どうも、失礼しました!
チョコ:……あ〜あ。 こっちの返事も聞かずに、 勝手に帰っちゃったよ。


ガメッツ:『ほれ薬』、だって? ざんねんながら、そんな薬は、 ウチではあつかっていないなあ。

グスタフ:『ほれ薬』……ねえ?
 『ほれ薬』のことは わからないが、酒ってヤツは、 人間を素直な心にしてくれるぜ。
 恋を実らせたかったら、 いっしょに 酒でも飲めばいいのさ。

>噂話
ラオ:う〜ィ、ヒック……。 日々酒を飲み、楽しく暮らす。 よきかなよきかな……。

門番:『ほれ薬』……ですと?
 たとえそんなものを使われても、 あやしいヤツは一歩たりとも お城のなかに通しませんとも!

ライアット:『ほれ薬』……ですって?
 女性の心をつかむために 薬を使うなど、 騎士道に、反します!

ハイライン:『ほれ薬』?
 よく、騎士物語なんかに、 そんな薬も出てくるがね。 はたして本当にあるのやら……。
 ま。モテモテのオレにとっては 必要なんかないけどな。 フフフ。

フンボルト:『ほれ薬』?
 おう! 知っておる。知っておるぞ!
 あれは……そう。 拙者がまだ、黒髪つややかな若者 だったころの話じゃ!
 そのころ、たいそう美しいご婦人 がおってな、拙者はそのハートを 射止めんとしておったのじゃ!
 そこで聞いたのが「悪魔の山」 と呼ばれる険しい山のてっぺん にある塔の話じゃった!
 なんと、そこには魔法の媚薬、 ……つまり『ほれ薬』じゃな…… があるというではないか!
 そこで拙者は、 愛馬ヒンデンブルグを駆り、 悪魔の山へと向かったのじゃ!
 てっぺんにつくまでに、 数々の試練があったのじゃが、 ……まあ、その話は今度じゃ。
 拙者の話は長い、 と 皆の者がいうのでな。拙者も 最近は反省しておるのじゃ。
 さて。そうして拙者は、 ついに、その魔法の媚薬を手に いれたのじゃ!
 どうなったかって? ……まあまあ、あわてるでない。
 そのご婦人はな。自分のために 拙者が、そんな冒険をしたこと にえらく感激してくれてな。
 つまりじゃな。おかげで媚薬など 使わんでも、ご婦人のハートを 見事射止めたというわけじゃ!
 ワハハハハハ!
 ……いやいや。むろん、そのとき の媚薬は、もうないのじゃ。 従者に気前よくやってしまった。
 とっておけば、よかったのう。 サララどのの 役に立ったじゃのうになあ!
 ワハハハハハ!

侍女1:『ほれ薬』ですって?
侍女2:そんなものがあったら、 ……いやーん。どうしましょ!
侍女1:ねえねえ、そんなものあったら、 どの殿方に使う?
侍女2:いやーん。使うだなんて。 どうしましょ! どうしましょ!

乳母:『ほれ薬』……ですって?
 オホホ。このばあやには、 もうそんなものは 必要ありませんわねぇ。
 それにしても若い人たちって、 ステキねえ。この年になると わかりますよ。ええ!
 そんなものなくたって、 「恋ができる」っていうのが、 若い人の特権なのですのにねぇ。
 あらあら。 年をとると、説教くさくなって いけないわね。ホホホ。

大臣:『ほれ薬』……ですと?
 そんなものがあったら、 国家の一大事ですぞ!
 それを使って、姫さまを、 たぶらかそうという、悪いヤツが 出てきて、大変なことじゃ!
 そんな危険なものは、 見つけだしたら、 そっこく焼き捨てるべきですぞ!

王様:『ほれ薬』じゃと?
 そんなものがあったら、 面白いじゃろうなあ。

妃様:『ほれ薬』? 媚薬のことじゃな?
 いやいや。わらわは、 そんなもの見たことも使ったこと もないぞよ! オホホホホホホ!

オーロラ姫:『ほれ薬』ですって? そんなもの、あるのかしら?
 でも、たとえ薬の力だとしても、 燃えるような恋というものを、 私も一度してみたいわ。

ルビィ:『ほれ薬』……ですって?
 オーッホッホッホ! あたくしに、そんなものは、 必要なくってよ!

サファイア:『ほれ薬』……だと? くだらんな。 そんなモノにたよる オトコなどがいるのか。

ガーネット:『ほれ薬』? キョーミないね。そんなもん。

チープ:『ほれ薬』だあ? オレはそんなもんいらねえよ。 バカにするんじゃねえ!
 そんなモンなくったってよ。 女のひとりやふたり、 オ、オレだって……。

スネイク:『ほれ薬』なんてのがあったら、 確かに便利だよなァ。 ひひひ……。

リンダ:あら〜ン、かわいいお嬢さんv 今日はどうしたのかしらン。
ゲヒンゴ:おいっ魔女ッコ! 俺様の盗賊ギルドに なんのようだ。
>話す
ゲヒンゴ:『ほれ薬』? ぐえっへっへっ。
 いいねえ。カネがありゃあ何でも 買えるってのは、いいことだぜ!
 ナマイキな、ルビィのヤツに 飲ませて、俺さまにしたがわせて やればゆかいだろうな。げへへ!
リンダ:『ほれ薬』? アタシ、持ってるわよン。
 このアタシのビボーこそ、最高の 『ほれ薬』よン。これがきかない オトコなんていないわよ〜ンv

ゴモル:『ほれ薬』……ですか〜? そんなモノなどなくても、 伯爵さまの、おちからなら……。
 オットット、失礼。 サララさまに聞かせる ような話じゃなかったですねぇ。

ブラム伯爵:『ほれ薬』……だと? フハハ……心配しなくてよい!
 そんなモノなくても、私は、 ハニーにホレまくっておるぞ!
>出る
ブラム伯爵:ハニーなら、 いつでも大歓迎だぞ!

キュティ:『ほれ薬』ですか? そんなものがあったら、 伯爵サマの心も……。
 はっ。わ、わたしったら、 とんでもないことを……。 い、いまのはナシですきゅ!

デスモンテ神父:おおっ、 魔法使いのお嬢さんではないか。 ここは危険じゃぞ。
>話す
デスモンテ神父:なにィ? 『ほれ薬』だと……!? それは人の心を魅了する薬かッ。
 それはきっと、吸血鬼めが、 人間界を混乱させるために つくった魔薬にちがいないわッ!


>魔法使いの塔
チョコ:おやっ。サララ。 塔のまえに誰かいるよ。 先客がいたみたいだね。
マルローニ:それでは……。 よろしく、おねがいしましたよ。 ラオ老師どの。
ラオ:フォッフォッ、安心せい! 偉大な魔法使いのワシにかかれば 『ほれ薬』など、至極簡単ぢゃ!
 す〜ぐにできあがるわい! まぁ、大船にのったつもりで、 まっておるがよいのぢゃ!
マルローニ:本当に、だいじょうぶかな? なんか心配になってきた……。
ラオ:フォッフォッフォッ……。 カ〜ンタン。カンタンなこと ぢゃよ……。
 …………おや?
 これはこれは、 かわいいお客さんぢゃの。
 なになに、 弟子のウィルのヤツに 会いにきたのか?
 ほほう。 あやつもスミにおけんのう。 フォッフォッフォ!
 お〜い!! ウィル! おぬしに客ぢゃ!
(ウィルと初対面)
 ウィル:サララさん、ですか。 ああ、チェルシーさんから あなたのことは聞いています。
  チェルシーさんが言ってました。 今度3人でダンジョンに 行きましょうって。
  修行の成果を試しに、 よく行くんですよ。 一緒に行きましょうね。
 魔法使いグループとパーティーを 組めるようになった。
 ウィル:ああ、失礼しました。 自己紹介がまだでしたね。
  はじめまして。 ボクの名は、ウィルです。
  ラオ老師さまのもとで修行中の、 「魔法使いのタマゴ」 といったところです。
 >(^^

 >煤i ̄Д ̄
 ウィル:あっ。 そんなに不安がらないで ください。
  ラオ老師は、 ああ見えても、 高名な魔法使いなんですよ!
  う〜ん。 たしかに誤解されちゃいやすい人 なんですけどね……。

ウィル:やあ、 サララさん。 今日はどうしたんですか?

 え? 『ほれ薬』、ですか?
 う〜ん……。
 …………。
 …………。
 ああ。すみません。 ちょっと考えごとを していたもので……。
 ええ。そんな高度な魔法薬を 半人前のボクに作れるかっていう 問題もあるのですが……。
 じつはちょうどいま、師匠にも、 『ほれ薬』を作ってくれという 依頼がきているんですよ。
 ところが、いつものことで……。
 すごく、安うけあいしておいて、 毎日なまけていて、ちっとも 仕事にとりかからないんですよ。
 師匠にとっては カンタンすぎて、やる気がしない のかもしれませんけど。
 ……だったら、最初から仕事なんか 受けなければいいのに……。
 ブツブツブツブツ……。
 あっ。すみません。
 う〜ん……そうだな。
 よし!
 サララさん。 その『ほれ薬』を作るというのを ふたりでやってみませんか?
 ボクにできるかわかりませんが、 材料集めに協力してもらえたら、 うまくいくかもしれません。
 どうでしょうか?
>(^^
ウィル:それじゃあ、がんばりましょう。
 ふたりで力をあわせれば、 きっとできますよ!
 師匠が、なまけているうちに、 『ほれ薬』を先に完成させて、 おどろかせちゃいましょう!

>煤i ̄Д ̄
ウィル:たしかに師匠と競争するみたい で、すこし気がひけるところも あるんですが……。
 ボクが同じ仕事をはじめたと 知れば、師匠も少しは本気に なってくれるかもしれません。
 それに……もし師匠よりはやく、 つくることができたなら、 ちょっと見返してやれるかも。
 とにかく、ふたりで がんばってみましょう。

 ボクは、魔術書を読んで、 その『ほれ薬』というもののこと を調べてみます。
 しばらくしたら、 また、ここを訪れてください。


>話す
チェルシー:ウィルさんは、 び、媚薬などというものを 作ろうとしているんですって!
 ふ、フケツですわ……。 サララさん、 すぐにやめさせてください!

>聞く→魔法の薬について
チェルシー:お薬……ですか?
 薬草のことでしたら、 ウィルさんが、 おくわしいと思いますわ。
 町はずれの「魔法使いの塔」を 訪れてみてはいかがですか?


ガメッツ:どうだねサララ。 『ほれ薬』とやらは、 手にはいりそうかい?
 もし、たくさん見つかったら、 商品としてあつかいたいと 思っているんだがね。


キリール:こまったわねえ……。
 あ。サララ。 ちょうどいいところに きてくれたわ。
 じつはねえ……。 助手のスカピンくんが、 休んじゃっているのよ。
 なんか病気らしいんだけど……。
 心配なんだけど、 私が研究所を留守に するわけにはいかないし……。
 ねえ、サララ。 悪いんだけど、彼のようすを 見てきてくれないかしら?
・どうする?
>○
キリール:悪いわね。 あなたにこんなことを、 たのんだりして。
 じゃあ、スカピンくんの アパートの場所を教えるわ。 おねがいするわね。

>×
キリール:まあ、しかたないわね。 あなたもいそがしそうだし……。 気にしないでね。
 でも、スカピンくんの アパートの場所を、 いちおう教えておくから……
 なにかのついでで、 そのへんにいくことがあったら、 ようす見てきてくれないかしら?
 悪いわね。

キリール:スカピン君、 どこにいったのかしらねえ?
>出る
キリール:あ〜あ……。スカピンくんたら、 はやく病気なおして、 出てきてくれないかしら?

キリール:あ〜あ。 今日もビスケットだけの さみしい食生活だわ……。
 スカピンくんの つくってくれる 温かいゴハンが恋しいわ。
 はやく、病気をなおして、 出てきてくれないかしら?


ウィル:ふむふむ……。
 『チョコの実』のなかに含まれる 勢力増強の効果には、 こういう副作用があって……。
 なるほど……『しびれ草』の 感覚マヒの効果には、こんな 使い方があったわけか……。
 あっ。サララさん。
 いろいろ、わかりましたよ。
 どうやら『ほれ薬』をつくるには 『チョコの実』と『しびれ草』と いう材料が必要なようです。
 サララさんの 店においてありませんか?
>渡す
『チョコの実』を渡した
ウィル:じゃあ、使わせてもらいます。 あとは『しびれ草』ですね。

『しびれ草』を渡した
ウィル:これで材料が、そろいましたね。
 さっそく調合してみますから、 またしばらくしたら 訪ねてみてください。


チョコ:ここみたいだよ。 サララ。 ……ずいぶん、オンボロだね。
スカピン:すいませ〜ん。 家賃でしたら、もうちょっと……
 あ。……あれ?
 ど、どうしたんですか? ひょっとして『ほれ薬』のこと ですか……?
・『ほれ薬』のこと?
>○
スカピン:ああ。すみません……。
 あのときは、返事も聞かず、 店を飛びだしてしまって……。
 ……いえ。もういいんです。
 『ほれ薬』なんて、 やっぱり、そんな都合のいいもの あるわけないですよね……。
 はははは……。
 それはそうと、 ぼくのアパートの場所が、 よくわかりましたね?
 >(^^
 スカピン:えっ……。 キリール先生が、 ぼくのことを心配して?
  ほ、本当ですかぁ……。

 >!
 スカピン:えっ……。 キリール先生が、 ぼくのことを心配して?
  ほ、本当ですかぁ……。

>×
スカピン:えっ……。 キリール先生が、 ぼくのことを心配して?
 ほ、本当ですかぁ……。
>!
スカピン:えっ……!
 な、な、なに言ってるんですか?
 ど、ど、どうして……。 ぼ、ぼくが……。
 キリール先生のことを、 す、す、す、好きだなんて……
 わ、わ、わかったんですかぁ? だ、誰にも話したことないのに!
 …………。
 さすがは魔女……。
 す、するどすぎる……。
 いったいどんな魔法を!?
チョコ:ちがうって……。 そんなの犬にもわかるよ。

>(>_<
スカピン:え? ぜんぜん病気にみえない?
 そんなことないですよぉ。 え〜と。ゴホン、ゴホン。
 …………。
 ……すみません。 じつは、仮病つかってました。
 いえ……。 その……。 あえていうのなら……。
 「恋の病」っていう ヤツなんですよぉ。 はぁ……。
チョコ:やれやれ……。 「はぁ」っていいたいのは、 こっちのほうだよ。

スカピン:はい……。正直にいいます。 キリール先生に、 『ほれ薬』を使おうと……。
 だって、ぼくは研究家としても まだまだ、だしぃ……
 かといって、ほかにとりえが あるわけでもないしぃ……
 魔法でも使わないかぎり、 先生に好かれたりなんかできない じゃないですかぁ……。
>(^^
スカピン:ああ。……ありがとう。 やさしいですね、キミは……。
 じゃあ先生には、 心配しないようにって つたえておいてください。

>(`Д´#
スカピン:そ、そんなに 怒らないでくださいよぉ……。
 わかりました。 ぼくが悪かったです。 もう、元気だしますからぁ。
 じ、じゃあ先生にも、 心配しないでって つたえておいてください。


スカピン:あれ〜、サララさん どうしたんですか、 こんなところで?
>話す
スカピン:あ……。サララさん。 ど、どうしたんですか?
スカピン:えっ。 『ほれ薬』って…… 本当にあったんですかぁ!?

スカピン:そ、そうですか! 『ほれ薬』をつくってくれて いるんですかぁ〜。
 ま、サララさん……。 よろしく、おねがいしますぅ〜。

スカピン:あ……。サララさん。 どうしたんですか?
 なんか、『ほれ薬』を つくるのに、すごく苦労している みたいですけど……。
 よろしく、おねがいしますよ〜。 あなただけが、 たよりなんですから〜。

>話す(ほれ薬を持っている場合)
スカピン:はあ……。
 先生と、顔をあわせたくないなぁ……。 ブツブツ……。
>渡す→ほれ薬
『ほれ薬』を渡した
スカピン:こ、これが、 『ほれ薬』ですか……。
 これがあれば…… 先生は、ぼくのことを……
 …………。
>(^^
スカピン:本当にありがとうございました。
 これを、手に入れるまで、 ただならぬ苦労を なさったんでしょう?

>煤i ̄Д ̄
スカピン:い、いいえ! うれしくないわけじゃあ ないんですよ。
 うれしくないわけじゃ…… ないんですが……。
 でも……。

 …………。
 …………。
 …………。
 あなたに、あやまらなければ ならないことがあります。
 この薬……。 やっぱり、かえすことにします。
>(@_@;
スカピン:好意をムダにするようで、 本当に、ごめんなさい。
 でも……。

>(`Д´#
スカピン:あ。す、すいません。 そんなに怒らないでください。 そういうわけじゃないんです。

 ぼくは、決心しました。 『ほれ薬』を使わずに、 先生に……告白します!
 今回、サララさんは ぼくなんかのために一生けんめい になってくれましたよね……
 そんな姿を見ているうちに、 ぼくも考える ようになったんです。
 かんじんのぼくが、 薬なんかにたよって、物事を解決 していいんだろうか……って。
 情けないぼくも、 ようやく勇気をだすことが できました!
 がんばってくれた サララさんには 本当にもうしわけないけど……。
>(^^
スカピン:ありがとう……。 それじゃあ、どうなったかは、 あとで教えにいきます。
 フラれちゃうかもしれませんが、 でも……後悔はしません。
 サララさん、 今回は、本当にありがとう ございました。

>煤i ̄Д ̄
スカピン:や、やっぱり、マズい でしょうか……。じつは、 ぼくも不安なんです……。
 ま、まあ……。 とにかく決めたことです。 やるだけやってみますよ。
 サララさん、 今回は、 本当にもうしわけ ありませんでした……。

チョコ:やれやれ……。 やっと終わったね、 サララ。
 アイツさあ。薬を使わずに、 告白するなんて、カッコつけて いたけど、だいじょうぶかなあ?
 あ〜あ。 それにしても今日は疲れたね。 もう寝ようよ。
 おやすみ……。 サララ。

チョコ:おはよう、サララ。
 下に誰か来たみたい。 行ってみよう。
スカピン:お、おはようございます。 サララさん!
  こんな朝早くからすみません。 サララさんに 報告しようと思って……。
 ええ。そうです。 ゆうべ、先生に告白しました!
 どうなったか、ですって? ええ。これから話します。
 ゆうべ遅くに、ぼくが、 「ダンジョン研究所」にいくと、 先生が、まだ働いていて……。

スカピン:せ、先生!
キリール:あら? スカピンくん? もう、病気のほうはいいの?
スカピン:せ、先生! お、お、お……。 お話があります!!
キリール:え。……何かしら?
スカピン:ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは……。
 せ、せ、せ、先生のことが……
 す、す、す、好きなんです!
キリール:え? 私のことが……好き?
スカピン:せ、せ、先生は、 ぼ、ぼ、ぼ、ぼくのことを…… どう思ってますか!?
キリール:そりゃ、 私もキミのこと好きよ。
スカピン:へ?
キリール:スカピンくん、 まじめだし、よく働いてくれるし 嫌いなわけないじゃない。
スカピン:あ、あの……。
キリール:だいたい、こんな仕事は、 好きな人とじゃないとできない じゃないの。
 根気もいるし、 つらいし、 お金にならないし……
スカピン:…………。
キリール:でも、よかったわ。 私、キミに嫌われたんじゃないか と心配してたのよ。
 私も今回のことで反省したわ。
 キミがいないと、どこに何が あるかもわからないし、 食事もそうじもできやしない。
 いつもいてくれたから 気づかなかったけど、 キミってすごく頼りだったのよ。
スカピン:そ、そんな……。
キリール:まあ。病気がなおったみたいだし 出てきてくれて良かったわ〜。
 書類の整理だとか、掃除だとか、 いっぱい仕事がたまってんのよ。
 さっそくやってくれないかしら?
 あ、そうだ。……それよりね。 キミが休んでいるあいだに、 新しい発見があったのよ〜。
 まず、その話聞きたくない?
スカピン:…………。
 ……は、はい! 先生。

スカピン:……と、いうわけなんです。
 まあ。 フラれるとか、フラれないとか じゃなくて……。
 なんか、それ以前の問題って ヤツですか。
 でも……先生は、 ぼくのことを少なくとも 嫌いじゃないとわかったし、
 先生にとって、ぼくが必要と されているということも わかりました。
 あとは……はやく一人前の 研究者にぼくもなって、先生に 認めてもらおうと思います。
 本当の告白は、 そのときに、もう一度……。
 サララさん。 やっぱり『ほれ薬』なんか、 使わないでよかったです……。
 ぼくも、あなたみたいに、 人のために一生けんめいに なれるような仕事をしますよ!
 それじゃあ、おじゃましました。 また、いつでも研究所のほうへ きてくださいね!

>出る
スカピン:せっかく来てくれたのに、 ぼくこれから研究所に 行かなくちゃいけないんです。
 すいません。
チョコ:いっちゃったみたいだねぇ。 ここにいてもしょうがないから、 ボクらも行こうか。


>噂話
ラオ:う〜ィ、ヒック……。 酒は人の心を大きくしてくれる。 人類の偉大なる発明ぢゃ……。


キリール:どう? スカピン君のアパートへ、 見にいってくれたかしら?
>(^^
キリール:あら、そうなの。 じゃあ安心ね。
 はやく出てきてくれないかしら。 スカピンくん。

>煤i ̄Д ̄
キリール:あら、そうなの。 心配だわ……。
 はやく元気になるといいわね。 スカピンくん。


チョコ:あれっ。 だれか教会から 出てくるところ みたいだよ。 サララ。
マルローニ:それでは、失礼します……。
テレサ:いつもいつも、 たくさんの、ご寄付をいただき まことに感謝しています。
 マルローニさん。 あなたに、どうか 神の祝福がありますように……。
マルローニ:聖母さまに、 わざわざ、お見送りいただくとは おそれおおいですな。
 それでは、これで……
チェルシー:聖母さま!
テレサ:どうしました? チェルシー。 お見送りもせずに……。
チェルシー:聖母さまご自身が、 お見送りすることありませんわ!
 あの人は、いつも寄付するだけで ろくにお祈りもしていかない……
 お金だけで、神の祝福を いただこうとしているような人、 私、好きにはなれません!
テレサ:チェルシーや。 そんなことをいうものでは ありません。
 あの方のお金で、助かる病人や 子供もたくさんいるのです。寄付 も、りっぱな御奉仕なのですよ。
 …………。
 おや。サララさん。 いらっしゃい。 わが教会に、ごようですか?
・なにか用がある?
>○
チェルシー:あ………………。 お恥ずかしいところを……。 すいません。

>聞く→マルローニのこと
チェルシー:マルローニさん ですか? ええ。存じていますわ。
 私、あの人のことは、 あまり好きではありません。
 だって、寄付さえしていればいいと 思っているみたいなんですもの。
 信仰というものは、 お金だけですむものではないと、 私は考えているのですが……
 まちがっているでしょうか。

>聞く→マンドラゴラ
チェルシー:マンドラゴラは悪魔の草です!
 サララさん、 いったい、なぜそんな けがらわしいものの名前を?

>×
チェルシー:……立ち聞きを なさってたんですか。
 サララさん………。 ひどいです。


ウィル:う〜ん……。
 あっ。サララさん。
 もらった材料を調合してみた んですが、どうもうまくいかない みたいなんです……。
 基本的な要素はそろっているはず なんですが、なにか ひとつ足りないらしくて……。
 それでボクも 魔術書で調べてみたんです。
 どうやら勢力増強とマヒの両方の 効果を持つ、『マンドラゴラ』と いう薬草が、あるらしいんです。
 とてもめずらしい薬草だそうで、 手にいれるのは むずかしいでしょうね……。


スカピン:なんか『ほれ薬』を つくるのには、高価なものが 必要みたいですけど……。
 ぼくはこのとおりビンボーです。 し、出世払いってことで、 なんとか、おねがいします。


>聞く→マンドラゴラ
ガメッツ:マンドラゴラ? う〜ん。そんな商品、 ウチでは、あつかっていないな。
 いや……まてよ。 ちょっと待ってくれ。
 おお、これだこれだ。 こんな記録があるぞ。 ふむふむ……。
 むかし、ダンジョンのなかで 『マンドラゴラ』を栽培しよう とした者がおったらしい。
 タネか苗を、どこかで手にいれた 冒険者が、金もうけにならないか と思ったようだな。
 何年たっても育たないので、 その冒険者はあきらめてしまった ようだが……。
 これは、30年以上昔の記録だ。
 マンドラゴラというのは、 ウワサでは、何十年も何百年も かけて育つらしい。
 ひょっとしたら、 いまごろ『マンドラゴラ』が、 育っているかもしれんな。
 場所の記録も残っているぞ。 ダンジョンの かげろうの間だ。
 もし『マンドラゴラ』を 取りにいくというのなら、 この『耳せん』をひとつやろう。
『耳せん』を受け取った
ガメッツ:記録によれば『マンドラゴラ』は 地面から引きぬくときに、 恐ろしい叫び声をあげるらしい。
 聞いたものはタダではすまない ようだ。へたをするとショック で死んでしまうということだよ。
 この冒険者も、町のなかで育てる とマズいからダンジョンで栽培 しようと思ったのかもしれんな。
 それじゃあ、うまいこと 『マンドラゴラ』が見つかったら ここに報告にきてくれ。


グスタフ:マンドラゴラ? ああ、聞いたことがあるぜ。
 なんでも引きぬくときに、すごい 悲鳴をあげるんだそうだ。 それを聞いたヤツは死ぬんだと。
 だから『マンドラゴラ』を 引きぬくとき、犬に引っぱらせる という方法があるそうだ。
 それで死んじまうイヌも かわいそうだな。


ルビィ:『マンドラゴラ』?
 う〜ん。聞いたことはあるけど、 じっさいに 見たことはないわねえ。


ブラム伯爵:『マンドラゴラ』……だと?
 ウム。わが庭園に たしか生えていたはずだ。
 フフフ……。 ほかならぬハニーだ。よければ ひとつプレゼントしよう。
 どれ、 ちょっと待っていてくれたまえ。
……。
ブラム伯爵:どうだね、美しい花だろう? むろん、キミの美しさには、
 遠くかなわないがね。フフフ……
 わが庭園は、このような美しい花 で満ちあふれているのだ。 また、ゆっくり見にきたまえ。
『マンドラゴラ』を手にいれた
ブラム伯爵:え?……さっきの悲鳴? 『マンドラゴラ』の叫び声だ。 なかなか美しい音色だろう?
 私は平気なのだ。 なにしろ、 不死身のヴァンパイアだからね。
 心配してくれたのかね? フフフ……。

ブラム伯爵:『マンドラゴラ』……だと?
 も、もちろん。知っておるぞ! そ、そうだな。 わが庭園に確かあったはずだ。
 どれ、 ちょっと待っていてくれたまえ!
……。
ブラム伯爵:う〜む。おかしいな。 たしかあったはずなのだが……。
 わが庭園も広すぎてこまるな。 ごうかすぎるというのも 考えものではあるな。フフフ。


マルローニ:おや……?
 キミは、 キリール先生のところに よく来てる子じゃないか?
 たしか、サララくん ……だったかな?
 ふむ……。
 そうだ。
 つごうがよければ、これから ワシの屋敷にこないかね? お茶でもごちそうするよ。
・一緒に行く?
>×

>○
マルローニ:そうか、そうか。
 なに、ワシの屋敷は ここから、 そんなに遠くないんだよ。

マルローニ:さあ、着いたよ。
 すまないね。 いま、あかりをつけるから、 まっていてくれ。
 この屋敷は、ムダに広くてな。 昼間でも、うす暗いんだよ。
マルローニ:では、 お茶とケーキをもってこよう。
 しばらく、待っていてくれ。
………………。
………………。
………………。
………………。
チョコ:……なんか、静かすぎて 落ちつかないね。
 こんな大きな屋敷なのに、 メイドさんとか、いないのかな?
マルローニ:おまたせしたね。 さあ。お茶とケーキだよ。
 『妖精のケーキ』という 評判のケーキを取りよせたんだ。
 お茶のほうも……自信があるぞ。 いつも自分でいれておるからな。 なれたものじゃ。はははは……。
>(^^
マルローニ:そうかね。 ケーキは、口にあうかね? よかった!
 ワシは甘いモノが苦手なんでな。 じつは、ケーキのよしあしは よくわからなかったんだよ。
 そうか、そうか。 女性には、こういう味が、 よろこばれるわけだな……。

>(>_<
マルローニ:ああ……。この屋敷はワシひとり しか住んでいないよ。そうじの
 おばさんが、ときどきくるがね。
 こんな広い家に、 ひとりで住むというのも もったいないんだが。
 先祖が残した屋敷なんでな。 売るにしても、 いろいろめんどうがあるし……。
>(;;

>(^^
マルローニ:そうそう。 ひとりぐらしも、 きらくなものさ。
 きみもそうだろ? あ、きみには猫くんがいたか。 はっはっはっ。
 ……でも、おせっかいをいうと、 若いうちに好きな人と結婚した ほうがいいぞ。
 ワシみたいなトシになると、 結婚するのも、ままならんぞ。 ははははは……。

 ……おほん。
 じつはな。キミを今日、 まねいたのはな。ちょっと おはなしがしたかったんじゃ。
 キリール先生 のことで、知ってることが あったら教えてくれんかね?
 好きなものとか……。 趣味だとか……。 その……恋人がいるのか、とか。
 女性どうしだから、 わかることも、あるじゃろ?
>!
マルローニ:な、なに? ど、どうして、
 ワシが先生にホレておると いうことが、わかったのじゃ!?
 あー。おほん。
 オトナをあまり、 からかうもんじゃないわい!
 それで……。 先生のことは、 教えてもらえるのかね?
・キリールのことを教える?
>○

>×
マルローニ:う〜む。そうかね。 ワシも、 きらわれたもんじゃなあ。
 ま。ムリはいわんよ。 また気がむいたら、 遊びにでもきておくれ。

>(^^
マルローニ:そうか、そうか。 きかせてくれるか。 ありがとう。
 ふむふむ……。
 ほう……。
 なるほど……。
 そうじゃったんか!
 …………。
 …………。
 いやいや。 サララちゃん。
 今日は、とても、 やくにたった……いやいや、 とてもたのしかったよ。
 また、いつでも遊びに きておくれ。
 そうそう。これはおみやげじゃ。
『妖精のケーキ』をもらった
チョコ:サララったら、 ケーキなんかに、 買収されちゃってさ……。
 どうするの? スカピンのヤツを 裏切っちゃうのかい?

マルローニ:やあ。よくきてくれたね。 お茶とケーキを、 ごちそうするよ。
>話す
マルローニ:スカピンくん? ああ。キリール先生のところの 助手だろう?
 まじめそうな青年じゃな。 まあ少々たよりない感じだがな。 ……いや。かなり、たよりない!
 正直いって、くやしいわい。 先生といつも一緒にいられるし、 話もあうだろうし……
 ふん。ワシだってなあ。 もう20も若かったら、あんな ヤツに負けたりせんのじゃがな!

マルローニ:そうそう。つかぬことを聞くが、 「ラオ老師」って人は、
 本当に偉大な魔法使いなのかね?
 いや。……まあ、あることを 依頼しておるんだがね。 ちょっと心配になったんじゃよ。
 まあ、気にしないでくれ。


スカピン:あ……。サララさん。 今日は、どうしたんですか?
 え? マルローニさん のことですか〜?
 はい、知ってますよ。 わが研究所に、資金援助を してくれている人ですね。
 キリール先生の研究が できるのも、その人の おかげですし……。
 はい。 もちろん悪い人じゃないですよ。 悪い人じゃないですけど……。
 ほら……。 金持ちってのはロクなヤツが いないじゃないですかぁ。
 いえいえ。もちろん、 マルローニさんのことじゃなくて 一般論ですよぉ。
 でも、ぼくだったら……。
 大金があっても でかい屋敷に住んだり、悪シュミ な服を買ったりなんかしないで、
 こまっている人を助けてあげたり ビンボーな学生に、学費を あげたりとかしますよぉ……。
 ……ったく、あいつは、先生の 研究のことを理解もしてないくせ に、先生に色目ばかり遣って……
 先生の研究のことは、ぼくのほう がよっぽどわかってるのに……。 ブツブツ……。
 ぼくだって、お金さえあれば、 あんなヤツには…… ブツブツブツブツブツ……。
チョコ:サララ。 もう、ほっといて帰ろうよ……。


>かげろうの間
チョコ:あそこに、なにか 変わった草が生えているよ。
 『マンドラゴラ』じゃないかな。
・どうする?
>ここから出る
チョコ:あれっ。出ちゃうの? 『マンドラゴラ』は、 どうするんだい?

>生えてる草を調べる
チョコ:サララ、ひっこぬくときは『耳せん』が ないと大変なことになるからね。
 ボク、まだ死にたくないからね。
???:ウフフフフ……。
ラヴァ:ウフフフフ……。残念だったな。 その『マンドラゴラ』は、 私たちがいただく。
 命までは、うばわないでやろう。 そのまま立ち去るがいい。
チョコ:なんか、いきなりやってきて、 あんな勝手なこと言ってるよ。
・どうする?
>『マンドラゴラ』を抜く
ラヴァ:な、なにをする気だ……? おい、あやしいマネをするな!
チョコ:サララ! 耳せん、耳せん!
サララは、 『耳せん』をつけました。
ラヴァ:****! ******、*****!!
(なにか叫んでいるようですが、 よく聞こえません)
ラヴァ:……う、う。 ま、魔女め。
 こ、今回は、 油断しただけだ……。つぎに、 会ったときはカクゴしろ……。
チョコ:すごい悲鳴だったみたいね、 サララ。
 ボク、犬に生まれたりしなくて、 本当によかったよ。

>すなおにわたす
ラヴァ:フフフフフフ……。 ずいぶんと、すなおじゃないか?
 むろん、私にはむかっても、 万にひとつも勝ち目はない。
 見かけによらず、賢いようだな。
 どうせ、人間どものことだ。 『マンドラゴラ』の価値も知らず くだらないことに使うのだろう?
 われわれ魔王軍が、もっと 気のきいた使い方をしてやる。 感謝するがいい。フフフ……。
 それでは、 いただいていくとするか。 ウフフ……。
チョコ:わっ。あぶない! サララ。 とりあえず、耳をふさいで!
ラヴァ:****! ******、*****!!
(なにか叫んでいるようですが、 よく聞こえません)
ラヴァ:……お、おのれ。 魔将たる私を、 ワナにはめるとは……
チョコ:ワナなんかじゃないって。
 『マンドラゴラ』の価値も知らず とか言っていたけど……。
 よく知らなかったのは、 あっちのほうみたいだね。
 それにしても、 あわてて耳をふさいだのに、 まだ頭のなかがジンジンするよ!
 この悲鳴を、そのまま聞いたら、 たまらなかっただろうねえ!
 あれっ。いまのヤツ、 『マンドラゴラ』も、おとして いっちゃったみたいだよ。

『マンドラゴラ』を手に入れた
チョコ:それじゃあ、 めあての『マンドラゴラ』も 手にはいったことだし……。
 はやくもどって、 コレを、とどけにいこうか。 サララ。


>噂話
ラオ:う〜ィ、ヒック……。
マルローニ:飲んでばかりいないで、 おねがいした『ほれ薬』を、 はやく作ってくださいよ!
ラオ:あせるな、あせるな……。 それよりも、ワシが言ったことは ちゃんとやっておるぢゃろうな?
マルローニ:ええ……、そりゃもう。 それはそうと、 はやく、おねがいしますよ!


ガメッツ:どうだね、サララ。 かげろうの間に、 『マンドラゴラ』はあったかね。
 おお。本当に見つかったか!
 では、その報告も、 さっそく記録しておこう。
 え?……そうだよ。 おまえさんの報告も、ほかの話も ぜんぶ記録してあるのだ。
 なにが商売の役に立つかわからな いからな。じっさい今回も、 昔の記録が役にたっただろう?
 ま。ワシが、つねづね言っておる ように、情報収集というヤツが、 大切だというわけだな。


キリール:アレは、どこだったかしら……。
 スカピンくんがいないと、 まったく、なにがどこに あるかもわかりゃしないわ。
 はやく、病気がなおって、 出てきてくれないかしら。


ウィル:どうですか? サララさん、 『マンドラゴラ』はありました?
『マンドラゴラ』を渡した
ウィル:あっ。あったんですね!
 さすが、 サララさんですね。 では、使わせてもらいます。
 これでいけると思います。 さっそく調合にとりかかります。 また訪ねてきてみてください。


チェルシー:あれから私も考えたのですが、 やはり人の心をあやつる薬などは
 いけないものだと思います。
 サララさん、 ウィルさんに 考えなおすよう伝えてください。


>噂話
ラオ:う〜ィ、ヒック……。 ここの酒とツマミは、最高ぢゃ!
グスタフ:おい。ほめなくていいから、 少しはツケを払ってくれよ!
ラオ:ぶすいなヤツぢゃのう……。 ここのオヤジは、最低ぢゃ!
グスタフ:やれやれ……。


ウィル:う〜ん……。
 あっ。サララさん。
 すいません。 うまくいかないんです。
 材料には問題がないんですが、 エキスをとりだすのが、どうも うまくいかなくて……。
 『蒸留装置』を使えば、きっと うまくいくと思うんですけど……
 ……あ。ええ。 『蒸留装置』というのは、師匠が つくった、錬金術の道具です。
 この塔のなかにあったはず なんですけど、探してみても 見あたらないんですよ。
 弱ったなあ。
 そうそう。師匠といえば、 最近ずっと姿を見かけてないん ですけど……知りません?
 まあ、それはさておき、 『蒸留装置』がないと、 もうお手上げです。
 サララさんの店にも、 まさか『蒸留装置』は おいてないですよね?


グスタフ:
 ああ。この酒場にあるぜ……。 あそこで飲んだくれてるジジィが このあいだ持ってきたんだ。
 本人は、借金のカタのつもり なんだろうが、あんなガラクタを もってこられてもなあ……。
 あんなモノが欲しいなら、 アンタが持っていってくれても 本当は、かまわないんだが……
 そんなことをすると、ジイさんが それを理由に、もうツケを 払わなくなるかもしれん。
 なにしろ、あのジイさん、 いままでのツケが 1000Gもあるんだ。
 それとも、その1000Gを アンタが代わりに 払ってくれるかい?
1000G払う?
>×
グスタフ:まあ、当然だな。 しかし、アンタはあのガラクタが どうしても欲しいようだし……。
 ……そうだな。 ひと仕事やってもらったら、 わたしてやってもいいぜ。
 やっぱりツケをためてる客でな。 ダンジョンに住んでいるんで、 なかなか取りたてにもいけない。
 そのツケを取りたててくることが できたら、あの『蒸留装置』を わたしてやるぜ。

グスタフ:おや、アンタか。 このあいだの仕事、引きうけて くれる気になったのかな?

・仕事をひきうける?
 >○
グスタフ:そうか。 それじゃあ、よろしくたのむぜ。
 ツケをためてるヤツは ダンジョン の坑窟の間 ってところにいるからな。
 俺の使いだって言えば、 相手もわかるはずだ。 じゃあ、たのんだぜ!

 >×
グスタフ:……そうか。 う〜ん。引きうけてくれたら、 俺もたすかるんだがなあ。
 ま。ムリにとはいわん。 気がかわったら、 また声をかけてくれ。

>○


ラオ:ヒック。ウ〜ィ ……ったく、ここのオヤジは マヌケなヤツぢゃ。
 ワシが作った『蒸留装置』に、 ものすごい価値があるのが わからぬとは……ヒック。


ルビィ:ジョーリューソウチ?
 そういえば、「盗賊ギルド」の闇市で、 見たような気がするわね。
 どうせまた、 どっかから盗んできたモノ でしょうけどね。


ライアット:『蒸留装置』……ですか?
 ちょうど、よかった。 いまお城の宝物庫の整理を 任されておりまして……
 これでしょう? よかったら、持っていって ください。
 どうせ処分するものなのです。
 サララさんには いつもお世話に なっていますから。
『蒸留装置』をもらった

ライアット:『蒸留装置』……ですか?
 そういえば、 王様が、そんなものを持っていた ようなおぼえがあります。

王様:『蒸留装置』じゃと?
 おお。たしか、そんなものが、 城の宝物庫のなかに あったはずじゃ。
 そうじゃな……。
 『やらしい本』と、 じゃったら、 取りかえてやってもよいぞ。
・どうする?
>渡さない
王様:そうか。ざんねんじゃなあ。
 あんなガラクタよりも、わしゃ 『やらしい本』が 欲しかったんじゃがなあ。

王様:『やらしい本』と、 交換する気になったのか?
>渡す
『やらしい本』を渡した
王様:おお! わしゃ、この 『やらしい本』が、 ずっと欲しかったのじゃ。
 こんなガラクタと取りかえて もらうとは、悪いのう!
『蒸留装置』をもらった


アイオン:サララ、 いるか?
>(^^
アイオン:どうした? なにを笑っている?
 うれしいことでもあったか?

>(>_<
アイオン:どうした? 不機嫌そうだな。
 調子でも悪いのか?

 ふん……。 病気というわけでは、 なさそうだな。
 ん?
 ああ。
 サララが、 『マンドラゴラ』を探していると 聞いてな。
 たまたま、 オレのところにあったのでな。 もってきたのだ。
>(^^
アイオン:ふふん……。
 なに。『マンドラゴラ』など、 オレたちの世界では珍しいもの ではない。
 人間どもは、 やたらありがたがったり、 おそれたりしているようだがな。 
 えんりょせずに受けとれ。

>(>_<
アイオン:どうした? 『マンドラゴラ』を 見るのは、はじめてか?
 まあ、そんなに不気味がるな。 こんな形をしてるが、こいつは 薬にしてもよいし、役にも立つ。
 人間どもの病気にも効くらしい。
 まあ、損にはならんはずだ。 受けとれ。

『マンドラゴラ』を手にいれた
アイオン:それでは、じゃましたな。
チョコ:へええ。 「たまたまあった」だってさ。
 サララ、 なんだか、 トクしちゃったねえ!


>聞く→蒸留装置
ガメッツ:ジョウリュウソウチ?
 ざんねんながら、そんなモノは、 ウチでは扱っていないな。
 そういう珍しいモノがあるのは 「盗賊ギルド」の闇市とか、 「お城」の宝物庫……かな?


ダンジョンの住人:ええっ。ツケの取り立て?
 まいったね。酒場のオヤジは、 ちゃんと覚えていたか。
 わかった。払うよ。
『ブタの貯金箱』を受け取った
ダンジョンの住人:その貯金箱のなかに、 ちょうどツケのぶんぐらいの お金が入っているよ。
 それを、酒場のオヤジに わたしておくれ。


>話す→このあいだの仕事
グスタフ:どうだい? 坑窟の間の客は ツケを払ってくれたかい?
 おお。このブタがそうか。 う〜ん。小銭ばっかりだが、 まァ払わないヤツよりマシだな。
 悪かったな。 おかげで、今回は助かったよ。 じゃあ、約束どおり……。
『ブタの貯金箱』を渡した
『蒸留装置』を受け取った

>話す→このあいだの仕事
グスタフ:このあいだは、悪かったな。 おかげでこっちも助かったよ。
 アンタも店をやってて大変だろ? なんかあったら相談にのるぜ。 えんりょなくいってくれ!


スカピン:あ……。サララさん。 どもども。いらっしゃい。
 はい。おかげさまで、 けっこう元気になりましたよ〜。
 ところで……。 なんで『ほれ薬』をつくるのに、 そんなに苦労をしてるんです?
 ぼくのためですか? それとも……やっぱり、 商売のためってやつですか?
>(^^
スカピン:そうですか……。 なんか、あなたのおかげで、 ぼくも生きる気力が
 すこし、わいてきましたよ。
 アパートにこもっているのも、 そろそろ終わりにしようと 思います。

>(>_<
スカピン:わからない、ですかぁ?
 ……う〜ん、なるほど。
 キリール先生に 「なんで研究をするのか」って きいてみたことがあるんですよ。
 あなたと同じ顔してましたっけ。 本当に仕事に一生けんめいな人は そういうものなのかも……。


ウィル:あ。サララさん、 ひょっとして『蒸留装置』が あったとか……?
『蒸留装置』を渡した
ウィル:あっ。あったんですか!
 さすがサララさん。 『蒸留装置』まで、 持っているなんて、すごいです。
 これで、もういけると思います。
 さっそく調合にとりかかります。 徹夜してでも完成させますから、 また訪ねてきてみてください。


スカピン:あ。サララさん! どーもどーも。 いらっしゃい。
 もうじき「ダンジョン研究所」に ぼくも行きますからね。 こんどはそっちで会いましょう。
 え……? 『ほれ薬』が、もうすぐ できあがるんですかぁ?
 い、いえ……。 そ、そりゃもちろん、 うれしいですよ。はい。
 サララさんも、 がんばってくれたんだし……。
 ええ。できあがったら、 『ほれ薬』を、ぜひここへ、 もってきてくださいね。


ウィル:…………………。
 あっ。 サララさん。 すいません。最近ロクに ねていなかったもので……。
 それは、そうとできましたよ! はい、コレです!
『ほれ薬』を手にいれた
ウィル:どうやら、師匠はまだ『ほれ薬』 を完成させてないみたいです。
 この薬が、ちゃんと完成してれば 今回は師匠に勝ったこと になるんです。
 サララさん。 ちゃんと効果があったかどうか、 確かめてきてくださいね!
 1回分しかありませんから、 まちがって店で売ったりしちゃ、 ダメですよ!

ウィル:サララさん。 どうですか? 『ほれ薬』は、 ちゃんと効果がありましたか?


チェルシー:そうですか……。 とうとう、あの薬は、 できてしまったのですか……。
 サララさん。 そんな薬で、本当の愛は、 えられるものなのでしょうか?


ラオ:どうぢゃ? ウィルのヤツは、うまく 『ほれ薬』をつくれたかの?
 フォッフォッフォ……。


>渡す→ほれ薬
『ほれ薬』を渡した
スカピン:こ、これが、 『ほれ薬』ですか……。
 これがあれば…… 先生は、ぼくのことを……
 …………。
>(^^
スカピン:本当にありがとうございました。
 これを、手に入れるまで、 ただならぬ苦労を なさったんでしょう?

>煤i ̄Д ̄
スカピン:い、いいえ! うれしくないわけじゃあ ないんですよ。
 うれしくないわけじゃ…… ないんですが……。
 でも……。

 …………。
 …………。
 …………。
 あなたに、あやまらなければ ならないことがあります。
 この薬……。 やっぱり、かえすことにします。
>(@_@;
スカピン:好意をムダにするようで、 本当に、ごめんなさい。
 でも……。

>(`Д´#
スカピン:あ。す、すいません。 そんなに怒らないでください。 そういうわけじゃないんです。

 ぼくは、決心しました。 『ほれ薬』を使わずに、 先生に……告白します!
 今回、サララさんは ぼくなんかのために一生けんめい になってくれましたよね……
 そんな姿を見ているうちに、 ぼくも考える ようになったんです。
 かんじんのぼくが、 薬なんかにたよって、物事を解決 していいんだろうか……って。
 情けないぼくも、 ようやく勇気をだすことが できました!
 がんばってくれた サララさんには 本当にもうしわけないけど……。
>(^^
スカピン:ありがとう……。 それじゃあ、どうなったかは、 あとで教えにいきます。
 フラれちゃうかもしれませんが、 でも……後悔はしません。
 サララさん、 今回は、本当にありがとう ございました。

>煤i ̄Д ̄
スカピン:や、やっぱり、マズい でしょうか……。じつは、 ぼくも不安なんです……。
 ま、まあ……。 とにかく決めたことです。 やるだけやってみますよ。
 サララさん、 今回は、 本当にもうしわけ ありませんでした……。

チョコ:やれやれ……。 やっと終わったね、 サララ。
 アイツさあ。薬を使わずに、 告白するなんて、カッコつけて いたけど、だいじょうぶかなあ?
 あ〜あ。 それにしても今日は疲れたね。 もう寝ようよ。
 おやすみ……。 サララ。

チョコ:おはよう、サララ。
 下に誰か来たみたい。 行ってみよう。

ウィル:おはようございます! サララさん。
 こんな時間にごめんなさい。 結果が気になったせいか、 朝はやく目がさめちゃって……。
 どうですか? 『ほれ薬』の効き目は? もうわかりましたか?
 例の依頼人のかたには、 『ほれ薬』は、ちゃんと わたしてもらえました?
>○
ウィル:そうですか……。 じゃあ、あとは結果まちですね。 気になるなあ……。

>×
ウィル:え? わたしてないんですか? いったい、どうして……?

チョコ:おや? また、誰かきたみたいだよ。
スカピン:お、おはようございます。 サララさん!
 こんな朝早くからすみません。 サララさんに 報告しようと思って……。
 ええ。そうです。 ゆうべ、先生に告白しました!
 どうなったか、ですって? ええ。これから話します。
 ゆうべ遅くに、ぼくが、 「ダンジョン研究所」にいくと、 先生が、まだ働いていて……。

スカピン:せ、先生!
キリール:あら? スカピンくん? もう、病気のほうはいいの?
スカピン:せ、先生! お、お、お……。 お話があります!!
キリール:え。……何かしら?
スカピン:ぼ、ぼ、ぼ、ぼくは……。
 せ、せ、せ、先生のことが……
 す、す、す、好きなんです!
キリール:え? 私のことが……好き?
スカピン:せ、せ、先生は、 ぼ、ぼ、ぼ、ぼくのことを…… どう思ってますか!?
キリール:そりゃ、 私もキミのこと好きよ。
スカピン:へ?
キリール:スカピンくん、 まじめだし、よく働いてくれるし 嫌いなわけないじゃない。
スカピン:あ、あの……。
キリール:だいたい、こんな仕事は、 好きな人とじゃないとできない じゃないの。
 根気もいるし、 つらいし、 お金にならないし……
スカピン:…………。
キリール:でも、よかったわ。 私、キミに嫌われたんじゃないか と心配してたのよ。
 私も今回のことで反省したわ。
 キミがいないと、どこに何が あるかもわからないし、 食事もそうじもできやしない。
 いつもいてくれたから 気づかなかったけど、 キミってすごく頼りだったのよ。
スカピン:そ、そんな……。
キリール:まあ。病気がなおったみたいだし 出てきてくれて良かったわ〜。
 書類の整理だとか、掃除だとか、 いっぱい仕事がたまってんのよ。
 さっそくやってくれないかしら?
 あ、そうだ。……それよりね。 キミが休んでいるあいだに、 新しい発見があったのよ〜。
 まず、その話聞きたくない?
スカピン:…………。
 ……は、はい! 先生。

スカピン:……と、いうわけなんです。
 まあ。 フラれるとか、フラれないとか じゃなくて……。
 なんか、それ以前の問題って ヤツですか。
 でも……先生は、 ぼくのことを少なくとも 嫌いじゃないとわかったし、
 先生にとって、ぼくが必要と されているということも わかりました。
 あとは……はやく一人前の 研究者にぼくもなって、先生に 認めてもらおうと思います。
 本当の告白は、 そのときに、もう一度……。
 サララさん。 やっぱり『ほれ薬』なんか、 使わないでよかったです……。
 ぼくも、あなたみたいに、 人のために一生けんめいに なれるような仕事をしますよ!
 それじゃあ、おじゃましました。 また、いつでも研究所のほうへ きてくださいね!
チョコ:また、お客? 今朝は、やけに たくさん人がくるねえ!
ラオ:フォッフォッフォ! ちょいと、おじゃまするぞい!!
 ワシんところの、 できの悪い弟子が、こちらに、 おじゃましとらんかね?
 お。……いたいた。
ウィル:し、師匠……。 な、なぜ、ここへ……。
ラオ:おぬしの行動など、 ぜ〜んぶ、おみとおしぢゃ。 フォッフォッフォッ!
 今回は、ワシを出しぬく つもりだったようぢゃが。 ……どうぢゃったんかな?
ウィル:し、師匠……。
ラオ:ま。『ほれ薬』を 作ることができたっちゅー のは、認めてやろう。
 ……ぢゃが、それも、そこにおる サララちゃんの助け を借りてやっと……ぢゃったな。
ウィル:し、師匠……。
ラオ:ま。他の者と助けあうっちゅー ことを学んだだけでも、おぬしに してみれば、大変な進歩ぢゃ。
 ……ぢゃが!
 やっぱりダメぢゃのう。 おぬしはま〜だ、魔法でなんでも 解決できると思っとるぢゃろ?
 人の心も、この世の全ても、 魔法で解決できると思ったら、 それは、大まちがいぢゃ!
ウィル:し、師匠……。
ラオ:おぬしも、ま〜だまだ、 修行がたらんのう! フォッフォッフォッフォッ!!
ウィル:そ、そんなあ〜。
ラオ:サララちゃんや。 迷惑かけたな。 ほれ、帰るぞい。


>ほれ薬を渡す
『ほれ薬』を渡した
マルローニ:これは……。
 ひょっとして、 『ほれ薬』なのかね?
>(^^


>煤i ̄Д ̄
マルローニ:いやいや。 もちろん、ありがたいよ。
 ただ、ワシは、 ラオ老師どのにも 『ほれ薬』を頼んでいたのでね。
 う〜ん。 そうじゃなあ……。
 …………。
 よしっ。
 サララちゃんや、 この『ほれ薬』を、ありがたく 使わせていただくことにするよ。
 ラオ老師どのには、 ワシから断りをいれておくよ。
 だいたい、仕事ができなかった あの人が悪いんじゃしな。
 いや……。
 もし、ラオ老師どの のほうで、もう薬ができていた としても……
 ワシは、 このサララちゃんの 薬のほうを使わせていただくよ。
>(^^

>!
マルローニ:おやおや。気がつかないで、 悪かったのう。
 忘れとったよ。 あんたも慈善事業じゃあ ないんだからな。
 お礼を払うとしようか。
>(^^

>(>_<
マルローニ:いやいや、いかんぞ。 商売は商売というふうに 割り切らんとな。
 まあ。金があるだけで、 商売の才能のないワシなどがいう ことじゃないがね。はっはっは。
 今回は、お礼の意味もこめて、 少しばかり多めに 払わせてもらうよ。
3000G受け取った

チョコ:今回は、ずいぶん もうかっちゃったねえ! サララ。
 まあ、スカピンには悪いけど、 こっちも商売だからねえ。
 あ〜あ。 それにしても今日は疲れたね。 もう寝ようよ。
 おやすみ……。 サララ。

チョコ:おはよう、サララ。
 下に誰か来たみたい。 行ってみよう。

ウィル:おはようございます! サララさん。
 こんな時間にごめんなさい。 結果が気になったせいか、 朝はやく目がさめちゃって……。
 どうですか? 『ほれ薬』の効き目は? もうわかりましたか?
 え? 依頼人のかたじゃなくて マルローニさんに 『ほれ薬』をわたしたんですか?
 なるほど……。 じゃあ、師匠を出しぬいたって ことになるのかな? ふふふ。
 どうなったか、 はやく知りたいですね。 気になるなあ……。
マルローニ:やあ、おはよう。 サララちゃんは おるかね?
 いやいや。 朝はやくからすまんね。
 じつはサララちゃん に、あやまらなければならない ことがあってね。
 ああ。そうなんじゃよ。 例の『ほれ薬』のこと なんじゃがね。
 昨晩のことじゃ……。 とっておきのワインにまぜて 用意をととのえて……。
 キリール先生を 夕食にさそったのじゃよ……。

マルローニ:今夜は、お忙しいところを、 わざわざ、おこしくださいまして ありがとうございます。
キリール:いえいえ。とんでもない! マルローニさんには、いつも お世話になってますもの。
 それに、こんなごちそうを いただいちゃって、私のほうこそ お礼を言わなくては!
 じつは、さいきん食生活が まずしかったので、 ありがたいですわ。オホホ。
マルローニ:そうですか……。
 では食後のワインでも どうですかな。 とっておきの品ですぞ。
キリール:え〜と。 私は研究室に戻って もう、ひと仕事しようかと……。
 ……ま。いいか。 いただきますわ。
 あ。そうそう。 聞きましたわよ。
 「ダンジョン研究所」だけでなく 最近、教会のほうにもご寄付を なさっているんですってね。
マルローニ:え?
 い、いやその……。 ラオ老師どのに 言われてやっただけですのじゃ。
キリール:いえいえ。 人に言われたからって、誰でも できることじゃないですわ。
 マルローニさんて、 本当にえらいお人だわ。
 私どもの研究には理解があるし、 まずしい人々のためにも、 お金を惜しまないし……。
 それでいて、ご本人は質素な生活 をなさっていて、少しも いばったりしていませんし……。
マルローニ:い、いや、その……。
キリール:研究所に資金援助してくださって いるのが、マルローニさん のような方で、よかったわ。
 私たち学者にもプライドが ありますの。
 研究のためとはいえ、 イヤな人から、お金をもらいたく は、ありませんもの……。
マルローニ:え……。
キリール:あらあら。 調子にのってしゃべりすぎ ちゃったかしら?
 じゃあ。 ワインをいただけます?
マルローニ:あ……。 そのワインは……。 いや、その……。
 ……え〜い!
キリール:あら、大変! せっかくのワインが……。
マルローニ:……いやいや。すみません。 手元がくるってしまいましてな。
 だいじょうぶです。 もっと上等のワインを 持ってきますとも……。

マルローニ:……と、いうわけなんじゃよ。
 いやあ。先生にほめられてる うちに『ほれ薬』を使うことが はずかしく思えてなあ……。
 むろん。『ほれ薬』をくれた サララちゃんが 悪いといっとるんじゃないんだ。
 むしろ、せっかくもらった薬を ムダにしてしまって、悪いことを したと思ってね。
 こうやって、 おわびにきたんじゃよ。
 それはそうと、今回のことで、 ワシも考えさせられたよ。
 ワシはそんなにリッパな人間 じゃないが、先生がいってくれた ようなリッパな人間に……
 形ばかりでも近づくように しなくては、と思ったよ。
 それでは、おじゃましたね。 またワシの屋敷のほうにも 遊びにきておくれ。

チョコ:また、お客? 今朝は、やけに たくさん人がくるねえ!
ラオ:フォッフォッフォ! ちょいと、おじゃまするぞい!!
 ワシんところの、 できの悪い弟子が、こちらに、 おじゃましとらんかね?
 お。……いたいた。
ウィル:し、師匠……。 な、なぜ、ここへ……。
ラオ:おぬしの行動など、 ぜ〜んぶ、おみとおしぢゃ。 フォッフォッフォッ!
 今回は、ワシを出しぬく つもりだったようぢゃが。 ……どうぢゃったんかな?
ウィル:し、師匠……。
ラオ:ま。『ほれ薬』を 作ることができたっちゅー のは、認めてやろう。
 ……ぢゃが、それも、そこにおる サララちゃんの助け を借りてやっと……ぢゃったな。
ウィル:し、師匠……。
ラオ:ま。他の者と助けあうっちゅー ことを学んだだけでも、おぬしに してみれば、大変な進歩ぢゃ。
 ……ぢゃが!
 やっぱりダメぢゃのう。 おぬしはま〜だ、魔法でなんでも 解決できると思っとるぢゃろ?
 人の心も、この世の全ても、 魔法で解決できると思ったら、 それは、大まちがいぢゃ!
ウィル:し、師匠……。
ラオ:おぬしも、ま〜だまだ、 修行がたらんのう! フォッフォッフォッフォッ!!
ウィル:そ、そんなあ〜。
ラオ:サララちゃんや。 迷惑かけたな。 ほれ、帰るぞい。