クモの巣(盗賊編)

チョコ:おはよう、サララ。 ……う〜ん。 やぁ〜な天気だなぁ。
 昨日ひいたタロットといい、 いやぁな予感が……
 あれ? 手紙が来てる。 どれどれ……
 『仕事あり。
 商店会本部まで来られたし。
 −−だんじょん商店会』
 ……だってさ。 仕事があって、よかったね。

サファイア:朝早くからすまない……。
 つかぬことをたずねるが、 さいきんこのへんで怪しいやつが
 うろついていたりしないか?
>○
サファイア:やはり、そうか……。
 …………。
 ……実はな。
 ウチのボスに負けた、 盗賊ギルドのゲヒンゴが、
 どこかに隠れて、 仕返しをたくらんでいるらしい。
 もし、ボスのことを 嗅ぎまわるようなヤツがいたら、 私に知らせてくれ。頼んだぞ。

>×


ガメッツ:やあ、サララ。 よくきたな。さっそくだが、 仕事をやってもらおう。
 なに、カンタンな仕事さ。
 ダンジョンのなかで 『薬草』がつきて、助けを 求めている冒険者がいるらしい。
 そいつに『薬草』を売りに いってもらいたいんだよ。
 すごく重要な仕事というわけ じゃないが、わが商店会は、 冒険者と持ちつ持たれつの仲だ。
 まあ。 これは商店会の宣伝というか、 サービスみたいなもんだな。
 どうだい。 引き受けてはくれんかね?
>×
ガメッツ:そうか。 都合が悪いか……。
 では、ほかをあたってみよう。 しかし、ほかに手があいている 者がいたかな……。
 引き受けられるようなら、 また、きてくれ。

ガメッツ:やっぱり例の仕事は、ほかに 都合のいい者がいなくてな。 どうだね、サララ。
 仕事、引き受けちゃくれんかね?
>○
ガメッツ:そうか、引き受けてくれるか。 場所は「かげろうの間」だ。
 『薬草』は自分で用意してくれ。 いつものようにウチで買うなら、 安くしておくぞ。
 それでは、よろしく頼んだぞ。 無事に仕事が終わったら、 ここに報告にきてくれ。

>×
ガメッツ:そうか。やっぱりダメか……。 う〜ん。しかたないな。
 その冒険者にはかわいそうだが、 世間はきびしい、ということを わかってもらうとするか……。
 じゃあな、サララ。 もし気が変わったなら、 ここへ、きてくれ。


>かげろうの間
アダー:だいたい、だなァ……。
 おまえが『薬草』を あれっぽっちしか買って なかったから、悪いんだよ!!
ビジョルド:なにをいっている!? キサマが 『薬草』を使いはたしたから、
 こんなハメになったのだろうが!
アダー:そ、それは……。
 で、でも。 あの場面だったら、 ふつうは使うさ!
 や、『薬草』を たくさん用意しておかない おまえが、やっぱり悪いんだよ!
ビジョルド:回復アイテムは、ほんらい大事に 使うものだ。あとさき考えない キサマのほうが、悪い!
アダー:『薬草』をたくさん買っておく、 っていうのは、冒険の基本だろ。 やっぱりおまえが悪いよ!
ビジョルド:それをいうなら、回復アイテムの 残り数を確認してから使うのが、 基本中の基本だっ!!
アダー:な、なんだよ! まったく、ヘリクツばっかり、 こねやがってさ〜!!
ビジョルド:ヘリクツをこねているのは、 キサマのほうだろう!! いいかげん、悪かったと認めろ!
アダー:な、なんだとっ!!
ビジョルド:やるかっ!!
アダー:こ、この〜!!
ビジョルド:うぬう〜!!
チョコ:……あ、あの〜。
 おとりこみ中、悪いけどさ。 ボクたちに気づいて ほしいんだけど……。
アダー:むむむむむ……!!
ビジョルド:ぬぬぬぬぬぬ……!!
チョコ:なんか、ダメみたいね……。 どうする、サララ?
>(`Д´#
アダー:あっ……。
ビジョルド:え、え〜と……。

>(>_<
チョコ:そうだね。 ボクもほっておいたほうが いいと思うよ。
 いっぺんここから出て、 あのふたりのアタマが冷えたころ また出なおせばいいんじゃない?

ビジョルド:……『薬草』はなく、 残り体力は、あとわずか。 出口は、はるか遠くかなた……。
アダー:ああ〜。 オレたちの人生も、 これでオシマイかあ……。

チョコ:どうする、サララ?
>ここから出る
アダー:あ、ああっ! ま、まってください! おいていかないでくださいよ〜!

>冒険者たちに話しかける
アダー:ひ、ひょっとして……。
 だんじょん商店会の人?
>(^^
アダー:や、やったあぁ〜〜!! た、た、助かったぞ〜〜〜!!

>(>_<
アダー:ほ、ほんとうかい? ……た、たすかった。

ビジョルド:ふん……。 まさか、本当に来てもらえるとは 思わなかったな。
アダー:な、なに言ってんだよ! おまえも、きどっていないで、 この人に、よくお礼をいえよ!
 ……それはそうと。
 こんなカワいい女の子が きてくれるとは、 思わなかったなぁ。
 まさに、地獄にまいおりた天使 って、感じじゃないか。 ……なあ?
ビジョルド:…………。
 ……それより、 はやく『薬草』を買おう。
アダー:お、おい……。
 わ、わるいね。 こいつは、まえから こういうヤツで……。
 え、え〜と。それはそうと 頼んでおいた『薬草』…… 売ってもらえないでしょうか?
>1つも売らない
アダー:えっ、えっ、ええ〜〜? や、『薬草』を……。 もってきてないんですかぁ〜?
 そ、そんなぁ……。 イジワルしないで、 売ってくださいよぉ〜〜〜。
 本当は、持っているんでしょ? ねえねえ?
ビジョルド:ふん……。 ないものは、しかたがない。
 アダー。 キサマも あまりみっともない顔するな。
ビジョルド:おい、アンタ。 アンタを信用して、もう少し ここで我々は、がんばっている。
 もう一度『薬草』を持って、 ここへ戻ってきてくれないか。 アンタだけが、頼みなんだ。
アダー:お、おねがいしますぅ〜。

アダー:あっ!! や、『薬草』……。 も、もってきてくれました? 『薬草』はっ!?
>(;;
アダー:……そ、そうですか。
ビジョルド:そんな、みっともない顔するな。
 できるだけ早くしてくれよ。 アンタだけが頼りなのだからな。

>(^^
アダー:やっ、やったあぁ〜〜!! た、助かったぞ〜〜〜!!
ビジョルド:そんな、大声を出すな。 みっともない……。
 それはそうと助かった。

>持ってる『薬草』1つ売る
アダー:え、ええっ。 ……こ、こ、これだけですか?
ビジョルド:……しかたがない。 ないよりはマシだ。 キサマもあまりうろたえるな。
 それにうまく使えば、 これで出口へ戻るぐらいはもつ。
 ……ムダ使いするようなヤツが いなければな。

>持ってる『薬草』ぜんぶ売る
アダー:……いやあ、助かりましたよ〜! これだけ『薬草』があれば、
 入り口に戻るには、じゅうぶん!
ビジョルド:……そうだな。 あとさき考えず、ムダ使いをする ようなヤツがいなければ、な。

アダー:なんだよお!! まったく、おまえは ひとこと多いんだから……。
 ……それはそうと『薬草』、 どうもありがとうございました。 おかげで、助かりましたよぉ!
チョコ:やれやれ……。 これで、仕事は終わりだね、 サララ。
 このふたり……。 ちゃんと地上まで戻れるかな?


チョコ:おや? このヒトたち、まだいるよ。 どうする、サララ?
>太ったほうに話しかける
アダー:おかげさまで、 地上に戻れそうですよ。
 ……いやあ、アナタのような、 カワいい女の子がきてくれて、 本当に助かりましたよ〜。

>やせたほうに話しかける
ビジョルド:なんにせよ、 これで生きて帰れそうだ。 アンタにも、礼をいうよ。


チョコ:あ、また手紙が来てる。 どれどれ……
 『例の仕事の進展やいかに。
 商店会本部まで 報告に来られたし。
 −−だんじょん商店会』
 ……だってさ。
 そういえば、仕事が終わったら、 報告に来いって言ってたよね。
 はやく行ったほうが、 いいんじゃないの?


ガメッツ:どうだね? 頼んだ仕事のほうのぐあいは?
 おお。 無事に終わったのか。 いやいや。 ごくろうさん。
 こういう、人助けになる仕事 というのは、お互い気持ちのよい ものじゃないかね?


チョコ:あれれ? ま〜た手紙が来てる。 よいしょっと……
 『新たな仕事あり。
 商店会本部まで来られたし。
 −−だんじょん商店会』
 『追伸
 新たな仕事の依頼主は、貴殿を
 ご指名。必ず来られるように』
 ……へえ。 サララを ご指名だってさ。
 有名になったものだねえ。
>(>_<
チョコ:このあいだの冒険者も 「可愛いコ」とか言ってたしさ。
 もしかしたら、美少女の届け屋さんとかいって、 ゆうめいになっちゃってたりして。
 ……ひょっとして、 照れてる、サララ?

>(^^
チョコ:……なにを、ニヤけてるんだか。
 サララ、あんまり、うちょうてんに ならないほうがいいよ。
 ボク、なんだか あやしいような気がするな。


ガメッツ:やあ、サララ。 ご指名の仕事とは大したもんだ。 いやいや。すっかり人気者だな。
 このあいだ助けた冒険者から、 ウワサが伝わったのかな?
 ま。ワシがつねづね言っておる ように、宣伝活動というやつが、 大切だというワケだな。
 ……さて、仕事の話だが。
 今度の仕事はちょっと複雑だ。
 まず、ある場所に行って ある品物を受け取り……
 それを、さらに別の場所に届ける ……という仕事だ。
 まあ、言ってみれば「お届け屋」 の仕事というわけだな。
 まず、「伯爵の館」近くの 「黒い屋根の空き家」で 待っているから来てほしい…… とのことだ。
 依頼人はそこにいて、 品物を渡してくれるらしい。
 届ける場所も そこで教えてくれるそうだ。
 ずいぶんと 持ってまわったやり方だが、
 つまり、 あまり他人に知られたくない というわけだろうな。
 逆にいえば、お前さんがそれだけ 信頼されて仕事を頼まれたという ことだ。
 今回はお前さんに来た仕事だから ワシも依頼人の秘密など、 立ち入ったことは聞かん。
 どうだい? この仕事をやる気はあるかね?
>×
ガメッツ:そうか……。 う〜ん。面白い仕事だと 思ったんだがなあ。
 では、先方に サララは 都合が悪いと伝えておこう。
 ただ、せっかくの指名だし、 ワシはチャンスだと思うぞ。 気が変わったら、またきてくれ。

ガメッツ:例の仕事だがな……。 依頼人のほうが、どうしても お前さんに、と言うんだ。
 どうだね、サララ。 そこまで言われてるんだ。 やってはみないかね?
>×
ガメッツ:そうか……。 う〜ん。
 せっかく宣伝のチャンスだし、 若いうちはいろいろやるのが いいとワシは思うんだがなあ。
 まあ。 やる気がないなら しかたあるまい……。
 ただし、相手にもすぐには 断りをいれないことに しておくよ。
 気が変わったら、また来てくれ。

>○
ガメッツ:そうか、やる気になったか。
 場所は、「伯爵の館」近くの 「黒い屋根の空き家」だ。 なに、行けばすぐわかるはずだ。
 前にも言ったように、くわしい話は、そこに行けば 聞けることになっている。
 それでは、がんばれよ。 無事に仕事が終わったら、 また、ここに報告にきてくれ。


チョコ:「黒い屋根の空き家」、 この辺のはずだけど……
 あ、あそこかな?

???:おう……来たな。
>(^^


>(>_<
???:…………。 こんな 弱そうな魔女ッコ……。
 わざわざ、 手のこんだことをしなくても…… オレの手で……。
 ……ふん。
 さて。それじゃ仕事の話だ。
 ダンジョンの「群島の間」まで、 この荷物を持って、行け。
 その場所に行くと、 別の奴がいるから、 今度はそいつに従え。
 この荷物は…… 大事な品物だから、くれぐれも、 扱いには注意しろよ。
『よごれた箱』を 預かった。
???:かわいそうに……。
チョコ:……サララ。
 なんだか、ムチャクチャ あやしいと思うんだけど……。

チョコ:あれ? もういなくなってる。 ボクらも行こうか。 サララ。


ガメッツ:どうだね? 例の仕事のほうのぐあいは?
 ……なになに?
 ほほう。 それは災難だったな。
 ……まあ、そう気を悪くするな。 実力を「試される」というのは、 この世界ではよくあることさ。
 そのへんも含めて「仕事」という わけだ。
 まあ、お前さんが引き受けた仕事 なんだから、気を落とさずに、 最後までがんばってみるんだな。


>群島の間
チープ:ふん……。 ノコノコと、 やってきやがったな!
>(^^

>(>_<
チープ:まあ、いいや。 とっとと仕事の話をすまそうぜ。
 頼まれた荷物は、 ちゃんと持っているな? よしよし。
 こんどは、それを持って 「奈落の間」まで、 いくんだ。
 「奈落の間」には、 カギがかかっているが、 このカギがあれば、通れる。
 わかったか?
>×
チープ:しょうがねえヤツだな。 じゃあもう一度説明するぜ。
 その荷物を持って、ダンジョンの 「奈落の間」まで、 いくんだ。
 それで、この仕事も終わりさ。 わかったか?

>○
チープ:……じゃあ頼んだぜ。
 その荷物、 ちゃんと届けるんだぞ。
『さびたカギ』を もらった
チョコ:さて、サララ。 僕らも、ここから出よう。
>○
チョコ:あいかわらず、 態度がでかいヤツだね。
 ルビィさんに、 言いつけて、 シメてもらっちゃおうかな?


>奈落の間
スメイク:へっへっへ。 のこのこ、やってきやがったか!
 まんまと ワナにかかりやがったな。 おめえも、もうオシマイだぜ。
チョコ:な、なんかマズいことに なっちゃったみたい……。
 ねえ。どうする? サララ。
>ここから出る
スネイク:おっと! 逃げようったって そうはいかねえぜ。
 さっさとおかしらのことろに いって、命ごいでもしやがれ!

>近くにある立て札を見る
『〜本家・盗賊ギルド本部〜
 (仮営業所)』

>とりあえず奥へ行く
チョコ:な、なんか どんどん状況が悪く なっているみたいだけど……。
 いったい、どうする? サララ。
>盗賊たちに話しかける
盗賊:あ〜あ……。 われらが盗賊ギルドも、 すっかり落ちぶれたもんだぜ。
 オレもそろそろ見切りをつけて、 ルビィさんの仲間に、 入れてもらっちゃおうかな……。

>そのへんの宝箱をあさる
盗賊:こらっ! 盗賊ギルドの財産に、 手をつけるとはいい度胸だな!

>覚悟をきめて、さらに奥へ
リンダ:アラ、おひさしぶり。
ゲヒンゴ:ぐへっ、ぐへっ。
チョコ:で、でたぁ〜〜〜。
 ど、どうするの? サララ。
>やっぱり逃げる!



>リンダに話しかける
リンダ:そうなのよン。 ダーリンたら、 すっかり落ちぶれちゃって……。
 あ〜あ。 アタシの男運ってこんなもの だったのかしらン?
 アナタも、 オトコを見る目は、やしなって おいたほうがいいわよン。

>ゲヒンゴに話しかける
ゲヒンゴ:ぐへへ……。 しばらくぶりだな、魔女ッコ。
 よくぞ、きやがったな!
『よごれた箱』を 奪われた

ゲヒンゴ:さて……魔女ッコ。
 なんでオレさまが、おめえを わざわざ、呼んだかわかるな?
 ずるがしこいルビィのせいで オレさまの盗賊ギルドは 乗っとられちまった……。
 むろん。盗賊ギルドは取りもどす つもりだ。計算のうちだぜ。
 コレも作戦ってヤツだ。げへへ。
 いまは、こんな穴ぐらに 身をひそめているが……。
 見てやがれ! 最後に勝利するのは俺さまさ。 げっへっへ!
 さて。 もちろんルビィを許す つもりはねえが……。
 魔女ッコ。 おめえも許すわけにはいかねえ。
 情け深い俺さまが、何度も何度も 忠告してやったのに、おめえは、 あの女にアイテムを売り続けた。
 覚悟はできてるんだろうなァ? げっへっへっ!
 …………。
 …………。
 ま……。 俺さまにも、情けがないって わけじゃねえ。
 本当に憎たらしいのは、 ルビィのヤツだからな……。 ……そこで、だ。
 情け深い俺さまは、おめえを まず、裁判にかけてやろうと、 思うわけだ。ぐへへへへ。
 裁判っていってもな。 役人どもがやってるような、 くだらない裁判じゃねえ。
 俺たち盗賊のあいだでやってる、 「盗賊裁判」ってヤツさ。
 格好ばかりつけやがって、 どうせワイロの額で判決も決まる んだからよ。役人どもの裁判は!
 もっと公平で、シャレたやり方の裁判だぜ。 しかも、合理的ってヤツだ。
 うえの役人どもも、 見習ってほしいぜ。げへへ!
 さて、やり方は簡単だ。
 裁判にかかるヤツは、 ほかの連中が見ている前で、 自分がどれだけ器用かを見せる。
 つまり、盗賊としての技術がある か見せることができたら無罪。 できなきゃ有罪ってわけだ。
 盗賊ギルドにとって、無能は 一番の罪だ。逆に腕のいいヤツは 生き残る価値があるってわけさ。
 おっと……わかってるぜ!
 おめえは、盗賊じゃねえからな。 鍵開けや忍び歩きをさせようって わけじゃねえ。
 裁判は公平だ。 おめえには、 コレをやってもらう。
 おめえの運んできた『知恵の輪』だ。それが解けたら、無罪放免 ってワケだ。カンタンだろ?
 俺さまだって、 おめえを救ってやりてえ。
 だから今回は、カンタン なヤツにしてやったんだ。 わかったな。
 じゃあ、はじめるぜ。
>×
ゲヒンゴ:オイオイ……。 情け深い俺さまにも、限界って モンがあるぜ。
 本当なら、無理難題を言って、 むりやり有罪にしたって よかったんだぜ……。
 つべこべいわず、 とっとと、やりやがれ!!
>○
ゲヒンゴ:よしよし。聞きわけがいいな。 人間、すなおなのが一番だぜ。 ぐへへへへ……。
 さあて。 「盗賊裁判」の開始だ。 ……はじめな!
………………………………………
………………………………………
………………………………………
ゲヒンゴ:どうした、どうした? そんな知恵の輪ひとつ、 解けねえのか?
 解けねえと、おめえさんは、 「有罪」ってことになるんだぜ。 げへへへへ……。
盗賊:あ〜あ、おかしらも 落ちぶれたよなあ……。
 ルビィのヤツに仕返しが できないからって、 やつ当たりするなんてなあ……
チョコ:だ、だめなの? サララ。 がんばってよ〜。
ゲヒンゴ:解けねえみてえだな……。
 ぐへへ。 残念だが「有罪」のようだな。
 俺さまも、おめえを救ってやり てえんだが、裁判は公平でなきゃ ならねえ。残念だぜ。げへへ。
 おい! 野郎ども。 「刑の執行」だ。やっちまいな。 ぐえっへっへっへっへ!!
盗賊:やれやれ……。 仕方ねえや。
スネイク:悪く思うなよ。 へっへっへっへっ。
盗賊:おかしらァ……。 もうやめましょうぜ。 みっともないですよぉ。
ゲヒンゴ:う、うるせえ!! てめえらまで俺さまに 逆らおうってえのか!!
盗賊:やれやれ……。

ゲヒンゴ:う、ううう……。
 ま、まあ待て……。
 と、取引と いこうじゃねえか ぐへへへへ。
 こ、この指輪をくれてやる。
 ホ、ホンモノのダイヤだぜ。
 お、おめえさんにも 似あうと思うぜ。 ぐへへへへ。
『ガラス玉の指輪』を 手に入れた
リンダ:あ〜ン! もうっ。そんなモノまで 取らなくてもいいじゃないのン!
ゲヒンゴ:う、うるせえ!
 もともと、俺さまが 買ってやったモンだろうが!!
 げへへ……。 ど、どうだい。魔女さん。
 い、いいだろ……
 み、見逃して……
 くれるよな?
 へへへへ!
 お、 おめえは……
ルビィ:オッーホッホッホ!
 おひさしぶりねえv ゲヒンゴさん。
ゲヒンゴの声:ああ、う……。 ル、ルビィ……。
ルビィ:オホホホホ……。
 最近、お姿を見かけないと 思ってたら、こんなところで 何なさっていたのかしら?
ゲヒンゴの声:あ、う……。 お……。
サファイア:どうも怪しいと思っていたら、 こんなことを企んでいた とはな……。
ガーネット:ネエさんにかなわないからって、 サララに手を出す なんて……ふざけたヤロウだぜ!
ゲヒンゴの声:お、お……。 ぶぉ、ぶべべ……。
ルビィ:オホホホホ……。 「盗賊裁判」とは懐かしいわね。 アナタにもやってやろうかしら?
 地獄の釜みたいに、 火をごうごうと燃やして……。
 その上に、ロープを張って、 綱渡りする…… なんて、どうかしら?
 もっとも、アンタの そのお腹じゃあ、ムリよねえ? オホホホホホ。
ゲヒンゴの声:う、う……。
ルビィ:どうせ「裁判」しても、 負けるってわかってるんだから、 ここで殺しちゃおうかしら?
 オッーホッホッホッホッ!
ゲヒンゴの声:う、うごご……。
ルビィ:ま……。 アナタみたいなゴミ、 すぐに殺してもいいんだけど……
 サララちゃん の前で、人殺しをするのは、 気がすすまないからぁ……
 今回だけは許して、あ・げ・るv
 とっとと消えな! クズ野郎!!
ゲヒンゴ:ひ、ひいぃ〜〜〜〜〜〜!!
リンダ:もうっ! バカバカ!! ダーリン、ひとりで 逃げないでぇ〜ン。
スネイク:お、おかしら〜。 待ってくれよう〜。
盗賊:まったく、いつもひとりで 逃げるんだから……。
 やっぱ、 このおかしら、 もうダメだ……。
ルビィ:オホホホホ……。
 だいじょうぶ? サララちゃん。
サファイア:すまなかった。連中が あんたをねらっているとわかったの は、ついこの前だったのだ。
ガーネット:ここにくるのにも、 意外と手間どっちまってよ。 ……わりぃ、わりぃ。
ルビィ:それにしても、どうやら、 私たちが助けにこなくても、 勝っていたみたいだわねぇ。
 サララちゃん て、意外と強いじゃない? オホホホホ……
 ……あら?
 ゲヒンゴのヤツ、 よほどあわててたみたい。 家財もなにもおきっぱなしだわ。
 ちょうどいいわ。
 サララちゃん、 今回の迷惑料として、 いただいちゃいなさいなv
 どうせヤツのことだから、 たいしたモノも持ってなかった でしょうけどね。
 オーホッホッホッホッ!!

こうしてサララは、 盗賊ギルドのワナをはねのけ、
ルビィたちとともに 地上へと戻ったのでした……
その後サララは、 いつものように町に戻り……

ルビィ:あのゲヒンゴの顔! いま思い出してもおかしいわね。 オホホ!
 とりあえずに サララちゃんが無事で よかったわ。
 元盗賊ギルドの連中も、 これでしばらく おとなしくなるでしょうけど、
 またなにか たくらむかもしれないわ。 くれぐれも気をつけてね
チョコ:サララ、 ボクらも帰ろう。

チョコ:今回は大変だったねえ。 ボクもワナじゃないかと 思ってたんだよ。
 でも、逆に返り討ちに っできちゃったし……。
 まあ盗賊ギルドの残党なんか、 ボクたちの敵じゃないけどさ。
 あ〜あ、 活躍したせいか疲れちゃったよ。 もう寝よう、サララ。