* サーセスちほう

フェール:サールは めの まえだ。 はやく まちへ はいろう。
しょうにん:ザインへ いったら しんたくを ききにいってごらん。
しょうにん:ダールを みごろしにした ほくぶのやつらは、 ひどいやつらだと おもうだろう。
しょうにん:「どれいせい」に はんたいする やつが ふえていますが とんでもないことです。
 サーセスていこくの「のうぎょう」は、 「どれいせいど」なしでは、なりたたない
 ということが わかっているんでしょうか。


* サールのみやこ

フェール:サールへ なにしにきたのか わすれたのかい。 はやく こうていに あいにいこう。

フェール:いまはルメルへむかうときとは おもえないな。

シャーリィ:わたしは、セラスのまじゅつし シャーリィです。
 こうていへいかに おあいしたいのです。
えいへい:セラスの・・・まじゅつしだと!
えいへい:・・・・
えいへい:・・・・
えいへい:しばしまたれよ。
えいへい:とりあえず なかへ おはいりください とのことです。 どうぞこちらへ・・・

* サーリアじょう

だいじん:わたしは、だいじんのガインだが、 おまえたちが セラスのまじゅつしかの。
シャーリィ:とりいそぎ へいかに おつたえしたいことが ございます。
だいじん:わがていこくは、ラルファンのどうめいこく デュエルファンと てきたいかんけいにある。
 それを しょうちかの。
ロマール:いまは そのようなことを いっているときではない!
だいじん:ずいぶん くちのわるい やつじゃのぉ。
だいじん:このものが へいかに もうしあげたいことが あるそうじゃ。
 へいかは どこに いかれたかの。
へいし:たいくつなされたと おっしゃられて、 おへやに おもどりに なられました。
だいじん:およびしてくるのじゃ。 セラスの まじゅつしが きておると おつたえせよ。
へいし:はっ!
だいじん:ついてくるがよい。
シャーリィ:はい。

だいじん:いだいなる こうていへいか。 ラルファンのまじゅつしが へいかに
 もうしあげたいことが あるそうで ございます。
シャーリィ:ザインより しんたくを うけました。 ベラニードぞくのイアルティスこうげきが
 せまっております。
 ベラニードぞくに たいこうするため、 サーセスぐんを だして いただきたいのです。
こうてい:それは よういならぬことだな。
シャーリィ:なにとぞ、ごけつだんください。
こうてい:ガイン、どうすればいいか。
だいじん:このような はなしは、 わがくにを おとしいれようとする いんぼう。
 このものたちは、デュエルファンのまわしものに ちがいありますまい。
ロマール:いわせておけば! きしを ぶじょくしおって!!
フェール:おまちください。
フェール:このかたこそ せいとうなる ガゼルファンていこくのこうけいしゃ。
 この「ガゼルのティアラ」が なによりの しょうこです。
 ザインの しんたくを しんじないのですか。
こうてい:おお、まことに・・・ いだいな ちすじが よみがえったのか!
だいじん:へいか だまされては なりません。
だいじん:わが サーセスていこくは、 ガゼルファンとは なんのかかわりもない。
 そのようなガラクタで だまされる へいかでは ないわ!
だいじん:ふとどきものたちを ひったてい!
ロマール:なにをする!
(王座後ろのカーテンからミレーヌが覗く)
フェール:ロマール、しずかにするんだ。

ロマール:なんということだ! ほこりたかいきしを ろうに ぶちこむとは!
フェール:なんだ、はじめてだったのか。
ロマール:あたりまえだ! きぞくは ゆうへいされることは あっても、
 へいみんのように ろうに つながれることはない。
シャーリィ:どうしましょう・・・ いそがなくちゃいけないのに・・・
フェール:ろうやというのも なかなか いいもんだよ。
ロマール:こんなくらくて、 しんじられないような においのするあなぐらの
 なにが いいというんです!
フェール:たとえばだね。 そんなところに、とびらが あって、
 ともだちが パーティに さそいに きたりする ところがだよ。
ロマール:えっ、 とびら?
(扉の開く音。ロマールの姿が消える。)
フェール:おむかえがきたよ。
ロマール:ああ、おどろいた。
ミレーヌ:ハイ! げんきだったかしら。
シャーリィ:ミレーヌさん!
ミレーヌ:サーリアじょうに はいるには、 さいあくの ほうほう だったわね。
フェール:きみにあうには、 このほうが てっとりばやいと おもってね。
ミレーヌ:まあいいわ。 ついてきて・・・

ミレーヌ:はなしは、きかせて もらったわ。
ミレーヌ:いまのへいかは、ガインのおかげで こうていに なれたようなものだから、
 さからえないのよ。
シャーリィ:ミレーヌさん。 あなたは、なにものなんですか。
ミレーヌ:・・・・10ねんまえ、セラスにいるスパイから シャーリィけいかくという
 なぞのけいかくの そんざいが ほうこくされたの。
シャーリィ:シャーリィけいかくですって!
ミレーヌ:わたしたちは、まったわ・・・ そして、あなたが セラスをおとずれた。
ミレーヌ:だから、わたしたちは、 なにが おこなわれているのか みきわめようとした。
 つまりは、そういうことよ。
シャーリィ:じゃあ、 あなたは、サーセスていこくの スパイだったんですね。
ロマール:わたしたちを だましていたのか!
フェール:おいおい、 しつれいなことを いっては いけないよ。
 このかたは、こうていへいかの いもうとぎみ だからね。
ロマール:なんだって! なぜ、王ぞくが スパイなんかするんだ。
フェール:どこの国にも でんとうげいは あるさ。
 ラルファンが「まじゅつ」なら、 サーセスは、「ちょうほう」というわけさ。
シャーリィ:シャーリィけいかくというのは なんなのですか?
ミレーヌ:それは、 せきにんしゃに きいたほうが いいわね。
シャーリィ:どなた なんですか。
フェール:いまは いえない。 セラスに ついたらかならず ひきあわせる。
シャーリィ:・・・わかりましたわ。 フェールさん。 そのときまでおまちします。
フェールさて、おひめさま。われわれは、 なにをすれば いいのかな。
フェール:こんな てのこんだほうほうを とったんだ。 なにか やらせたいことが あるんだろう。
ミレーヌ:ガインは、サーセスぐんを くぎづけにするために、おくりこまれた
 ベラニードぞくの てさきよ。
 サーセスのために ガインを たおして ほしいの。 そのかわり ていこくぐんを おくるわ。
シャーリィ:きょうりょくしますわ。
ミレーヌ:やつは、いま「こうていのへや」にいるはずよ。
* ミレーヌが なかまになった。

ミレーヌ:えいへいは ガインの てしただから おもてから いくのは きけん だわ。
 かくしつうろから いきましょう。

ガイン:へいか、 すぐにでも あのまじゅつしを しょけい いたしましょう。
ミレーヌ:そうは いかないわよ!ガイン それとも、ベラニードの てさき
 といったほうが いいかしら。
ガイン:ぬう。きさまら!
 おい、えいへい! こいつらを とりおさえろ。 ミレーヌさまとて ようしゃは いらんぞ!
こうてい:おお、ガイン。 ミレーヌに なにを するのだ。

ガイン:くっ! ひとまずひくか。
ロマール:そうはいくか! いっきうちだ!

 >一騎打ちに負ける
 ロマールは たたかいに やぶれた。
 シャーリィ:やっぱりロマールには わたしがついてないと だめなのよね。

シャーリィ:こうていへいか! イアルティスのために きょうりょく してください。
ミレーヌ:おにいさま、すぐに ぐんを へんせいしますわ。
こうてい:おお、ミレーヌ。 そなたがいうのなら たしかなことじゃ。
 ぐんのしきは まかしたぞ。
ミレーヌ:あなたたちは、すぐにデュールへむかって!
* ミレーヌと わかれた。

ミレーヌ:なにしてるの。 はやく、デュールへ いきなさい。
こうてい:イアルティスのために がんばってくだされ。

へいし:・・・・
えいへい:ここは えいへいの ひかえしつです。
えいへい:なんだか やるきがしない。
えいへい:ちかろうには、ぬけみちが あるってうわさだ。
えいへい:あのガインが ベラニードの まわしものだったとは!
えいへい:てを ふれないでください。


* サーセスちほう

ロマール:こっちは ルメルだと おもうんだが。


* ダルネリア

ロマール:デュールじょうへ いそごう!
しょうにん:ダールは、ふけいきだ。
しょうにん:ベラニードぞくが ちかから でてくるって うわさだ。


* ダールのみやこ

フェール:このふねは、デュールいきじゃないよ。
フェール:ザインの「しんたく」にしたがって デュールへ いそいだほうがいい。