フェスター:おろかなこうていの しそんよ。
 わたしのなは、ゆいいつなるフェスター! イアルティスの かみだ。
クライブ:つみもない ひとびとを ころすかみが いるものか!
フェスター:むえきな たたかいは このまぬ。
 グランイストールを おいてゆくがよい。 ぶじに イアルティスのちへ かえしてやろう。
ロマール:おろかな! グランイストールは、ガゼルファンていこくの
 ちをひく かたにしか つかえない せいなる つるぎなのだ。
フェスター:ハッハハハハッ! そんなたわごとを ほんきで しんじているのか!
クライブ:なぜ グランイストールをほしがる?
フェスター:バズー!のちからを ときはなつには、 グランイストールが ひつようなのだ。
(ミマスがいない)
 まだ わからないのかね
 わたしは、かつて ロット・クレイスとよばれ
 きみたちと おろかな たんさくを したおとこだ。

(ミマスがいる)
ミマス:バズー!の ちからを ときはなして どうするというの ロット!
ロマール:なに!ロットだって!
 どこだミマス。 かれは どこにいる。
ミマス:フェスターと なのっているのは ロットです。 わたしには、わかる。
フェスター:ロット・クレイスか・・・
 パルのそうりょ ロット・クレイス・・・
 ちからなきロットは、もういない。
フェスター:ここにいるのは、 バズー!のちからを てにいれて
 かみとなる フェスターだ!

クライブ:ほんとうに ロットなのか? なにを いっているんだ。
 きみは、せいぎをこころざす やさしいおとこだった はずだ。
フェスター:せいぎ・・・
 きみのくちから そんなことばが でるとは おもわなかったよ。
 王たちにあやつられ、 ベラニードぞくを みなごろしにしたのは、
 きみじゃないか!
ロマール:クライブは イアルティスをまもるために たたかったんだ!
 せめてきたのは、ベラニードぞくだ。
フェスター:わたしは、「テリスのしょ」をけんきゅうし、
 ほんとうの れきしを ときあかしたよ。
 しんりゃくしゃは、われわれ にんげん だったのだ。
 きみたちは、ベランのひとびとの ことばを きいたはずだ。
 きしのじだい とは、 ベラニードぞくを ちのそこへ おいやるための
 しんりゃくせんそう だったのだ。
ロマール:な、なんというぶじょく! すべての きしにたいする ぶじょくだぞ!
フェスター:それだけではない。
 バズー!のちからをつかって ちかせかいへの とびらを ふういんし、
 じぶんたちの こういを せいとうかするために きろくを かきかえた。
クライブ:だからといって、きみがバズー!を つかって
 しはいしゃになって いいというものではない!
フェスター:これいじょうの ぎろんは むようだ。
 あやつりにんぎょうの ことばを きくつもりはない。
 わたしは、ただしいと しんじることを するだけだ。
 バズー!のちからで りそうのせかいを つくる!


ロット:うっうう・・・
(ミマスがいる)
ミマス:ロット!
 ばかなひと・・・
ロット:よるな!

ロット:・・・クライブ。
クライブ:なにが きみを かえたんだ。
ロット:バズー!は、まほうのみなもと・・・
 バズー!の ぼうそうが、 ガゼルファンていこくを めつぼうさせた・・・
 まものを イアルティスへ みちびいたのも ぼうそうした バズー!だ・・・
 だからといって、 バズー!が わるいわけでは ない。
 よりおおきなまりょくを えるためにバズー!を つくったのは にんげんなのだから・・・
バイセン:そうです。 バズー!が いけないわけでは ありません。
クライブ:つみもないまじゅつしをころしたのはなぜだ!?
ロット:きみの じんせいを ふりかえってみるといい・・・
 王たちに おどらされ、 ベラニードぞくを めつぼうさせ・・・
 その ほうしゅうが きゅうてい での かいごろし というわけだ。
 シナリオをかいたのは、ナッシュ・・・
 それにのったのが デュール王と サーセスこうてい
 きみを・・・おどらせた・・・
クライブ:だから ナッシュを ころしたのか!
ロット:きみは、つねに かんしされていた。
 グランイストールを えるには、きみを パメラへおびきよせる ひつようが あった。
ロマール:そのためだけに おおくのひとを ころしたのか!
ロット:イアルティスは、くるった せかいだ・・・
 だれかが あやまりを たださなくては いけない。
 グランイストールがあれば・・・
 バズー!のちからを つかって せかいを つくりなおすことが・・・ できる・・・
クライブ:むりだよロット。
 ガゼルファンていこくは、バズー!を あつかいきれずに はめつしたんだ。
(ミマスがいる)
ミマス:ロット! いっしょに かえりましょう。
ロット:もう、おそいよミマス・・・

ロット:わたしは、ぶぶんてきにバズー!を コントロールしている・・・
 あとは、そのグランイストールが・・・ あれば・・・かんぜんに
 コントロール・・・
 わたしは、イアルティスに・・・
 せいぎを・・・
 ・・・ぐっ・・・
 どうした・・・ことだ・・・
 ・・・バズー!が・・・ ぐっ・・・ぐぐぐ・・・
クライブ:どうしたんだ、ロット!
ロット:ぐぁぁぁぁぁぁっーーーーー!
ミマス:ロット!
 サリア:ロット!
 シュレール:ロット!
 フェール:ロット!
ロット:コントロール・・・
 でき・・・
 ない。
ロマール:こ、これは・・・
ミマス:ロット!
 サリア:ロット!
 シュレール:ロット!
 フェール:ロット!

ロマール:もとのすがたに・・・
ミマス:ロット!
ロット:・・・クライブ・・・さいごに・・・
 いっておきたい・・・ことがある・・・
 リカルドさまは、ナッシュにころされた・・・
クライブ:なんだって!
ロット:さいやくのもと・・・バズー!を・・・
 はかいしようと・・・したから・・・
 ナッシュは、・・・なによりも
 まじゅつを・・・わかる・・・だろ。
ミマス:ロット、ロット!
クライブ:ロット。ありがとう。
 なすべきことが わかったよ。
ロマール:リカルドさまが・・・そんな・・・
クライブ:とうさん・・・
 バズー!は、かならず・・・
バイセン:へいか、バズー!を はかいするということは、
 まほうを しょうめつさせる ということです。
 へいかは、イアルティスのひとびとから まほうを うばうのですか?
クライブ:イアルティスから・・・まほうを・・・
ロマール:まようことはない!
 ロットのすがたを おもいだすんだ。
 バズー!は きけんなものだ!
バイセン:バズー!がなくなれば、
 ウルぞくもきえさり、 すべてのまほうが きえさります。
ミマス:まよわないで!クライブ。
 サリア:まよわないで!クライブ。
 シュレール:まような!クライブ。
 フェール:まような!クライブ。
ロマール:クライブ。 きみは、まほうがなくても やっていける。
 あめのもりを おもいだすんだ!
バイセン:こうていへいか!
ロマール:さあ。いきたまえ。


→→→ もうひとつのエンディングへ