*　GA3015ねん　ラルファスむら

フェール：いにしえの　ていこくは、　いちやにして
　ファーシスかいの　もくずとなった。
　・・・と、これで「ていこくのほうかい」の　まきは、おしまいだよ。
*　パチパチパチ・・・
シャーリィ：とても　よかったわ。
フェール：ありがとう。このはなしを　ひとまえで　やるのは　はじめてなんだ。
　きみたちが　さいしょの　おきゃくってわけさ。
フェール：もう　こんな　じかんか・・・
マリア：そろそろ　かえらないと、おとうさんが　しんぱいするわ。さよなら。
フェール：わたしたちも　もどろうか？


むらびと：そろそろ　ゆうはんに　しようかな。
むらびと：きょうは、つかれたよ。

そんちょう：マリアなら、うえのかいに　おるぞ。
マリア：きょうは　もうおそいから、あしたね。
てんいん：なにが　ほしいんだね。シャーリィ。

しんぷ：おいのりに　きたのかね。　かんしんなことじゃ。

むらびと：こんどは、いつまで　いられるんだね。
フェール：あしたには　たとうと　おもっている。

フェール：いえに　かえるんじゃ　なかったのかい？


*　シャーリィの　14さいの　たんじょうびを　いわう　しょくたく。
クレア：フェールさん。　もう　いっぱい　おちゃを　いかが？
フェール：いえ、もう。　いつも　おせわになって　ばかりで。
フェール：んっ！
クレア：こんな　じかんに　だれかしら。

ナッシュ：やぶん　しつれいするよ。
クレア：ナッシュさん・・・
ナッシュ：久しぶりだね、クレア。　このこが　シャーリィだね。
フェール：おしりあいですか？
クレア：・・・いえ！　えっ、ええ。
ナッシュ：わたしと、きみの　おとうさん　リカルドとは　まじゅつきょうかいの
　めいをうけて　ともに　たんさくに　じゅうじしていた　しんゆうだった。
シャーリィ（修道士）：そんな、おとうさまは、しゅうどうし　だったんじゃ・・・
ナッシュ：きみの　おとうさんは、セラスでも　こうめいな　まどうし　だったのだよ。
　ふこうにして　たんさくの　とちゅうで　いのちを　おとされたが・・・
シャーリィ：おかあさま！　ほんとうなの？
クレア：・・・ええ、ほんとうよ。
ナッシュ：わたしは、きみの　おとうさんの　さいごを　みとった。
　リカルドは、きみに　あとをついで　まどうしに　なってくれることを　のぞんでいた。
　きょうという　日を　えらんだのは、14さいに　なった　きょうこそ、
　リカルドの　いしを　つたえるべき　ときだと　おもったからだよ。
シャーリィ：おとうさまが、まどうしだったなんて。
ナッシュ：きみは、まどうしになるのは　いやかね？
シャーリィ：いいえ、ずっと　あこがれていたんです。
クレア：やめて、シャーリィ！
　・・・ナッシュさん、わたしたち　だけに　していただけませんか？
ナッシュ：これは、きがつかなくて。すぐに。
フェール：それでは、わたしも・・・
クレア：すみません。フェールさん。

フェール：シャーリィは　ずっと、まじゅつしに　あこがれて　いました。
ナッシュ：まじゅつしの　ちが、そうさせるのかも　しれん。
フェール：あらたなる　えいゆうの　たんじょう・・・
　うんめいのとき　というやつかな。
ナッシュ：よしたまえ　フェールくん。　これは　ものがたりではないのだよ。
フェール：わかって　おりますとも。
　げんじつというのは、ひどく　むずかしい　ものがたり　ですからね。

シャーリィ：どうして、いままで　はなして　くれなかったの？
クレア：シャーリィ・・・　あなたの　おとうさまは　とても　ゆうしゅうな
　まどうしでした・・・　そのいみが　わかるかしら？
シャーリィ：すごいことじゃない！
クレア：ゆうしゅうである　ということは、　きけんなしごとに　つくということ。
　おとうさまは、そのために　なくなられたのよ。
シャーリィ：おとうさまが　まどうしだったのなら、　おかあさまが　くろうしなくたって・・・
クレア：あなたには、ふつうの　じんせいを　あゆんで　ほしかった。
　だから、あなたをつれて　このむらへ　うつってきたのよ。

ナッシュ：わたしは、このまま　セラスへ　かえる。
フェール：よろしいのですか？　シャーリィが　まどうしを　えらぶとは・・・
ナッシュ：かぎらない・・・というのかね。
　あんずることはない。あのこの　めは　あまりにも　リカルドに　にている。
　・・・そう、あまりにもね。

シャーリィ：おかあさまの　おきもちも　わかるけど、
　わたし、どうしても　まどうしに　なりたい。
クレア：そう・・・いつかは　こうなると　おもっていたわ。
　あなたが　どうしても　まじゅつしに　なりたいのなら、　ハイブレスへ　いきなさい。
シャーリィ：ハイブレス！
クレア：ハイブレスの　りょうしゅ　ブレスはくしゃくは　あなたの　おじいさまです。
　まじゅつがっこうへ　にゅうがくするには、あのかたの　しょうかいじょうが　ひつようです。
　シャーリィ・・・　まどうしの　しゅぎょうは　とても　きびしいもの。
　まどうしに　なるまで　かえってきては　いけません。
シャーリィ：わたし、ぜったいに　まどうしに　なります！
　そして、おかあさまの　もとへ　かえってきます。
フェール：あの〜、そろそろ　はいってもいいかな？
クレア：あらっ！
シャーリィ：わすれてた！
フェール：あのかたは　いってしまいましたよ。
クレア：そう・・・
シャーリィ：フェール、あのね。
フェール：わかってるって、まじゅつしに　なるんだろ。
シャーリィ：ええ、おとうさまのような　りっぱな　まどうしに　なってみせるわ！

*　つぎの日
シャーリィ：たびじたくは　すんだわ。
クレア：おさいふを　わすれてるわ。
（「50ゴル」を手に入れた）
フェール：ハイブレスへ　いくなら、いっしょにいこう。
*　ぎんゆうしじんの　フェールが　なかまになった。
クレア：おじいさまに　おあいしたら　このてがみを　おみせしてね。
（「クレアのてがみ」を手に入れた）

クレア：まだ　こんなところに　いたの？
　あなたには　まじゅつしになるという　もくひょうが　あったはずです。
　はやく　おいきなさい。


そんちょう：そろそろ、むらに　こしを　おちつけんかね。
フェール：ありがとう、そんちょう。
　だけど、まだまだ　あつめなきゃ　ならない　うたが　あるんだ。

マリア：いってしまうのね。かならず　かえってきてね。
シャーリィ：ええ、ぜったいに　もどってくるわ。
マリア：シャーリィ・・・
シャーリィ：？
マリア：なんでもないの・・・　きをつけてね。
シャーリィ：ええ・・・
フェール：だいじょうぶ。シャーリィなら　やれるさ。
マリア：きをつけてね・・・

むらびと：ついに　このむらから　まどうしが　でるのか。　おれのこと　おぼえていてくれよ。
むらびと：ゆっくりして　いけばいいのに。
ししょう：きたいしとるぞ。
むらびと：きょうは、つかれたよ。
しさい：（シャーリィが修道士の場合）きけんなことも　あるじゃろう。
　これを　もっていきなさい。
（「ダガー」を手に入れた）
しさい：おかあさんに　しんぱいかけちゃ　いかんよ。

*　ラルファスむら
そんちょう：がんばるんじゃぞ。
むらびと：おれのこと　おぼえていてくれよ。
むらびと：がんばれよ！

クレア：どうしたの？あら　まあ　しようのないこねぇ。
*　やすみますか？

クレア（シャーリィがLv3以上）：まだ　こんなところに　いたの？
　あなたには　まじゅつしになるという　もくひょうが　あったはずです。
　はやく　おいきなさい。


たてふだ：ラルファスむら
　東　ハイブレス　西　セラス

フェール：さあ、しゅっぱつだ！　じゅんちょうにいけば、　5日くらいの　たびになる。
シャーリィ：おじいさまって　どんなひとかしら？
フェール：ブレスは、りょうみんにしたわれている　かただ。
　じつのまごが　たずねるんだ、　よろこんでくれるさ。
シャーリィ：たのしみだわ。
*　シャーリィたちは、ハイブレスへ　たびだった。